ハチの家文学館

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詩人になれない自分

2018年08月31日 07時07分13秒 | 

                         静岡県掛川市 花鳥園 スイレン

詩とは何だろうと時々思う

幾つになってもわからないで書いている

詩人の本を読めば読むほど自分の感性のなさがわかる

十代、二十代のころは純粋無垢な感性が迸っていたような気がする

真っ青な空と白い雲に眼を輝かせていた時代は過ぎ去って

人間は人生経験を重ねるたびに泥臭くなっていく

それはそれで仕方ないのだけれど思うように言葉が出て来ない

少年のような気持にならないと詩は書けないと大宅歩は言った

本当にそうだとあらためて気づかされる

いまの私はあまりにも幸せすぎるからかもしれない

逆境の時代は自然に言葉が浮かんでたくさん詩を書いた

でも 74歳の今でも まだまだ書ける詩はあるはずだ

詩は言葉遊び いやそんなものじゃない 心の叫びだ

赤裸々に自己を語ることにしよう

あるがままを表現出来ればそれでいい

 

 

 

 

 

 



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