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百四季Ⅱ

2年間、介護業界に派遣社員で勤務してきました。
今年1月から正社員になり、頑張っています。

『トリコロール ~青の愛~』     ジュリエット・ビノシュが若い!

2007-06-22 22:43:12 | フランス映画
トリコロール 青の愛(1994) - goo 映画クシシュトフ・キェシェロフスキー監督
ジュリー(ジュリエット・ビノシュ)は、世界的に有名な音楽家パトリスと娘とのドライブ中に、不慮の事故で重症を負う。病院で目覚めた時、夫と娘は亡くなっていた。絶望の淵に陥るジュリー、彼女は発作的に自殺を図るのだが・・・・。

 ちょっと、フラッシュで光ってしまっていますが、これ日本公開時、渋谷文化村ル・シネマで購入したパンフレット(3作品一緒に解説が載っています)及び、前売り券(青の愛の)の写真です。このビデオの解説を見るために、膨大なパンフレットの中から探しだしました。
故クシシュトフ・キェシェロフスキー監督が生前、構想を温めていた3部作『地獄』を映画化したダニス・タノヴィッチ監督美しき運命の傷痕 - goo 映画を去年ル・シネマで観た感想はすでに去年5月13日、16日のブログで紹介しました。また、この作品が公開される前、記念作品として2週間のみ同劇場でふたりのベロニカ(1991) - goo 映画(ニュープリント版)が上映され、こちらも感想を去年の4月6日のブログで書かせていただきました。
 写真の『トリコロール』パンフレットを見て知ったのですが、最初キェシェロフスキー監督は1988年にビノシュがダニエル・デイ・ルイスと共演したイギリス映画存在の耐えられない軽さ(1987) - goo 映画を見て、『ふたりのベロニカ』の主演はビノシュにしようと考えていたそうです。しかし、その出演交渉時、彼女はレオン・カラックス監督ポンヌフの恋人(1991) - goo 映画の撮影中で断念。あれって、確か、随分期間がかかって完成した作品だったから、当然無理でしたよね。そして新進のイレーヌ・ジャコブ(彼女はトリコロール~赤の愛~ で主役を演じています)を起用するということになったようです。
また、これも考えてみると面白いことなのですが、クシシュトフ・キェシェロフスキー監督は、アンジェィ・ワイダーとともに、ポーランドを代表する大監督。そして、ビノシュの母親もなんとポーランド人の女優だったそうなのです。父親がフランス人です。また、ついでにトリビアをもう一つ。この『トリコロール ~青の愛~』の中に、僅か数シーンですが、ジュリー(ジュリエット・ビノシュ)にアパートを紹介する不動産屋(フィリップ・ヴォルテール)が登場するのですが、彼は、『ふたりのベロニカ』の中で、ベロニカ(イレーヌ・ジャコブ)と共演したキー・パーソン、人形遣いの男を演じた人です。これもついでに言いたくなってしまったのですが、ベロニカに音楽を教える教授(?)の役で、ベルトラン・タヴェルニエ監督田舎の日曜日(1984) - goo 映画で主演の画家ラドミラル氏を演じていたルイ・デュクルーが出演していました。つながりを書いているうちに、色々思い出してしまって止まらなくなってしまって、すいません。タヴェルニエ監督といえばアメリカの著名なサックスプレイヤー、デクスターゴードンが自ら演じ、演奏もしたラウンド・ミッドナイト(1986) - goo 映画、この映画の中に、小さな役だと思いますが、『トリコロール ~青の愛~』の中で、ジュリー(ジュリエット・ビノシュ)の夫の協力者オリヴィエを演じたブノワ・レジャンが出演していたそうです。あと、これで最後にしますが、フランスで実際に起こった青少年の凶悪犯罪をテーマにしたタヴェルニエ監督作品ひとりぼっちの狩人たち(1995) - goo 映画には、当時新人で大抜擢され、大胆な演技も話題を呼んだ主役ナタリー。それを演じたのがブログ最初のほうで触れた『美しき運命の傷痕』に3女役で主演したマリー・ジランだったのです。
どんどん、『トリコロール ~青の愛~』の感想から遠ざかってしまいましたが、果たして、ここまで書いたことに相槌をうってくれる人は、どれだけいるのでしょうか。コメントもらえたら大変、嬉しいのですが・・・・。(続く)

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