日々・ひび・ひひっ!

五行歌(一呼吸で読める長さを一行とした五行の歌)に関する話題を中心とした、稲田準子(いなだっち)の日々のこと。

夫の声を引き出す。

2005年12月12日 | 夫との日々
久しぶりに夫が休み。

ずーっと寝かせていたが、
12時を過ぎてから、起こしてみた。

「起きなくていいの?」と聞くと、
「うん……」という。
「もうお昼だけどいいの?」と聞くと、
「う……うん……。できるところからやりはじめたらいいから……」
と、答えた。

だめだ。夢の中でもお仕事してる。

そのまま寝かせておく。

     ★

6:30pm。

さすがに、ごはんは食べるだろうと思って、
今度は無理に起こした。

ここ数日、すっかり、内にこもってしまい、
まともにしゃべらない。

首をタテにふるか、ヨコにふるかの会話だ。

よそ見をして質問すると、
返事がわからないので、大変。
わかっていても、無視されているような、
錯覚を引き起こす。

……う~ん。こりゃいかん。私までも、いかん。

     ★

晩ご飯を終えてから、
虚ろな感じで、TVを見ている夫に、
試しに、「感想言って」、と、
五行歌の本を見せてみる。

しばらく黙って、読んでいる。

「どう?」とおそるおそる聞いてみると、

「相変わらず、俺をダシにしたこの歌しか光るもんがないな」
と、私の歌の


       我を
       蹴り上げた時の
       懺悔を
       聞きながら
       背を流してやる


を、指さして言う。

「はぁ……。すいません」と何故か謝る。

まだまだヨミが甘いわね、と思いながらも、
心のどこかでほっとした。


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