笑わぬでもなし

世相や世情について思いつくまま書き連ねてみました

入ります

2006-06-18 | 歳時記
毎年、これからの時期が憂鬱になります。これも偏に冷房というやつであります。小生、生来冷房が苦手でありまして、冷房の冷気に当たっていると肘や肩が痛くなりまして、偏頭痛までするという始末であります。齢を重ねるにつれて、その症状は酷くなりまして、昨日なぞは電車に30分弱乗っただけなのに、床につくと肘が熱ぽくなっていました。昨年は巷間クールビズとやらで冷房機の温度を上げましょうと合唱してくれたおかげで、少しは人心地つけたような気がしますが、この時期は、湿度と高温のため、気がつかぬうちに、温度が25,24,23度にと下げられておりまして、「いくら、中身が空っぽのように見えても、こちとらすいかじゃあねえんだあ」と啖呵の一つでも切りたくなります。切ったあとで、どれどれとお頭でも叩かれたら、ご愛嬌でありますが。
 梅雨の鬱陶しさは、傘の重さにもあります。傘を持ち歩くという行為が、これまた歳を重ねるごとに億劫になりまして、毎朝、曇天を睨んでは、心の中で「お竜さんの一声」を呟きまして玄関先の傘立て無視したり、折り畳みを下駄箱の上に置いたままにして出かけます。傘を差さない欧米人ではありませんが、高温多湿の日本では傘を差さずにいることは無理というもでありましょうし、勤勉を旨とする同胞の中では、雨宿りをすることが憚れるというものなのでしょうか。
 近所の梅の木では、青梅が、枇杷の木には枇杷の実がたわわに実っております。うらめしい雨でありますが、雨が降ればこそであります。傘やとお百姓さんの一息と思い、今日も「勝負」と呟き仕事場に向いました。


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