子供達が見つけたものに応える方法で自然観察が進みました。思い出しだけでも多くの発見がありました。1、幹のきれっぱしの出所を探しました。→トウカエデの幹 2、クズの葉の成長と見方をみんなで考えました。 3、イノコヅチのヤジロベイ遊びと虫食いの葉を観察し、イノコヅチの葉は、幼虫の成長ホルモンが多いことを学びました。 4、ゲンノショウコの花の色・葉の形・種の形をみんなで探したり考えたりしました。 4、ツリフネソウの花を見て、3択(Aフネツリソウ、Bツリフネソウ、Cサルツリソウ)で応えさせました。一番多い名前は、Cのサツツリソウでした。 5、オオバコの扇風機遊びをしました。この筋は難ですか?との質問があり、難しい言葉で維幹そくと教えてやりました。 6、モミジイチゴの葉を見つけた子が居て、その隣の子がこの葉はカエデに似ているよ、と言ったのですかさず褒めてやりました。カエデの別名はモミジでモミジの葉に似ているのでモミジイチゴです。と大いに褒めると嬉しそうでした。 7、チジミザサの名前をみんなで考えました。ある子が、チジレザサとすかさず応えました。すごいとまた褒めまくりました。 8、石の上の模様に気がついた子がいました。みんなで大きな石を観察しました。そこでは、ヘリトリゴケ・キゴケを見ました。ついでに周りにヒメノキシノブを見つけた子がいました。子供の目はすごいです。 9、ウバユリの実を誰かが断りなしにとって来ました。まあ仕方ないかとウバユリの実を分解してみんなで観察しました。たくさんの種子とその周りにヒレのようなものがついていることに気がつきました。そこで、この種子がしっかりしてくるとこのヒレでムササビのように遠くに飛んでいくんだよ、と適当に話すとムササビ種子だと大騒ぎしました。 10、タマアジサイを見つけてきたのでみんなでよく観察しました。周りの花びらと思われるものは偽花で真ん中にあるのが本当の花でどうだ!種になっているだろうとまともな話をしました。葉の表面に優しい毛がたくさん生えていること、揉んで葉の色が変わる手品をしたり、パッチン遊びをしたりと、その後もこのタマアジサイに夢中になっていました、 11、ご存知クズの葉では、えばりんぼ葉1枚と優しい思いやりの葉2枚が互いに共存している話をしました。光センサーの話や良く観察すると優しい思いやりの葉の方が大きな葉になることも気づきました。 その他にキツネノマゴ・ノブキ・ススキ・タイアザミ・マユミの実・ツリバナの実・アセビのツボミ・カワラタケ・クロモジ・ヨモギ・ユウガギク・ノコンギク・などなどを見つけて大騒ぎな1時間15分でした。大体がそうですが、こちらから教えたものは実につかず覚える気が無く、聞く気がありませんが、自分たちで見つけたものに応えてやると、恐ろしくやる気が出ることに最近つくづく感じた1時間でした。
まんn
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