3/14にある一部の人達の間ではもの凄く、嬉しいニュースが流れた。
’遺伝性脊髄小脳変性症に対する遺伝子治療、実験成功’の見出し・・・。
読売新聞の夕刊にも、掲載されていた位だから、ネットには、検索をかければ
ある程度の情報は、引っ張ってこれた。
一部の人達・・・この病気の患者・その家族や他の疾患の難病で苦しまれている方々だけど、一部の人達を、知人にもたない大多数の人達にとっては、
見過ごされやすいニューズか『へえ~そうなんだ』位にしか感じないニュース
なのかもしれないけど・・・。
そのニュースが流れた1週間後の金曜日、定期診察があったので
いつも同様、言い忘れていけない事をA4の紙にあらかじめ自宅で書いてきた
プリントに、この研究結果報告を受けて、主治医(脊髄小脳変性症が専門)に臨床医の立場で僕なりに聞きたい事を質問した。
ところが、主治医は、そのニュースを知らなかった。
当然、知っているものだと思っていたのだが、『そのニュースの事は知らないんだ』とばつの悪そうな答えが返ってきた。
『え~知らないんですか、勉強不足ですね!』とつい口に出してしまった。
だけど、直ぐに主治医は「ごめん、直ぐに論文取り寄せて、発表を読むよ」との事で次回の診察時の時まで、ぼくの聞きたかった事は、宿題という事になった。
群馬大学の発表は、基礎研究の分野での発表のため、大部分の臨床医は未だ知らない事なのかもしれない。
現実的に考えると、実験段階での成功は、あくまで、研究室内での事で
実際に、患者への投与となると、あとどの位の時間が必要になってくるのか
誰にもわからない事も現実的にはある。
実験段階で、治せると判っている病気でも、様々な抵抗勢力が、現れて、研究自体が頓挫してしまう恐れもある。
抵抗勢力・・・医学界の事は判らないけど、SCDの研究は群馬大学だけでなく、他大学でも研究している。
その他大学がなる恐れもあるし、製薬メーカー・厚生労働省がなる恐れもある。
では実際、患者の僕らに出来る事は何かを考えた場合、今すぐ、はっきりとこれだという事は、未だないかもしれない。
せいぜい、治験段階での自分自身が、その治療法の、実験台になる事だけかもしれない。
ただ、未だ具体的な、治験に至るスケジュールさえ、発表になっているわけでもない
年々、動きが悪くなっていく進行性の神経難病・・・
時間との勝負かもしれない・・・
僕ら、患者は、黙って、医学の進歩を待つことしか出来ないのかもしれないけれど
ギャーギャー騒ぐというか、治せるという可能性が出てきた以上、
最低でも、自分の主治医には、その論文を読ませるとか
小さい事から、こつこつと、自分で出来る事は、やっていきたい。
当事者にとっては、あきらめるばかりの、人生に、一筋の光が見えてきた。そんなとらえ方をしたい・・・・
’遺伝性脊髄小脳変性症に対する遺伝子治療、実験成功’の見出し・・・。
読売新聞の夕刊にも、掲載されていた位だから、ネットには、検索をかければ
ある程度の情報は、引っ張ってこれた。
一部の人達・・・この病気の患者・その家族や他の疾患の難病で苦しまれている方々だけど、一部の人達を、知人にもたない大多数の人達にとっては、
見過ごされやすいニューズか『へえ~そうなんだ』位にしか感じないニュース
なのかもしれないけど・・・。
そのニュースが流れた1週間後の金曜日、定期診察があったので
いつも同様、言い忘れていけない事をA4の紙にあらかじめ自宅で書いてきた
プリントに、この研究結果報告を受けて、主治医(脊髄小脳変性症が専門)に臨床医の立場で僕なりに聞きたい事を質問した。
ところが、主治医は、そのニュースを知らなかった。
当然、知っているものだと思っていたのだが、『そのニュースの事は知らないんだ』とばつの悪そうな答えが返ってきた。
『え~知らないんですか、勉強不足ですね!』とつい口に出してしまった。
だけど、直ぐに主治医は「ごめん、直ぐに論文取り寄せて、発表を読むよ」との事で次回の診察時の時まで、ぼくの聞きたかった事は、宿題という事になった。
群馬大学の発表は、基礎研究の分野での発表のため、大部分の臨床医は未だ知らない事なのかもしれない。
現実的に考えると、実験段階での成功は、あくまで、研究室内での事で
実際に、患者への投与となると、あとどの位の時間が必要になってくるのか
誰にもわからない事も現実的にはある。
実験段階で、治せると判っている病気でも、様々な抵抗勢力が、現れて、研究自体が頓挫してしまう恐れもある。
抵抗勢力・・・医学界の事は判らないけど、SCDの研究は群馬大学だけでなく、他大学でも研究している。
その他大学がなる恐れもあるし、製薬メーカー・厚生労働省がなる恐れもある。
では実際、患者の僕らに出来る事は何かを考えた場合、今すぐ、はっきりとこれだという事は、未だないかもしれない。
せいぜい、治験段階での自分自身が、その治療法の、実験台になる事だけかもしれない。
ただ、未だ具体的な、治験に至るスケジュールさえ、発表になっているわけでもない
年々、動きが悪くなっていく進行性の神経難病・・・
時間との勝負かもしれない・・・
僕ら、患者は、黙って、医学の進歩を待つことしか出来ないのかもしれないけれど
ギャーギャー騒ぐというか、治せるという可能性が出てきた以上、
最低でも、自分の主治医には、その論文を読ませるとか
小さい事から、こつこつと、自分で出来る事は、やっていきたい。
当事者にとっては、あきらめるばかりの、人生に、一筋の光が見えてきた。そんなとらえ方をしたい・・・・