法律事務所に来るひとたち  written by 弁護士の妻 

岡山の小倉法律事務所に来る人たちを見て
ふつうの【おばさん】が日々感じたことを書いています。

柳沢厚生労働大臣の 意識のズレ

2007年02月09日 | おばさん日記
柳沢厚生労働大臣の (女は子どもを産む機械)に続き
子どもを2人産むことが 健全という 発言。

国会でもいろいろ突っ込まれていたが 大臣は ただただ 頭を下げるだけだった。
言えば言うほど 墓穴を掘る。

それだけ ご自分の感覚が 現代の感覚とずれているのに 気がつかない。
民主党の 菅議員も出産に(生産性・・・)という 言葉を使ったらしい。

子どもを産んで育てることに対して 若い人たちは臆病になったのだと思う。

今日 会ったOさんは 昭和24年生まれなのに 7人兄弟。
1番上は もう75歳とか。
父親は 明治生まれの公務員で 転勤も多かったらしい。
給料もそんなに 多くはなく 公務員宿舎で 家も狭かった。
けれど 母親は7人産むことに 不安は感じていなかったと言う。

昔は 子どもはほっておいても育つ、と 皆 思っていたし 実際
そうだった。
ご飯だけ 飢えさせないように食べさせておけば 大きくなった。
勉強ができる子は 上の学校に行くし 勉強が不得手な子は 手に職を
つけて 自立していった。
そして結婚もし 子どもができた。

この感覚が変わっていったのはいつ頃からだろう?
小泉首相の時代に 会社もアメリカ式になり リストラがすすみ 
若い人は ハケンが多くなった。 

こんな 社会では共働きしないと 生活できない。
いつ 何がおきるかわからない。

これで 子どもが2人いるのが 健全と言われても???