港の朝

三連休突入前夜、東京で飲んだくれて、気がついたら勢いで、新幹線に乗って、あたしたちはアイランドに向かっていた。


アイランドから見える、夜景はまるでロストチルドレンの世界だった。


雪にまみれたあの家と、同じ日本だとは思えない場所

あなたが生きてきた場所


もう二度と来ることはないねって話しして、帰りのバスを一つ見送って、海岸沿いを散歩した。

浮かれていたけど、犬の散歩してる人を見かける度に、心傷んだ。




ごめんね。
すぐにかえるからね。






バック一個で、ここまで来るなんて(笑)


スエットに革靴で足組んでる姿に(笑)


帰りはあっという間だったけど、今回の無茶ぶりに(笑)

混沌とした夜明け

午前５時半
やっと起きて、マシとお母さんと朝茶飲んだ、梅干し食べた。

マシさんが、寝ているばあちゃんの枕元から離れようとしなくて、なんとか説得してお父さんの運転する車で駅へと向かった。

午前６時の北の空にはまだ星がきれいだった。

凍った道を慎重に運転する父は、友達の会社とかあたしのコネで、妹に職を紹介してやれと、無理難題を押し付けてきた。

その話題のまま、かみのやま温泉駅についた。

ぶっきらぼうにあたしの荷物を駅改札まで運んでくれて、マシに、またこいなってポンポン叩いて、彼は行ってしまった。


午前６時半、新幹線が出発して、あたしはマシにごはんあげて、自分も母の握ってくれた、しょっぱいおにぎり食べた。

少し落ち着いたから、iPod聴きながら窓の外を眺めた。
Norah Jonesの声が

新幹線からみえる、赤湯温泉の朝焼けが

あたしのひねくれた細胞をちょっとだけ素直にしてくれたような気がした。















どんなに家族に迷惑をかけようが、今まで自分の道は自分で決めてきた。


自分のためだけに


そんなあたしにあの人たちはバカみたいにあたたかい

やめてぃ

子供たちから大人気のましぃ～
ナデナデされて、気持ちいい～ナデナデナデナデ、あのもうなでなくていいんですけど

マシは子供たちとたくさん遊べて大満足だったみたい。

ポカポカされたり、パンパンしたりして疲れるみたいで、あたしが、ミッドナイト映画を楽しみに起きていても、彼はひとりで寝室で寝息をたてていたよ

ハピニューヤー

山形はー雪がーすごかったー
ましろーはー、雪に埋もれてー動けないー

冬なのに、雷ぴかぴかで、ふるえが止まらなかったよ。

みんなとトランプしてマシボンビーになって、
神経衰弱をじゃましてやったー