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ばーばの独り言

愛する娘へ。孫と過ごす喜びと身辺の出来事

☆ 朗読教室の話し

2008-02-06 01:42:35 | 朗読教室など、習い事
外は晴れ。電車に乗って出掛けた。
窓から見える木々の葉っぱがキラキラと眩しい。
水が滴りそうな湿度の多い雪が、冬色に汚れた葉っぱを洗い流して
さっぱりした緑色に戻してくれた。
日曜日に降った雪がとけて地面は瑞々しい土の色を見せてくれる。
湿度のある空気が暖かい。

そんな中、着いたのは渋谷の朗読教室である。
1月からこの日で4回目。
今度は年配の男の先生だ。(と言っても私が10歳年上だけど)
試験が無いので のほほんと上級コースまで来てしまった。
ただ学ぶのが楽しいという理由で。

このコースの最初の日に、
「ここでは朗読の技術を教えます。」と先生は言った。
今、私たちは朗読のテクニックを教えてもらっている。
ここでは言葉に心が入っている事は「前提」になっている。
だからその上の「朗読の技術」を教えられていると解ったのは
つい最近である
そうか、ここは基礎コースじゃないんだ!

教材は織田作之助の「木の都」
一言一句、なおざりにしないで読まなければならない。
だから一言一句、先生から直される。
たった一言を20回も時には30回も言い直されることも有る。
そんなことはざらである。
論理的な文章を論理的に読む、が課題のひとつだ。

先生の発音を聞いて、それを真似するのだけれど、
これがなかなか難しい。
適切な発音で読み返される。
抑えた言い回し、簡潔な発音。
地味めな先生で、発音も地味のようだけれど、
もっとも適切な発音。 まるで職人芸のようだ。

私達も容赦してもらえない。
ビシビシ鞭打たれている。
脳内で情景をイメージしなければ出てこない。

赤ちゃんだって、最初は大人の真似から入るのだし
画家だって名画の模写から始まるのだから
真似だからっていい加減に出来ない。
大切な順序だと、自分に言い聞かせて 励んでいるつもりだが
・・また壁にぶち当たって足踏みしている。

自分の「声」という壁。
内に篭って、声が出にくい。
壁を突破する方法?
何度もの練習しかないのだろうか?

そうだ! 新兵器を持っている。
「ICレコーダー」
授業を録音して家で何度も練習している。
マイクから聞こえて来る先生の発音に
「な~るほど、適切!」と感激している。
感激しても自分のものにならないのが残念だが。

実力コースの時と変わったこと。
終了時間が午後3時なので、夕飯までには時間がある。
それで、ほとんど毎回、帰り道にお茶して帰ること。
趣味が同じ仲間と話すのは楽しい。
みんな基礎コースからの仲間達。
今日も他愛無いことを話し、何度も大笑いした。
まるで、箸が転がっても可笑しい若い頃に戻ったように





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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (オールドレディー)
2008-02-06 11:47:20
<箸が転がっても可笑しい若い頃に戻ったように…
良かったですね。「笑う角には福来る」です。
大いに笑って憂さを晴らしましょう。

久しぶりの朗読教室の様子、だんだんと厳しくなっていますね。でも、ずっと続けていらっしゃることに尊敬してます。
いつかばーばさんの詩の朗読を聴いてみたいです。
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オールドレディーさんへ (ばーば)
2008-02-07 00:38:43
こんばんは~♪
返信する
Unknown (オールドレディー)
2008-02-07 07:55:33
きっちり長い文章を入れたのにどうしたのでしょうね。
名前だけ入っているなんて変ですね。
私のPCがおかしかったのでしょうか、ごめんなさい。
返信する
オールドレディーさんへ (ばーば)
2008-02-07 13:41:58
私は以前、同じコメントを2回送信したことがあります。
送信できなかったからもう一度送信押したら、2つとも入っていて大汗かいて相手方にブログメールで取り消しをお願いしました。
機械の誤作動、結構ありますね!
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