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ばーばの独り言

愛する娘へ。孫と過ごす喜びと身辺の出来事

☆ 水槽の小動物たち (1)

2005-12-26 06:31:30 | 小動物

昨日、ザリガニのいる40センチ水槽の掃除をしました。 そこには大きなマッカチンのザリガニ(ザリ君)一匹の他に、メダカが1匹、大人のタニシが3匹棲んでいるのです。

隣の駅からバスで30分くらい行った所の池に繋がる小川から、今年の10月中頃に、孫と一緒に捕って来たのです。 11月の末にタニシの赤ちゃんが生まれました。最初は「タニシの糞が無数に水槽に張り付いている」と思って気味悪がっていたのですが、或る日もう一度「これは何だろう?」と水槽の黒い点を内側から陽に透かしてしげしげ見ると、糞かと思った黒い一ミリ位の点には、2つの触覚がついていたのです。

「うわーっ、これタニシの赤ちゃんだよ」と孫に見せると、「ほんとだ。触覚の他にちゃんと殻がみえるよ」 一ヶ月前にも「黒い糞」が無数に付きました。その時は水槽からこすり落として捨ててしまったのです。まさか、タニシの赤ちゃんとは!近頃老眼の進んでいる私は気が付きませんでした。タニシと気が付いたらもう捨てられなくなりました。おまけに、ちっちゃい子タニシを水に流してしまいそうで、水槽の中の掃除も躊躇われました。

そうしている間に水槽はどんどん水苔が繁茂し、ガラス面に貼りつきだしました。相変わらず黒い点にしか見えない子タニシは、ガラス面に点々とくっ付いています。数えたら30匹以上います。ザリ君の棲家のたこつぼの上にも10匹以上黒い点がいます。偽草の上にも、エアーポンプの中にも黒い点が見えます。 タニシは水槽に付いた苔やザリガニの食べ残し等お掃除してくれるというので、少し汚くなりましたが我慢しました。

水は一週間に一度、5分の1くらい取り替えるだけになりました。 一ヶ月経ちました。アチコチから長くなった苔が垂れ下がり、薄汚くなりました。暮れだというのに、とイライラし始めました。我慢の限界が来ました。だんだん水槽がお化け屋敷風になっていったのですもの。

ついに昨日、バケツやタライを動員して水を移し、ザリ君やめだか1匹、大人タニシも移し、子タニシを手指に貼り付けて慎重に拾い出し、とだいたい救助して、砂利やガラスの3面を洗いました。ザリ君のタコツボもエアーポンプの回りも、埃が溜まったように汚くなっていたので子タニシをとり除いた後にタワシでゴシゴシこすりました。 洗い過ぎてしまったかなと危惧しましたが、一度洗い出したら止まらなくなってしまいました。水槽はピッカピカになりました。 

 バケツやタライに移した水はそのまま水槽に戻し、ザリ君、めだか、タニシ(大人と沢山の子タニシ達)、水草も戻しました。ところがその晩からザリ君が落ち着かなくなったのです。 エアーを送っているポンプの管を、後ろ足を使って器用に登り、なんとか脱走しようとプラスチックの蓋を両のハサミで押し上げたり、力尽きて管から落ちると、尾鰭と後ろ足で精一杯立ち上がりハサミを天に向かって振り上げ、「ここから出たいよう。出たいよう。」とばかりガラス面を回り出すのです。

まるでダンスのステップのように横歩きをするので、私はザリ君の「出たいよダンス」とよんでいるのです。 ウチにきた当初、脱走しようと水槽の蓋をカタカタ鳴らして押し上げたり、「出たいよダンス」を踊ったり、と盛んに試みていましたが、苔が生えたりタコツボに自分で砂利を入れたりして、棲み慣れてくると落ち着きました。

今回は久し振りに綺麗に洗われてしまったので、又望郷の念が起きたのでしょう。彼らに過大なストレスを与えてしまったようです。 子タニシは1ミリの黒い点だったのが2ミリ程に成長しておりました。個体差は有りますが。



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1 コメント

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ウチの水槽の小動物たち (ks)
2005-12-26 14:00:13


微笑ましく、可愛いエッセイです。童話の世界ですね。



我が家の大掃除はいつになるのか?誰も言い出しません!
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