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福津市のごみ収集はおかしくない?

フリーライド(ただ乗り)に対する反論 (No.81)

 フリーライドとは、利益を享受する一方、費用は負担しないことを言います。最近、某自治会では、ごみの地域分別収集について、自治会未加入者がごみを投入するのは、会員にとって不平等(フリーライド)だとの論議が起こっています。自治会未加入者のごみ投入を認めないようにすべきと一部の自治会役員が強硬に主張し続けています。地域分別収集のフリーライドについて、法的な面と費用的な面を考えてみたいと思っています。
 まず、法的には今まで何度も、このブログで申し上げてきました通り、ごみの分別収集は市の役割です。自治会の行っている地域分別収集は、市の委託を受けた業務です。もし自治会がごみの受入れ拒否をした場合、市が自ら住民のごみを分別収集し処理する統括的な責任があります。このことを、ご理解して頂いたうえで、自治会未加入者は委託先の自治会ではなく、福津市うみがめ課に対してごみ分別収集を至急講じるよう抗議すべきです。また、地域分別収集でトラブルを抱えている自治会は、市に委託業務を返還して、市が自ら地域分別収集を実施するように通告すれば良いと考えます。
 続いて費用に関しては次の様に考えます。令和3年度福津市一般会計予算で郷づくり交付金事業には1億3528万7千円充てられています。令和3年8月31日現在の福津市世帯数は29,046世帯です。単純計算すると1世帯当り4,657円負担することになります。これから
郷づくり推進協議会関連の費用を除くと1世帯当り約4,000円自治会に交付金から支払っています。世帯数は自治会未加入者の世帯も含まれていますから、未加入者も費用を負担しているのです。フリーライドなどしていないのです。
 福津市が詳細な郷づくり推進事業交付金の算定内訳を公開していないから、また毎年
輪番制により自治会役員が変わる自治会の事情から、状況を理解できない自治会役員に
よって、このようなトラブルは毎年繰り返し起こります。福津市が、このような事態を放置つづければ、住民の分断と行政不信は、ますます広がっていくことでしょう。

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