そのうち一歩

たくさん生きても世の中
知らないことばかり。
独り言をつぶやきます。

バックパッカー アジアからオーストラリア⑦

2023-10-21 23:56:32 | 旅行
今日から更に小さなバックパックに荷物を詰めてシェムリアップ、タイ、マラッカに出発です。

本当は深夜特急の小説のようにマレー半島を縦断するつもりでした。
しかし現在は深夜の寝台列車が真夜中乗り換えだったり新しい車両になっていたりで諦めました。

シェムリアップへはエアアジアが安くてお勧めです。



クアラルンプール空港ではプライオリティラウンジが閉鎖の代わりにサマサマホテルで食事が出来ます。送迎付きです。







シェムリアップのプライオリティラウンジは閉鎖というかもう存在していませんでした。

空港からグラブというUberアジア版アプリでトゥクトゥクを呼びました。

数分後フェンスの外で手を振るトゥクトゥクが到着しました。

するとまた恐いことが起こりました😭

空港敷地から徒歩で歩き出すと待機していたタクシー運転手達が怒鳴り始めます。

何故なのか分からずオロオロしていると迎えに来たトゥクトゥクの運転手が「走れ!」と私に叫びます。

少なくても手招きしているトゥクトゥクの運転手は見方だと判断して走り出しました。

すると後ろから「チップ!」と叫びながらタクシー運転手が近づいて来ます。

訳がわからずなんとかトゥクトゥクまで辿り着くとすぐに空港をあとにしました。



どうやらシェムリアップ空港ではグラブの参入に伴い、タクシー運転手が観光客を囲う行為が常なのだそうです。

日本で言えば白タク排除みたいな感じなのでしょうか。

観光客からしたら乗車する前から料金が明確なグラブは安心であり、どこでも呼べるし、安いし、現在地点、到着時間まで表示されます。
でも新しい商売はタクシーには迷惑な存在ですよね。

カンボジアはマレーシアよりも金銭の要求がストレートな国だと感じました。

シェムリアップの宿はワンダーズホテル。確か一泊700円位。女性専用の6人部屋です。綺麗で居心地の良い最高のホテルでした。















部屋のメンバーは何人かは入れ替わりますが、
仕入れのように洋服を連日買いに行く子。
昼間は休んで夜になると街へ繰り出す子。
彼氏を部屋に連れ込む子。
裸でうろうろする子。
色々ですが皆大体静かに過ごします。

このホテルは独自に様々なアクティビティを開催していてそれが安いのです。

アンコールワットで日本人に会いましたが日本語ができるガイドツアーで二万円だそうです。

我が宿ではアンコールワット半日ツアー39ドル。
英語ガイドなしのトゥクトゥク送迎のみだと16ドル!

どうせ英語分からないので16ドルのツアーに申し込みました。

これが当日めちゃくちゃラッキーな経験となるのでした~😊

バックパッカー アジアからオーストラリア⑥

2023-10-12 19:41:10 | 旅行
ここから約一週間観光します。
行った場所
•ピンクモスク
•グリーンモスク
•イスラム博物館
•クアラルンプール駅
•イエローモスク
•チャイナタウン

毎日行った場所をノートに書いていたのにノートを無くしてしまったのでかなり適当な場所名です。いつか調べ直そうと思っています…しないかな💦

そしてアクションカメラで動画を撮っていたので写真がなかったですね…

まずモスクにはテーマカラーがあります。見学者に貸し出すガウンもそれに合わせてあります。











イスラム博物館はもちろん、ひっそりと併設されたポリス博物館も面白かったです。





































一番素敵だったのはクアラルンプール駅です。保存されることもなく朽ち果てていても現役の駅です。















繊細で折れてしまいそうな建築物が毎日朽ちていく様子は胸が締め付けられます。
いつか誰かの手が入り補修され観光スポットとなればもうこの気持ちを感じることは出来ません。

1階アーケードの窓を囲む電球の数は圧巻です。
その栄華を想像するだけでワクワクしながら、薄暗いアーケードで割れた電球を撫でました。

バルセロナやヴェネツィアではもっと古い歴史的建造物に触れることができましたが、観光地化されています。

暗くて誰もいないこの静かな場所だから感じることが出来る切なさを嬉しく噛みしめながら帰りました。
ファミリーマートに寄ると珍しいおにぎりが…
















明日は更に荷物を減らし
ミニバックパック一つでシェムリアップ、タイ、マラッカに行くつもりです…

が…
またまたトラブルで結局タイには行くことが出来ないのでした…

とりあえず明日はシェムリアップに入ります。



バッグパッカー アジアからオーストラリア⑤

2023-09-29 20:42:17 | 旅行
ようやく宿にチェックイン!
一泊900円程の宿です😙

写真のパブリックエリアは綺麗です。ツインタワーが見えます。

フロントのお兄さんは逞しい腕に墨がびっしりと入り、凶器のように長く伸ばして黒く塗られた小指の爪の用途は何だろう。今、紙に巻いている枯れ草は何のハッパだろうか。

開け放たれたホテルだが何にも勝るセキュリティを感じました。

ともかく数週間、我が城となるタラゴンホテルに到着したのだった。

持参した深夜特急を読むのが楽しみだー

パブリックエリアには本格的なPC機器を持ち込んで仕事をする人、たぶん住んでいる人、地方から遊びに訪れたと思われる現地のおばさま団体、欧米人カップル…賑やかです。

私はこのホテルを拠点に荷物を置きっぱなしにして他の都市へ向かうつもりです。

部屋は個室で鍵も閉まるし快適でした。

が、家族に写真を送ると全員が「私には無理」という。

娘に至っては自分がマレーシアで宿泊するホテルは自らで予約。反動のためか母への不信感のためか5☆にしたと連絡がきました…


よかったのはこのホテルは26階に位置していることです。蚊やその他の虫が一番怖かったので、その心配が一切ありませんでした。

シャワーもトイレと別々の個室でちゃんとお湯が出ます!

ららぽーとクアラルンプールがすぐ側にあり、食品の調達も容易い!

万全なセキュリティもね😂

明日からはモスク巡りと探索を開始します。


バッグパッカー アジアからオーストラリア④

2023-09-29 19:42:23 | 旅行
ジョホールバルで一泊しようかと思っていましたが、折角おじさんが案内してくれたのでこのままクアラルンプールを目指します。

ほぼ時間通り深夜12時にバスターミナルに到着。

TBSはクアラルンプールの長距離バスが集まる大規模のバスターミナルです。

終電もない深夜。タクシー乗り場に向かうエレベーター前には数人の男性が談笑していて、声をかけてきます

「タクシー」と言うので運転手なのでしょう。親切にエレベーターのボタンを押すと去っていきました。

恐怖はここからです。

エレベーターが到着すると薄暗い広場で、先ほどのタクシー運転手達が待ち構えていました。

「チップを渡せ。」
「タクシーに乗れ」
たぶんマレーシアの言葉で言いっています。

タクシーに乗るしか選択肢はないのですが恐怖で乗れません。
タクシーにはメーターも付いていません。

反射的に薄暗いタクシー乗り場から走って離れました。

街灯の下で至難に暮れていると、旦那さんを迎えに来た母子の車が停まりました。

心細さから車に近づき困った状況を女性に伝えると、察した女性は旦那さんに何か指示をしました。

しばらくすると、先ほどのタクシー運転手グループとは違う運転手を連れてきました。

その運転手に行き先までの値段まで聞いてくれました。

こうして無事に目的地に到着できたのですが…

深夜に行動する自分の甘さに猛反省です。

当たり前だから人を助ける。
この旅で何度もそうした援助を受けました。

旅先の助けてくれた人々に対してただ恐縮するのではなく、その当たり前の行為に素直に感謝を伝えました。

私も人を支援する仕事をするにあたり、見返りや感謝を求める気持ちになった時点でそれは間違っていると判断します。

支援する仕事を自分のやりがいとも考えたくはありません。

人を助けるのはただ当たり前だから。

人を愛するのもただ当たり前だから。

いたってシンプル。

それができている人達を尊敬します。

旅のご恩のお返しは、私がまた別な誰かを助けることとさせて下さいませ~😭
ありがとうございました!







バッグパッカー アジアからオーストラリア③

2023-09-18 03:37:33 | 旅行
シンガポール、チャンギ空港から国境越えのバスに乗りマレーシア、ジョホールバルを目指します。

国境越えの順番は
①バスを降りてシンガポール出国審査
②バスに乗り込み国境越え
③バスを降りてマレーシア入国審査
④バスに乗り込みジョホールバルへ

バスの乗降を4回繰り返す必要があります。

結果から言うと最終的にジョホールバルまでのたどり着けた乗客は半分くらいでした。

私はチャンギ空港でバスを待っている時にマレーシア人のおじさんに話しかけられました。

私の理解力だと
「二人で行動しよう」
「一人が遅れたら運転手に伝えよう」

的な…どゆいみ??

国境が近づくとおじさんは
「今日は空いてるぞ。ラッキーだ」
「荷物は全て持っていけ。さもないと道に荷物が置いていかれるぞ」

とジェスチャーで教えてくれました。

言われるがままに①の出国審査のためにバスを下りると…

みんな走り出します!!

エレベーターなんて待たずにスーツケースを抱えて階段をダッシュする人もいます。

とりあえず、おじさんと共に走りレーンに並びます。

無事出国審査を終えるとまた走ります。

階段の上から見ると同じ様なバスがたくさん並んでいます。

私達を乗せてきたバスは降車した場所ではなく、移動して乗車専用場所で待機していたのでした。

おじさんがバスの運転手を見つけてくれたおかげで、また同じバスに乗車することができました。

周りを見渡すと乗客数人がまだきていませんが、5分くらいするとバスは国境に向かい出発します。②国境越えです。

現在、徒歩での国境越えはできません。乗車に間に合わなかった人達はどうしたのでしょうか😥

程なく③マレーシア入国審査のため、バスを降車します。

先ほど手順は学んだので、またおじさんと走り出します。

ところがおじさんはマレーシア人なので自国のレーンへ。
私は外国人のレーンへ。

私は今おじさんに見放されたらバスさえ見つけられない!!

と不安いっぱいで入国審査を済ませると…

なんと、おじさん待っていてくれました😭

入国審査は出国審査より時間がかかります。

おじさんと共に階段の上からバスを探すと下界はカオスでした…

自分の乗ってきたバスを探して叫ぶ人。

乗り遅れたのか違うバスに乗せてくれと現金で交渉する人。

連れが来ないから出発しないでくれと運転手に頼む人。

バスから投げ捨てられたらスーツケース。

スーツケースは置いていってあげる方がたぶん親切です。このままバスと共に行ってしまったらバス会社まで取りに行かなければならないから。

こうして④最後の乗車をし、周りを見渡すと乗客は最初の半分程になっていました。

ジョホールバルに到着すると、おじさんはクアラルンプール行きのバス乗り場に案内してくれました。

急いでお水を買って汗だくのおじさんに渡すとおじさんは神々しく去っていきました。

どっと疲れましたが、実はこの国境越えを今度は逆からすることになります。

そして次回の国境越えは、見事にバスを乗り過ごしカオスに飲み込まれていくのでした…