落穂拾い

Gleanings in my life

殺害と死亡

2004年10月01日 19時53分07秒 | News
米軍が武装勢力掃討作戦、80人殺害…イラク中部 (読売新聞) - goo ニュース

イラクでもアフガニスタンでもそうだけど、新聞報道の見出しが「○○人死亡」の場合と、「○○人殺害」の場合とがある。読んだ感じでは、「殺害」の方がより一層冷酷で非道い話しに思えてしまう。

おそらく、報道する側もわざと言葉を変えているのだと思う。

テロだって「殺すために自爆」してるんだから、殺害と言っておかしくないし、ヘリや航空機からの爆撃だって「殺すために爆弾投下」してるんだから、殺害と言っておかしくない。

だけど、報道では「片方が圧倒的に強くなった場合」に「殺害」という単語を使い始めるような雰囲気を感じる。

イスラエル軍、ガザに侵攻、パレスチナ側32人死亡(朝日新聞)

このニュースだってそうだ。「パレスチナ人が32人殺害された」
それが事実だ。

どうして、報道はそう伝えないのだろう?
まるで「殺した」という事実を秘匿して「死んだ」という事実だけを報道したいかのようだ。

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