一昨年の夏から、メイクに目覚めた。
糖質制限で、マイナス16キロ減を実現し、20代の体重に戻った物の、自撮り写真がめっちゃ残念だった。
そこで、梅田の写真スタジオで、メイクをしてもらってプロフィール写真を撮ってもらった。
「こんなにしてもエエんや」って、思った。
メイクを始めて、ビューラーを使い始めたら、一週間で二重になった。
そこで、もう一度、二重になった記念で、写真スタジオに行ってみたのだが。
残念な結果になった。
分厚いファンデと、つけまに阻まれて、年季の浅い私の二重が、二重にならず、目が開いてなかった。
これでは、一重の時と、大差ないやんか。
「二重になった記念」だった筈なのに。(TT)
一部の生徒さんは、心から、「きれいに撮ってもらっている」と言って下さり、一年半前の写真よりは、ずっと反応が良かった。
まあエエか。
ただ、スルドイ生徒さんが、上手いこと、言ってくれた。
「先生よりキレイなオバサンが写っとる。先生、もっと元気で若い。」
分かってくれるかい?
そやねん。
何か、キャラ違うねん。
私は、私のままのキャラで、2~3割増しの上げ底感のある撮りにしてほしかった。
せっかくやし、パチッと目が開いた状態で。
「今の私」を、残しておきたかった。
残念。(TT)
ただ、そういう、私史上最高の写真は、進歩を阻むらしい。
でもなあ・・・・・。
という訳で。
「さよなら、パウダー」なんである。
テレビで、メイクの話をしていた。
ちょうど、いろいろ気になるお年頃の人を対象にした企画で。
そこで、パウダーにさよなら的な表現をしていて、「賛成やわ」って思った。
でも、使ってるやん、パウダー。
「パウダーファンデ」は使ってない。
でも、他のパウダー、使うんやな。
何か、私のとは違うんやわ。
あちこち気になるお年頃である。
たるみとか、張りのなさとか、小じわとか、乾燥とか、ほうれい線とか。
デブだったあの頃。
全く気にしてなかった。
乾燥も小じわもあったはずなのに。
脂肪が押し上げていたので、ほうれい線とかは、マシやったんやろうか。(^^;
でも、そういう問題でもないな。
どうでもよかったんやと思う、あの頃は。
そう、なんてったって、乾燥と小じわですよ。
「さよならパウダー」のその理由。
そもそも、メイクの参考にした本は、「女子アナメイク」という本で。
メイクの前に、水分をたっぷり含ませた肌に、オールインワンジェルみたいなクリームでBBくりーむを更に溶いて伸ばしたものを、ベースに塗る。
厚塗りをしないという物。
他には、アイメークは、ブラウン系のみなど。
素肌が美しいんだろうなあとか、すっぴんもきれいなんだろうなあと思わせる、メイクをしているけどメイクを感じさせないメイクという物で。
実際、生徒さんに、「先生、肌がもともときれいやから」と言われた。
文脈を考えると、本気でそうおっしゃったんだと思う。
「私はそうではないから、そんなメイクはとても無理」的なニュアンスだった。
これは、まんまと、狙いが当たっているということになる。
ところがですよ。
最近、冬場で、乾燥がひどいと、夕方には、目の下の小じわがひどいことになっている。
これは・・・・・・。
プレストパウダー(粉おしろい)がイカンのではないだろうか?
リキッドファンデやBBクリームで、ベースを仕上げると、大概、仕上げに、粉おしろいをはたく。
この頃のメイクと、バブルの頃のメイクで、違うなあと思うことの一つが、肌の仕上げ方。
昔は、「白磁のような肌」が良いとされていた。
きめ細かくて、マット感がある、テカっていない肌が、上品とされた。
ところが、最近は、ツヤ感が重視されている。
まあ、脂で、テカっているのとは、ちょっと違うツヤ感ではあるけど。
マットな肌に仕上げようと思うと、パウダーファンデかBBクリームでベースを作ると、最後の粉おしろいは必須ということになる。
でも、最近、朝一に、メイクの仕上げに粉おしろいをはたくと、せっかく薄付きの印象に出来上がった物が、一気に、塗ってますだ感を増す気がするのですよ。
要らんな。
実際、朝一のメイク直後の質感を見ても、ない方が良い。
で、その勢いで、今朝、粉のアイシャドウを使うのも、やめてみた。
我流ではあるけど、目元用コンシーラーを使っているので、コンシーラーで白っぽく仕上がるので、白いハイライトを省略してもまあ、許せる気がする。
ブラウンの部分は、「ヴィセ リシェ アイクレヨン ブラウン」というのを使って、少し面積を出してぼかすことで、ブラウン系のパウダーのアイシャドウを省略した。
その上から、リキッドのアイラインを入れた。
良い!
後は、アイブロウは、パウダーで。
眉毛に、BBクリームがダマになって固まりやすいので、その上からパウダーで書いたものを、BBクリームがキャッチしてくれる。濃いめに付いてしまったBBクリームが、下塗りの役目をはたして、ちょうどいい感じ。
マスカラは、フィルムタイプで伸びの良いのを見つけてあるので、それで最初に全体を塗って、乾ききる前に立ち上がりを強力にキープしてくれるウォータープルーフタイプのを見つけてあるので、それで部分的に立ち上げる。
チークは、「ヴィセ リシェ リップ&チーククリーム」のみ。
女子アナメイクでは、この後、パウダータイプを使うと書かれているけど、特に必要ないと思う。
ただ、このリップ&チーククリーム、ケースの蝶番の部分が、買ってすぐに壊れた。
こういうところは、残念。ケースに原価をかけてないってことやんな。
さて、夕方、家に帰って来て。
ふと思い出してチェック。
全然違う!
乾燥感と、小じわ感が、全然違う。
かなり、防げている。
とまあ、そんな訳で。
アイブロウ以外の、全てのパウダーと、しばらくサヨナラして、様子を見てみることにしたのである。
実は、20代のころ、メイクが嫌いだった。
というのは、当時の定番であるパウダーファンデを使うと、汗をかいた時のドロドロ感の汚さが、嫌で嫌でたまらず、こんなことなら、何にも塗ってない方がマシなのでは?って、いっつも思っていた。
一番最悪なのは、鼻の下ですね。
ホンマに、汚い。
見たくない。
その気持ちは、今も変わらない。
あんな汚い落ち方をするなら、塗らない方がマシ。
今の私に言わせても、パウダーファンデが、なぜこの世に未だに存在しているのか、理解できない。
断然、私は、BBクリーム派だ。
何故、汚いのか?
それはね。
パウダーの粒子が荒いから。
ここら辺から、リケジョ崩れ的、論理的分析の本題なんですけど。
ざらざらの粒子が、肌の凸部からは、きれいに剥がれ、毛穴、小じわ等、あらゆる凹部に、引っかかって、泥汚れみたいになる。
まあ、大きな粒子を使いたい気持ちも分かる。
絵具や、筆記用具や、プリンターのインクで言えば。
パウダーの大きなものは、いわゆる「顔料インク」にあたり、不透明感が強く、別の言い方をすると、「カバー力」がある。
シミやくすみを隠したいということであれば、カバー力が欲しいってことになる。
ただ、間違いなく、厚化粧感は出る。
間違っても、素肌がきれいだと、思ってもらえることはないと思う。
さらに、粒子が細かいはずのプレストパウダーでもダメなのは、何故か?
画材で言えば、パステルと一緒で、粉を定着させるためのメディウムが、ない状態だから。
もっと分かりやすく言えば、チョコですね。
BBクリームは、チョコ本体に、チョコレートコーティングした状態。
プレストパウダーや、パウダーファンデは、コーテイングの上から、ココアをかけた状態。
泥団子の仕上げに、細かい土をまぶして、きめ細かく仕上げたのと一緒で、層としてはかなり厚付きになるし、場合によっては、層の厚さにムラが出る。
朝一の仕上げの段階でも、塗ってますだ感が出るというのに、夕方、乾燥が進んでくると、ココアがキャッチできずに、浮き上がって剥がれ、シワなどの低いところにたまる。
どうしようもなく、皺が強調されるし、乾いているのが、見え見えや。
とはいえ、しっかり塗らなかったら、日焼け、くすみ、シミが、カバーできないんじゃないのか?
って疑問はありますよね。
私の個人的な感覚ですが。
BBクリームでも、SPFの方ではなくて、PAの値が大きい物を選ぶと、良いと思うんです。
PAが高い物は、紫外線予防、特に肌の深層に達して、コラーゲンの網目を破壊するUVB対策には、欠かせないってところですが。
私の場合、薄くつけるので、果たして、どれほど紫外線対策になっているのかは、謎です。
はっきりと確かめたわけではないのですが。
PAの値の大きなものは、可視光線域の紫系の色の反射も強い気がします。
日焼け止めクリームを塗ると、白塗りっぽくなるのと、一緒だと思います。
この白さで、日焼けやくすみ感を、幾分カバーできる気がします。
わざわざ、肌色の壁(粒子の大きなパウダーの層)を、そこまで頑張って厚く塗らなくても。
人間の肌を考えた時、人間の肌は、肌表面では、光を「全反射」していないと思います。
幾分、肌の奥にも、光は届いていて、少し深い所からの反射もあると思います。
極端な例えをすると、「落雁」と、「ういろう」の違い。
半透明というと言いすぎですが、少し深い所からの反射があるというのは、「ういろう」の状態で、それが、肌のみずみずしさや透明感を感じさせているんじゃないのかなあ。
あまりにも、カバー力の強い粒子の大きな粉を、ガッツリ塗ってしまうと、「全反射」の状態を作ってしまう。
それが、厚塗り感や、塗ってますだ感を、感じさせる。
人工的な、厚塗りの漆喰の壁みたいに見せてしまうんじゃないだろうか?
ところが、紫外線を反射し、可視光域の紫を反射する成分が入っているBBクリームや日焼け止めはどうかというと。
紫外線はカットしつつも、可視光域の光は、幾分、透過しているんじゃないのかなあと思う。
だから、少し深い所での反射も起こる。
全反射とは、質感が違って見えるんだと思います。
いくら、黄色っぽい、青っぽいといったような、地肌の色味を調整しても、全反射をしてしまえば、自然な地肌の持つ透明感は、失われてしまう。
と、思うんですよね。
で、「先生より、キレイなオバサンが写っている」なんですよ。
理由は、いろいろあると思う。
前髪が伸びた状態で行ってしまったがために、髪型が、カチコチに固められていたこともそう。
↑最初の予約が、母のシャントの手術の日に当たってしまったため、キャンセル
↑↑それから、49日後(7週間後)にリベンジしたので、伸びまくってました
でも、もう一つは、この全反射問題ですね。
厚塗り感が、めっちゃしてます。
ストロボ光が、上手く反射しつつ、幾分透明感を残しつつ、くすみ感を消す、そういう撮影用のファンデがあれば良いんですけどね。
ちなみに、プチプラの化粧品でメイクをしているのBBクリームの定番は、「コーセー ファシオ BBクリーム モイスト」です。
今、前に買った他のもあるので、不本意ながら、前に買った物を少量混ぜて、2色ブレンドですが、使い切ったら、この一種類だけで行こうと思っています。
もう一つPA値が高いのもあるのですが、美白効果のある化粧品に、以前アレルギーを起こしたことがあるので、BBクリームもオールインワンジェルも、あらゆるもの、「美白」と書かれた物が怖いんです。
化粧水は、水溶きグリセリン、水対グリセリン、おおよそ10対1の物を、3日ほどで使い切れるだけ、こまめに混ぜています。
3日ほどで使い切れたら、防腐剤も入れなくても大丈夫だし。
これなら、絶対、アレルギーは起こらないし、お安いし。
あ、書き忘れてましたが。
「ヴィセ リシェ クレヨン アイカラー」にも、もちろん、茶色い粒子は入っていますが、「メディウム」に当たる物がしっかりしていて、ちょっとオイリーな感じで粉をしっかりキャッチしていてくれて、滑らかに付いています。
もともと、これの緑を使っていたのは、アイラインの下地としてで、オイリー感があって、リキッドアイラインの滑りが良くなって書きやすいから。緑だったのは、茶色の補色に近いので、ダークブラウンのアイラインの下地に使えば、アイラインの仕上がりを、より黒に近く見せつつ、黒でない色に出来そうだったから。
とまあ。
そんなこんな。
「さよなら、パウダー」宣言。
もっと、潤いのある若い肌なら、パウダーOKなんですかねえ?
それにしても。
この年にして、こんなにまじめにメイクを始めるなんて。
若い頃の私が知ったら、どれほどびっくりするだろう?
だってさ。
やってみれば、意外と上手かったんやもん。(^^;
糖質制限で、マイナス16キロ減を実現し、20代の体重に戻った物の、自撮り写真がめっちゃ残念だった。
そこで、梅田の写真スタジオで、メイクをしてもらってプロフィール写真を撮ってもらった。
「こんなにしてもエエんや」って、思った。
メイクを始めて、ビューラーを使い始めたら、一週間で二重になった。
そこで、もう一度、二重になった記念で、写真スタジオに行ってみたのだが。
残念な結果になった。
分厚いファンデと、つけまに阻まれて、年季の浅い私の二重が、二重にならず、目が開いてなかった。
これでは、一重の時と、大差ないやんか。
「二重になった記念」だった筈なのに。(TT)
一部の生徒さんは、心から、「きれいに撮ってもらっている」と言って下さり、一年半前の写真よりは、ずっと反応が良かった。
まあエエか。
ただ、スルドイ生徒さんが、上手いこと、言ってくれた。
「先生よりキレイなオバサンが写っとる。先生、もっと元気で若い。」
分かってくれるかい?
そやねん。
何か、キャラ違うねん。
私は、私のままのキャラで、2~3割増しの上げ底感のある撮りにしてほしかった。
せっかくやし、パチッと目が開いた状態で。
「今の私」を、残しておきたかった。
残念。(TT)
ただ、そういう、私史上最高の写真は、進歩を阻むらしい。
でもなあ・・・・・。
という訳で。
「さよなら、パウダー」なんである。
テレビで、メイクの話をしていた。
ちょうど、いろいろ気になるお年頃の人を対象にした企画で。
そこで、パウダーにさよなら的な表現をしていて、「賛成やわ」って思った。
でも、使ってるやん、パウダー。
「パウダーファンデ」は使ってない。
でも、他のパウダー、使うんやな。
何か、私のとは違うんやわ。
あちこち気になるお年頃である。
たるみとか、張りのなさとか、小じわとか、乾燥とか、ほうれい線とか。
デブだったあの頃。
全く気にしてなかった。
乾燥も小じわもあったはずなのに。
脂肪が押し上げていたので、ほうれい線とかは、マシやったんやろうか。(^^;
でも、そういう問題でもないな。
どうでもよかったんやと思う、あの頃は。
そう、なんてったって、乾燥と小じわですよ。
「さよならパウダー」のその理由。
そもそも、メイクの参考にした本は、「女子アナメイク」という本で。
メイクの前に、水分をたっぷり含ませた肌に、オールインワンジェルみたいなクリームでBBくりーむを更に溶いて伸ばしたものを、ベースに塗る。
厚塗りをしないという物。
他には、アイメークは、ブラウン系のみなど。
素肌が美しいんだろうなあとか、すっぴんもきれいなんだろうなあと思わせる、メイクをしているけどメイクを感じさせないメイクという物で。
実際、生徒さんに、「先生、肌がもともときれいやから」と言われた。
文脈を考えると、本気でそうおっしゃったんだと思う。
「私はそうではないから、そんなメイクはとても無理」的なニュアンスだった。
これは、まんまと、狙いが当たっているということになる。
ところがですよ。
最近、冬場で、乾燥がひどいと、夕方には、目の下の小じわがひどいことになっている。
これは・・・・・・。
プレストパウダー(粉おしろい)がイカンのではないだろうか?
リキッドファンデやBBクリームで、ベースを仕上げると、大概、仕上げに、粉おしろいをはたく。
この頃のメイクと、バブルの頃のメイクで、違うなあと思うことの一つが、肌の仕上げ方。
昔は、「白磁のような肌」が良いとされていた。
きめ細かくて、マット感がある、テカっていない肌が、上品とされた。
ところが、最近は、ツヤ感が重視されている。
まあ、脂で、テカっているのとは、ちょっと違うツヤ感ではあるけど。
マットな肌に仕上げようと思うと、パウダーファンデかBBクリームでベースを作ると、最後の粉おしろいは必須ということになる。
でも、最近、朝一に、メイクの仕上げに粉おしろいをはたくと、せっかく薄付きの印象に出来上がった物が、一気に、塗ってますだ感を増す気がするのですよ。
要らんな。
実際、朝一のメイク直後の質感を見ても、ない方が良い。
で、その勢いで、今朝、粉のアイシャドウを使うのも、やめてみた。
我流ではあるけど、目元用コンシーラーを使っているので、コンシーラーで白っぽく仕上がるので、白いハイライトを省略してもまあ、許せる気がする。
ブラウンの部分は、「ヴィセ リシェ アイクレヨン ブラウン」というのを使って、少し面積を出してぼかすことで、ブラウン系のパウダーのアイシャドウを省略した。
その上から、リキッドのアイラインを入れた。
良い!
後は、アイブロウは、パウダーで。
眉毛に、BBクリームがダマになって固まりやすいので、その上からパウダーで書いたものを、BBクリームがキャッチしてくれる。濃いめに付いてしまったBBクリームが、下塗りの役目をはたして、ちょうどいい感じ。
マスカラは、フィルムタイプで伸びの良いのを見つけてあるので、それで最初に全体を塗って、乾ききる前に立ち上がりを強力にキープしてくれるウォータープルーフタイプのを見つけてあるので、それで部分的に立ち上げる。
チークは、「ヴィセ リシェ リップ&チーククリーム」のみ。
女子アナメイクでは、この後、パウダータイプを使うと書かれているけど、特に必要ないと思う。
ただ、このリップ&チーククリーム、ケースの蝶番の部分が、買ってすぐに壊れた。
こういうところは、残念。ケースに原価をかけてないってことやんな。
さて、夕方、家に帰って来て。
ふと思い出してチェック。
全然違う!
乾燥感と、小じわ感が、全然違う。
かなり、防げている。
とまあ、そんな訳で。
アイブロウ以外の、全てのパウダーと、しばらくサヨナラして、様子を見てみることにしたのである。
実は、20代のころ、メイクが嫌いだった。
というのは、当時の定番であるパウダーファンデを使うと、汗をかいた時のドロドロ感の汚さが、嫌で嫌でたまらず、こんなことなら、何にも塗ってない方がマシなのでは?って、いっつも思っていた。
一番最悪なのは、鼻の下ですね。
ホンマに、汚い。
見たくない。
その気持ちは、今も変わらない。
あんな汚い落ち方をするなら、塗らない方がマシ。
今の私に言わせても、パウダーファンデが、なぜこの世に未だに存在しているのか、理解できない。
断然、私は、BBクリーム派だ。
何故、汚いのか?
それはね。
パウダーの粒子が荒いから。
ここら辺から、リケジョ崩れ的、論理的分析の本題なんですけど。
ざらざらの粒子が、肌の凸部からは、きれいに剥がれ、毛穴、小じわ等、あらゆる凹部に、引っかかって、泥汚れみたいになる。
まあ、大きな粒子を使いたい気持ちも分かる。
絵具や、筆記用具や、プリンターのインクで言えば。
パウダーの大きなものは、いわゆる「顔料インク」にあたり、不透明感が強く、別の言い方をすると、「カバー力」がある。
シミやくすみを隠したいということであれば、カバー力が欲しいってことになる。
ただ、間違いなく、厚化粧感は出る。
間違っても、素肌がきれいだと、思ってもらえることはないと思う。
さらに、粒子が細かいはずのプレストパウダーでもダメなのは、何故か?
画材で言えば、パステルと一緒で、粉を定着させるためのメディウムが、ない状態だから。
もっと分かりやすく言えば、チョコですね。
BBクリームは、チョコ本体に、チョコレートコーティングした状態。
プレストパウダーや、パウダーファンデは、コーテイングの上から、ココアをかけた状態。
泥団子の仕上げに、細かい土をまぶして、きめ細かく仕上げたのと一緒で、層としてはかなり厚付きになるし、場合によっては、層の厚さにムラが出る。
朝一の仕上げの段階でも、塗ってますだ感が出るというのに、夕方、乾燥が進んでくると、ココアがキャッチできずに、浮き上がって剥がれ、シワなどの低いところにたまる。
どうしようもなく、皺が強調されるし、乾いているのが、見え見えや。
とはいえ、しっかり塗らなかったら、日焼け、くすみ、シミが、カバーできないんじゃないのか?
って疑問はありますよね。
私の個人的な感覚ですが。
BBクリームでも、SPFの方ではなくて、PAの値が大きい物を選ぶと、良いと思うんです。
PAが高い物は、紫外線予防、特に肌の深層に達して、コラーゲンの網目を破壊するUVB対策には、欠かせないってところですが。
私の場合、薄くつけるので、果たして、どれほど紫外線対策になっているのかは、謎です。
はっきりと確かめたわけではないのですが。
PAの値の大きなものは、可視光線域の紫系の色の反射も強い気がします。
日焼け止めクリームを塗ると、白塗りっぽくなるのと、一緒だと思います。
この白さで、日焼けやくすみ感を、幾分カバーできる気がします。
わざわざ、肌色の壁(粒子の大きなパウダーの層)を、そこまで頑張って厚く塗らなくても。
人間の肌を考えた時、人間の肌は、肌表面では、光を「全反射」していないと思います。
幾分、肌の奥にも、光は届いていて、少し深い所からの反射もあると思います。
極端な例えをすると、「落雁」と、「ういろう」の違い。
半透明というと言いすぎですが、少し深い所からの反射があるというのは、「ういろう」の状態で、それが、肌のみずみずしさや透明感を感じさせているんじゃないのかなあ。
あまりにも、カバー力の強い粒子の大きな粉を、ガッツリ塗ってしまうと、「全反射」の状態を作ってしまう。
それが、厚塗り感や、塗ってますだ感を、感じさせる。
人工的な、厚塗りの漆喰の壁みたいに見せてしまうんじゃないだろうか?
ところが、紫外線を反射し、可視光域の紫を反射する成分が入っているBBクリームや日焼け止めはどうかというと。
紫外線はカットしつつも、可視光域の光は、幾分、透過しているんじゃないのかなあと思う。
だから、少し深い所での反射も起こる。
全反射とは、質感が違って見えるんだと思います。
いくら、黄色っぽい、青っぽいといったような、地肌の色味を調整しても、全反射をしてしまえば、自然な地肌の持つ透明感は、失われてしまう。
と、思うんですよね。
で、「先生より、キレイなオバサンが写っている」なんですよ。
理由は、いろいろあると思う。
前髪が伸びた状態で行ってしまったがために、髪型が、カチコチに固められていたこともそう。
↑最初の予約が、母のシャントの手術の日に当たってしまったため、キャンセル
↑↑それから、49日後(7週間後)にリベンジしたので、伸びまくってました
でも、もう一つは、この全反射問題ですね。
厚塗り感が、めっちゃしてます。
ストロボ光が、上手く反射しつつ、幾分透明感を残しつつ、くすみ感を消す、そういう撮影用のファンデがあれば良いんですけどね。
ちなみに、プチプラの化粧品でメイクをしているのBBクリームの定番は、「コーセー ファシオ BBクリーム モイスト」です。
今、前に買った他のもあるので、不本意ながら、前に買った物を少量混ぜて、2色ブレンドですが、使い切ったら、この一種類だけで行こうと思っています。
もう一つPA値が高いのもあるのですが、美白効果のある化粧品に、以前アレルギーを起こしたことがあるので、BBクリームもオールインワンジェルも、あらゆるもの、「美白」と書かれた物が怖いんです。
化粧水は、水溶きグリセリン、水対グリセリン、おおよそ10対1の物を、3日ほどで使い切れるだけ、こまめに混ぜています。
3日ほどで使い切れたら、防腐剤も入れなくても大丈夫だし。
これなら、絶対、アレルギーは起こらないし、お安いし。
あ、書き忘れてましたが。
「ヴィセ リシェ クレヨン アイカラー」にも、もちろん、茶色い粒子は入っていますが、「メディウム」に当たる物がしっかりしていて、ちょっとオイリーな感じで粉をしっかりキャッチしていてくれて、滑らかに付いています。
もともと、これの緑を使っていたのは、アイラインの下地としてで、オイリー感があって、リキッドアイラインの滑りが良くなって書きやすいから。緑だったのは、茶色の補色に近いので、ダークブラウンのアイラインの下地に使えば、アイラインの仕上がりを、より黒に近く見せつつ、黒でない色に出来そうだったから。
とまあ。
そんなこんな。
「さよなら、パウダー」宣言。
もっと、潤いのある若い肌なら、パウダーOKなんですかねえ?
それにしても。
この年にして、こんなにまじめにメイクを始めるなんて。
若い頃の私が知ったら、どれほどびっくりするだろう?
だってさ。
やってみれば、意外と上手かったんやもん。(^^;