10月半ばに1泊で三重県鳥羽市へ行きました。
旅の目的は、鳥羽水族館のラッコだったのですが、最初に断っておきますとこの記事にはラッコの写真は一枚も出てきません。かわりにガラスブロックや街並み、顔ハメ看板の写真が登場します。既にご存じかもしれませんが、そういうブログです。
新幹線で名古屋へ向かい、JRの快速みえに乗り換えると1時間半ほどです。近鉄の特急もあって少しお値段がするかわりにシートが豪華(WEBで見ただけ)で、2両編成でわりと揺れる快速みえは、おいおい大丈夫かよと思う瞬間はなくはなかったですが、帰りは疲れて爆睡していたので問題なしですね。
快速みえの車窓からは工業地帯の風景が。四日市あたり。
鳥羽駅に到着。でも見て、近鉄鳥羽駅(左)にはガラスブロックがあるよ!やっぱり近鉄で来ればよかったね!(ごめんJR!)
鳥羽駅南口のいいタイル。
公衆トイレにあるガラスブロックは斜めに線が入った「カット」
少し歩けばもう一軒ガラスブロック建築を発見。こちらも同じ「カット」です。比較的珍しいタイプなのにも関わらず発見できたのは、施工したガラス業者が同じなのではないかと推測します。
さらに今回泊まったホテルの廊下にも使われていたので、鳥羽のガラス業者が在庫をたくさん持っていたり、好みで多用されたのではないかと。
鳥羽は鳥羽湾に面しているので海はもちろん楽しめますが、山がちな地形で前方は海、振り返れば山のような景色が面白かったです。以前このブログにも登場した神奈川県三浦市の三崎港の辺りとも共通点を感じました。
鳥羽の街歩き。
閉店してしまった喫茶店。
葉っぱみたいなかたちが特徴的なホテル。
鳥羽駅から徒歩数分の商店街「錦町通り」には年季の入った建物が多いので、好きな方にはたまらなそう。もちろん私も大好物です。
鳥羽といえば外せないのは真珠でしょう。街を歩けば真珠店、真珠店、真珠店…コンビニかと思うくらい。鳥羽の真珠産業の祖、御木本幸吉氏の銅像が駅前に建っているなど鳥羽と真珠は切り離せない縁で繋がっていることがわかりました。
御木本翁の背中。その志を見習いたいものです。
真珠卸会館はもう使われていないかも?
鳥羽水族館から見た真珠島。手前の古民家に次回は行きたい!
女性に真珠を贈る御木本翁。ここまで優しくロマンチックな顔ハメ看板があるだろうか?
皆さんお待ちかね、鳥羽水族館のちょっとファニーな仲間たちです。
とぼけた顔していますが、つつくので指を近づけてはいけません。
片手袋ならぬカワテブクロ。身動きとれないよ!
メバルの標本(嘘です。でも前夜にメバルのから揚げを食べたのは本当です)。
絶滅の危機に瀕しているためワシントン条約によって輸入が禁止されているラッコ。現在国内の水族館で見ることができるのは鳥羽水族館のメイ・キラ、福岡県はマリンワールドのリロの3頭だそうです。このブログで紹介できなかったラッコをその目で見たい方はお早めに。そして鳥羽の街を訪れたときはラッコ以外の「今しか見られない風景」を楽しんでみてはいかがでしょうか?
鳥羽駅近くのシャッターアート。あまりに幻想的かつシュールで目を奪われた。2038年まで残っているかなあ…