ぎをん 彩 スタッフブログ

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~彩の寫眞道~~彩のしゃしんどう~第9回

2008-10-20 15:15:27 | ぎをん 彩 カメラマンによる撮影講座
~彩の寫眞道~~彩のしゃしんどう~

第9回


テーマ 露出について

みなさんこんにちは☆
フォトグラファーの奥田です。
京都は観光シーズンに入り観光客の方も増え、
彩の周辺も賑わってきました!!

さて、本日はカメラの露出について書きたいと思います。
露出とは、簡単に言うと明るさのことです。
露出機能はコンパクトデジカメや一眼レフカメラについています。

皆さんがデジカメで撮影するとき、
カメラが自動で適正な明るさに合わせてくれています。
では、実際にどのようにして露出が決まっているかというと、
カメラを構えてシャッターを半押しした時に、
そのピントが合っている被写体を中心に明るさを決定しています。

例えば、同じ場所、同じ明るさであっても、
ピントを合わす被写体が違えば写真の明るさも変わりますよね?

つまり、ピントを合わす被写体を中心に露出というものが決まります。

ただ、この機能は、あくまでもカメラが決めた基本的な明るさです。
言い換えるとその写真に映っているすべてのものが、
明暗差がつき過ぎないようになっています。
撮影するシチュエーションや、被写体によってそれは必ずしも
適正ではありません。


そのため、撮影者が思っていたよりも暗めの写真になってしまったり、
反対に明る過ぎる写真になってしまうことがあります。

そのようなときに、少し露出補正をすることで、
撮影者の思った通りの明るさで撮影することが出来ます。


例1 (+1補正での撮影)
この写真では、ピントを手前の葉っぱに合わせています。
後ろの灯篭ももう少し明るく撮りたい時は、
プラス補正すると明るく撮影することが可能です。




例2(適正補正での撮影)
この写真もピントは手前の葉っぱに合わせて撮影しています。
適正露出だと葉っぱは明るく映りますが、
後ろの灯篭は若干、暗く映ります。




例3(-1補正での撮影)
この写真もピントは葉っぱに合わせています。
葉っぱも灯篭も暗く映り、全体的に暗く映ります。







どの写真が正解というわけではありません。
このように、同じ写真を撮っても、露出補正することで
写真の印象は驚くほど変化します!!


とても簡単な操作なので、皆さんも是非、覚えてくださいね。
詳しい操作方法は、カメラによっても多少違うので、ここでは簡単に
ご説明します。
カメラのボタンの表示で、+や-が書いてあるボタンが露出補正のボタンです。
携帯であれば、十字キーの上下や左右で出来る場合が多いです。
この機能を使って一度撮影をしてみて下さいね☆