設計あらかわ日記

荒川香奈が設計目線で伊藤工設計の家づくりをお届けします

気密測定

2016年06月17日 | 日記

今日は午後から七ヶ浜の現場で気密測定を行いました。

気密測定では建物のスキマがどれくらいあるのかを測定するものです。

ご存知の方も多いかと思いますが、床面積の1㎡あたりにどれくらいスキマがあるかで数値化されたものがC値(しーち)です。

昨日は電気屋さんに配線の穴やエアコンや水道管の配管廻り、サッシ廻りにウレタンを吹き込み、スキマをなくしてもらいました。







さて測定です。



右側の機械で建物の中の空気を外に追い出していって、
左側の機械で気密を測定します。



ほんの4、5分で結果が出ます。



どきどきです。



さて、結果はいかほど…









1回目 



2回目 



3回目 




<C値>
1回目  0.4
2回目  0.5
3回目  0.5

平均で0.5というところでしょうか。
断熱材、気密シートを入れる前でこの数値なので、なかなかの数値なのではないでしょうか。


測定を見守る棟梁。
いつも丁寧なお仕事ありがとうございます。




いくら断熱材をたくさんいれて断熱しようと、隙間があってはせっかくの断熱材もその役割を果たせません。

24時間換気が計画的に行うことができなかったり、気密性能を確保することは家の快適性に大きく影響を及ぼします。



さて、明日からは川平での完成見学会です。

6/18(土)・19(日)・20(月)
「川平の家」完成見学会

時間:10~17時 20日(月)は13時まで
場所:仙台市青葉区川平

お時間ある方はぜひお立ち寄りください











造作建具

2016年06月01日 | 日記

川平の現場に足を運びました。

クロス工事も終わり、建具の取り付けや玄関の土間工事など仕上げ工事もいよいよ大詰めです。

今日のメーンは建具屋さんの作業を見学ですいま造作建具の図面を作っているのですが、どうもうまく進まず…汗
百聞は一見に如かず!現場で寸法を取って、建具屋さんにいろいろと聞いてきました



建具はgbスタイル、unスタイル共にすべて地元の建具屋さんに作ってもらっています。



今回は引き戸の手かけに金属の引手を使わず、溝を掘ったものを使用しています。

作ってもらった建具の種類は
*ワーロン戸
*シナフラッシュ戸
*杉戸
*ふすま戸

ひとつ注意したいのは、天然の木材を使用しているので、多少のメンテナンスが必要になってくることです。
乾燥によって多少、木材の反りやすきまが出てきますので、当社の点検の際に補修をかけています。



それでも、造作の建具を使うのは、やはり空間全体の仕上がりのよさでしょう。
床や柱に無垢材を見せているので、既製品とでは印象が全く異なります。
また、食器棚や外部収納の戸まで揃えることができるので、統一感を持たせることができます。

来週末には蜜ろうワックスの体験会、翌週には完成見学会が控えています。
完成が楽しみです