しののめ幻燈機

水産物の缶詰の話題を中心にブログしたいと思ってます。

ニッスイ 『いわしみそ煮』

2006-07-25 09:48:01 | 
私たちは、視覚を頼りに食材の質を評価して購入する。
生鮮品のばあい、直接手に取り可食部を観察することができるが、加工品はそれができない場合が多い。缶詰はなかでも最も評価が難しいものである。内容物の香りはもちろん、色も形も全く見ることができない。そこでの唯一の判断基準は、缶に印刷された各種の情報である。そこで消費者は、イラスト、盛り付けイメージ、使用原料などを手掛かりに、味や香りを想像する。これは缶詰を選ぶときの一つの愉しみである。



今日の缶詰は、ニッスイの「いわしみそ煮」である。選んだ基準は、缶詰の黄土色が食欲をそそったからである。開けてみると、味噌ダレの色が缶詰の背景色とほぼ同じである。缶のアピールする色彩的なイメージと見事に一致したので感動してしまった。頭と尾びれが取り去ってある7-8cmの鰯が4匹ほど入っていた。それを軽く温め、プランターから採ってきた青じそを刻み、鰯の上に盛る。



白飯と頂く。青魚と味噌のコンビネーションが失敗することはない。とてもおいしい。いわしが結構あっさりしているので、味噌ダレの味付けをやや濃い目にしているのかもしれない。骨々しさは全く感じない。



原材料は比較的シンプル。タイで製造されているようだ。
注目すべき点は脂質の低さである。鯖や秋刀魚と比べると、格段にローカロリーである。例によって、百円ショップで購入。鯖缶などと比べボリューム感にかけるので、百円ではお買い得とはいえない。


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