『全ての人生はドラマチック♪』
書いている時は気づかなかったのですが、脚本を書き終えて読み返した時に、この物語のテーマがうっすらと見えてきました。
もちろんそれは、無意識に生まれてきたものなのですが。
『今の自分を励ますのは、若い頃の自分』
…今回の物語のテーマです。
たぶん。
43才の大人たちは、いろんなものを抱えて生きています。けっこうしんどかったりします。
そんなとき、高校時代の仲間たちと再会し、そして過去の自分と再会します。
そして彼らは、たくさんの失ったものに気づくのです。
劇中で17才のミチルに43才のミチルが、「17のあんたに何がわかるのよ!」って怒鳴るシーンがありますが、この瞬間、私たちは気づきます。
「正しいことを言ってるのは、17才のミチルの方なんじゃないか」と。
…結局、人間なんて成長しないのかもしれません。ただ慣れたり、諦めたり、鈍くなったり、ズルくなったりするだけなのかもしれない。
10代の自分は、きっと誰しも思い出したくないくらい、「愚か」だったりします。
でも「愚か」な中に潜んでいる何か、そこに人生の宝物が隠れていたのではないでしょうか?
友人を傷つけたんじゃないかと眠れない夜を過ごした時間、好きな人を想ってウジウジ悩んでしまい自己嫌悪に陥る時間、自分が自分の運命を劇的に変えられると信じて根拠のない希望と理想に燃えていた時間…。
振り返ると「なんて愚かな」と赤面してしまいそうなことですが、でもそれってとっても素敵なことだったんじゃないでしょうか?
僕の作品にはいつも不器用で愚かだったり、ちょっぴり淋しい人生を送っている人物が登場します。
でも僕は、どんな人も、ひとつひとつ全ての人生はドラマチックだと信じて物語を書いています。
小さな感動を積み重ねて物語を紡いでいくこと、それが僕の劇作家としての信念であり、それは人生に通ずるものだと信じています。
…なんて書きましたが、お芝居は面白ければいいのです!
たくさんの笑いを振りまいて、僕の脚本を何十倍も面白くしてくれた俳優陣にめちゃめちゃ感謝しています。
素晴らしい俳優に巡り会えて幸せでした。
GENKI PRODUCEに誘ってくださった西秋さんにも感謝しています。
そして僕のわがままな脚本や演出に、まさに職人技で対応してくれたスタッフの皆さん、制作を支えてくれたスタッフの皆さん、そしてそして何よりご来場くださったお客様に、心から感謝したいと思います。
ありがとうございました。
青田ひでき
GENKI Produce「スィートメモリーズ」にご来場頂きました皆さま!
本当にありがとうございました。
共演者の皆さん、演出の青田さん、照明、音響、舞台監督をはじめスタッフの皆さま、
そして、プロデューサーの西秋さん、本当にありがとうございました。
稽古期間中、そして本番中と、とっても幸せな時間を過ごすことのできた、
スィートメモリーズでした。
今回は、高校の同級生たちの26年後の物語でしたが、
まるで本当の同級生であったかの様な、
なんというかホッコリした時間を舞台上で過ごすことが出来ました。
観て頂いた方には、普段の渡辺克己と全然違いますねとの感想を頂きましたが、
舞台上では、私そのものが正一になっている感覚でした。
意図的に、その動きをしようとしているのでもなく、
その声を出そうとしているのでもなく、
泣こうと思って泣いているのでもなく、
正一としてそこにいることが、いつしか自分にとって当たり前になっていたのでした。
なんにせよ、こんなに役を愛せたのは、楽しめたのは久しぶりのことです。
こんな感覚を味わってしまうと、いよいよ芝居はやめられなくなってしまうのでありま
した。
最後に。
腰痛を押しての出演、お疲れさまでした!
とのメッセージをくださった方がいらっしゃいましたが、
ぎっくり腰は、あくまでお芝居ですから?!!(笑)
本当に、ありがとうございました。
そして、私は次の4月の舞台、3LDKの「おい!オヤジ。」の稽古が始まります。
今度の役名は、修平…。
これも何かの縁でしょうか。
渡辺克己 拝
渡辺克己ブログ
http://www.katsumiwatanabe.com/
本当にありがとうございました。
共演者の皆さん、演出の青田さん、照明、音響、舞台監督をはじめスタッフの皆さま、
そして、プロデューサーの西秋さん、本当にありがとうございました。
稽古期間中、そして本番中と、とっても幸せな時間を過ごすことのできた、
スィートメモリーズでした。
今回は、高校の同級生たちの26年後の物語でしたが、
まるで本当の同級生であったかの様な、
なんというかホッコリした時間を舞台上で過ごすことが出来ました。
観て頂いた方には、普段の渡辺克己と全然違いますねとの感想を頂きましたが、
舞台上では、私そのものが正一になっている感覚でした。
意図的に、その動きをしようとしているのでもなく、
その声を出そうとしているのでもなく、
泣こうと思って泣いているのでもなく、
正一としてそこにいることが、いつしか自分にとって当たり前になっていたのでした。
なんにせよ、こんなに役を愛せたのは、楽しめたのは久しぶりのことです。
こんな感覚を味わってしまうと、いよいよ芝居はやめられなくなってしまうのでありま
した。
最後に。
腰痛を押しての出演、お疲れさまでした!
とのメッセージをくださった方がいらっしゃいましたが、
ぎっくり腰は、あくまでお芝居ですから?!!(笑)
本当に、ありがとうございました。
そして、私は次の4月の舞台、3LDKの「おい!オヤジ。」の稽古が始まります。
今度の役名は、修平…。
これも何かの縁でしょうか。
渡辺克己 拝
渡辺克己ブログ
http://www.katsumiwatanabe.com/