Garbage design Works 技術情報

何か、せっかく技術的な作業するんなら、記録残しといた方がいいかなぁ、なんて。

Ubuntu Netbook Remix 9.04 Jaunty on EeePC その3

2009-04-27 23:38:17 | Ubuntu
ということで、Skypeでマイクテストしてみよう。
と思い、まずはSkypeのインストール。

8.10までのインストール方法と同じやり方で。手順はここの通り。
1.[システム設定]→[ソフトウェア・ソース]
2.サードパーティを選択
3.以下を追加
deb http://download.skype.com/linux/repos/debian/ stable non-free
4.閉じるとパッケージリストが更新されるはずなので、あとはSynapticなりapt-getなりでSkypeをインストールするだけ。

で、起動させてみると、やっぱりマイクうまく動いてないっぽい。
サウンド設定で、入力出力ともに「HDA Intel(hw:Intel:0)」を選択すると音は出るように。一見マイクも認識しているかのような挙動だが、音が全く入っていないかも。

で、例によってEeeUser.comを見てみると、ここにありました。
どうも、ミキサーのレベルが落ちすぎてるだけ、ってことのようです。
1.パネルのサウンドアイコンを右クリックし、[音量調節ツールを開く]
2.音量コントロールの右下の[設定]をクリック
3.音量コントロールの設定画面ですべてにチェックをつけ、閉じる
4.するとさっきよりもコントロールできるものが増えているはず。おそらくi-Micが内蔵(Internal)マイクで、e-Micが外付け(external)マイクだろう。外付けはおそらくマイクジャックのことじゃないかと思われる。
5.i-Micのボリュームを100%に、i-Mic Boostを30%程度に。
6.ここではi-Micならびにe-Micの下のスピーカアイコンには×(Mute)が付いていてよいです。

と、これでSkypeで音声も出るようになりました。

なんかこれで結構満足な状況になってきたな~。

Ubuntu Netbook Remix 9.04 Jaunty on EeePC その2

2009-04-27 23:03:57 | Ubuntu
で、その2です。

EeePC900A(Atom)では、UNRをインストールしただけでKernel入れ替えなくてもサクサクでした。

さて、引き続き4G-Xの方を9.04UNRで快適に使う方法を考えます。

前回にCPU周波数モニタアプレットを入れましたが、実はOndemandがデフォルトになってくれません。また、WebCamやらWLANやら個別にON/OFFしないとバッテリも持たないので、Eee-Controlアプレットも導入します。
EeeUser.comのFORUMで探してみると、やはり9.04対応版が出ている様子。

ってことで、ここから9.04版のdebファイルをダウンロード。インストール時に他のパッケージのインストールも必要と言われるが、自動的にインストールされるので気にせずインストール。

で、再起動。

お~!なぜかCPUもOndemandがデフォになってるし、ああああ、WebCamがOFFになってた!8.10の時にOFFにした状態で9.04インストールしたもんだから、そのまま使えない状態になってたのか!ってことで、一気にWebCamの問題も解決。っつうか、WebCamはデフォの状態でも使えたのね。

EeeUser.comのFORUMによると、もしかしたらマイクが使えないのかもしれない。もう少し手を入れる必要がありそう。


Ubuntu Netbook Remix 9.04 Jaunty on EeePC

2009-04-25 22:30:16 | Ubuntu
さて、Ubuntu 9.04が正式にリリースされました。
このJaunty Jackalopeを手持ちのEeePCにインストールしたので、記録を残しておきます。意外に日本語できちんとまとめたサイト少ないし。

このバージョンではKernel 2.6.28を採用し、bootがかなり速くなっているとのこと。EeePC、とくに手持ちの内でも日本版初代である4G-X(701)では画面が狭いので、8.10でもNetbook Remixを使っていたので、9.04でも迷いなくUNRです。

公式のダウンロードページ(一例としてミラーのここ)からのイメージは、Desktop版やServer版はISOイメージとなっているのに、NBR版はUSB用のimgファイル。ddコマンドでもインストールUSB作れますが、過去にddではうまくいかないことも多かったので、素直に指示通り、USB ImageWriterを使います。

さて、インストールは例によって楽勝で終了するわけですが、今回もSWAPなしで、ext2フォーマットのSDCHにインストールします。8GBなので容量は十分。Class6のものでないと、速度的に厳しいと思います。Class6でも速いもの遅いものありますが、白芝と呼ばれる東芝製の白いSDHCがAmazonなどで売ってるので、これが速くてよいかも。

実は、9.04はαリリースの頃から何度もインストールしてるんだけど、見送ろうと思ってました。というのは、なぜか動作が激しくもっさり。どんなに起動が速くても、動作遅くちゃ意味がない。
でも、ふとしたことから、DistroWatchでこんな記事を見かけました。要約すると、もっさりはどうやらMobile Intel945GMのドライバの設定バグが原因とのこと。Launchpadには修正版カーネルも上がってます。

ってことで、この修正で安心して9.04使えるだろう、と思いインストールしたので、一応やったことを書いておきます。

まあ、まずは普通にインストール。
インストール後に修正版カーネルの導入
1.修正版カーネルのダウンロード
linux-headers-2.6.28-11-generic_2.6.28-11.43~lp349314apw5_i386.deb
linux-headers-2.6.28-11_2.6.28-11.43~lp349314apw5_all.deb
linux-image-2.6.28-11-generic_2.6.28-11.43~lp349314apw5_i386.deb
2.修正版カーネルのインストール
sudo dpkg -i linux-*とかで。
これで再起動してもらうと、サクサク。

この状態で、音も出るし、有線/無線LANも使えます。ただし、Webcamが使えません。Webcamについてはまだ調査中。

そしてCPUのアプレットで周波数が変更できないので、これをできるようにするために、以下の修正。
/etc/modulesに、p4-clockmodを追加。その後再起動してから、CPU周波数モニタアプレットを追加して、パスワードとかうまいこと処理してもらい、それでCPUの周波数コントロールもできるようになります。

これで、まあ、おそらく普通に初代EeePCでUbuntu9.04が快適に使えるものと思います。

なお、備考ですが、Atok for Linux X3はUbuntu 9.04でも8.10と同じ手順で使うことができました。