Garbage design Works 技術情報

何か、せっかく技術的な作業するんなら、記録残しといた方がいいかなぁ、なんて。

Ubuntu 9.10 UNR

2009-11-11 01:52:59 | Ubuntu
Ubuntu9.10のリリース後、例によってEeePC2台に何度かUNRをインストールしてみました。

結果から言うと、何点かの不満はあるものの、トータルでは満足。

困ったことをまとめておきます。

1:GRUB2になったので、よくわからない。

え~っと、これはまだ良く分からないままです。何となく遅い気がするんだけどなぁ。
とりあえず、GRUBの表示を消すことはできた。

2:EeePC 4G-XではUNRのランチャが表示がおかしい&クリックできないアイコンがある

画面が狭いのが原因だとはわかっていました。初期の日本語Localeファイルがきちんとインストールされてない状況で英語表記だと綺麗に収まっていて、日本語表記になるとおかしくなる。左のカテゴリ選択エリアがひろくなるからのようだ。
これは日本語Remixを使うことで解決する。日本語Remixのページの通りの手順で導入すると多分フォント幅がいい感じで調整されているのだろう、表示が正常化します。
9.04では日本語Remix使ってなかったけど、これはもう必須です。

3:ibus-Anthyにたどり着けない

最初困りました。scimからibusに変わったとは書いてありましたが、これまでと変わらず困らないだろうと思ってたら、とんでもない。大困りです。
標準でインストールされてるanthyは設定もろくにできないし、挙動もおかしいしで使い物にならない。実はAnthyという一文字めが大文字のAnthyを使うのが正解。
ただし、これ、ちょっと見つけにくい。ibusのアイコンを右クリックして「設定」を選ぶ。その後インプットメソッドタブで、デフォで入っているインプットメソッドは全部消しちゃいましょう。その後「インプットメソッドの選択」プルダウンメニューで日本語のAnthyを選択すればAnthyが使えるようになります。

4:ibus-Anthyでの半角スペース入力設定

日本語入力モードでibus-Anthyになると右下にパレットが表示されるが、この中の「i」のマークで設定画面に入れます。僕個人はスペースキーでは日本語モードでも常に半角カナを入力したいんだけど、「全般」タブの「ふるまい」の中で設定ができなし。
半角スペースの設定は、「キー割当」タブの中の、insert_spaceとinsert_half_spaceの部分。spaceキーの割り当てはinsert_spaceになっているので、これを消して、insert_half_spaceに割り当ててあげれば、僕好みの設定になる。

これで大体満足状態。

ところで、最近はUbuntu上でもGoogle Chromeも非常によく動くようになった。僕の日常的な利用シーンでは十分な完成度になってる。Firefoxより明らかに軽いし。ってことで、Chromeに思い切って移行しました。Flashが使えないという過去の情報なんかもネット上では見かけるけど、Flashは問題なく使えてます。

TwitterもTwitte.rbで快適に使ってます。

うん、なんだろう、何か非常に納得のできになった気がする。

Ubuntu Netbook Remix 9.04 Jaunty on EeePC その3

2009-04-27 23:38:17 | Ubuntu
ということで、Skypeでマイクテストしてみよう。
と思い、まずはSkypeのインストール。

8.10までのインストール方法と同じやり方で。手順はここの通り。
1.[システム設定]→[ソフトウェア・ソース]
2.サードパーティを選択
3.以下を追加
deb http://download.skype.com/linux/repos/debian/ stable non-free
4.閉じるとパッケージリストが更新されるはずなので、あとはSynapticなりapt-getなりでSkypeをインストールするだけ。

で、起動させてみると、やっぱりマイクうまく動いてないっぽい。
サウンド設定で、入力出力ともに「HDA Intel(hw:Intel:0)」を選択すると音は出るように。一見マイクも認識しているかのような挙動だが、音が全く入っていないかも。

で、例によってEeeUser.comを見てみると、ここにありました。
どうも、ミキサーのレベルが落ちすぎてるだけ、ってことのようです。
1.パネルのサウンドアイコンを右クリックし、[音量調節ツールを開く]
2.音量コントロールの右下の[設定]をクリック
3.音量コントロールの設定画面ですべてにチェックをつけ、閉じる
4.するとさっきよりもコントロールできるものが増えているはず。おそらくi-Micが内蔵(Internal)マイクで、e-Micが外付け(external)マイクだろう。外付けはおそらくマイクジャックのことじゃないかと思われる。
5.i-Micのボリュームを100%に、i-Mic Boostを30%程度に。
6.ここではi-Micならびにe-Micの下のスピーカアイコンには×(Mute)が付いていてよいです。

と、これでSkypeで音声も出るようになりました。

なんかこれで結構満足な状況になってきたな~。

Ubuntu Netbook Remix 9.04 Jaunty on EeePC その2

2009-04-27 23:03:57 | Ubuntu
で、その2です。

EeePC900A(Atom)では、UNRをインストールしただけでKernel入れ替えなくてもサクサクでした。

さて、引き続き4G-Xの方を9.04UNRで快適に使う方法を考えます。

前回にCPU周波数モニタアプレットを入れましたが、実はOndemandがデフォルトになってくれません。また、WebCamやらWLANやら個別にON/OFFしないとバッテリも持たないので、Eee-Controlアプレットも導入します。
EeeUser.comのFORUMで探してみると、やはり9.04対応版が出ている様子。

ってことで、ここから9.04版のdebファイルをダウンロード。インストール時に他のパッケージのインストールも必要と言われるが、自動的にインストールされるので気にせずインストール。

で、再起動。

お~!なぜかCPUもOndemandがデフォになってるし、ああああ、WebCamがOFFになってた!8.10の時にOFFにした状態で9.04インストールしたもんだから、そのまま使えない状態になってたのか!ってことで、一気にWebCamの問題も解決。っつうか、WebCamはデフォの状態でも使えたのね。

EeeUser.comのFORUMによると、もしかしたらマイクが使えないのかもしれない。もう少し手を入れる必要がありそう。


Ubuntu Netbook Remix 9.04 Jaunty on EeePC

2009-04-25 22:30:16 | Ubuntu
さて、Ubuntu 9.04が正式にリリースされました。
このJaunty Jackalopeを手持ちのEeePCにインストールしたので、記録を残しておきます。意外に日本語できちんとまとめたサイト少ないし。

このバージョンではKernel 2.6.28を採用し、bootがかなり速くなっているとのこと。EeePC、とくに手持ちの内でも日本版初代である4G-X(701)では画面が狭いので、8.10でもNetbook Remixを使っていたので、9.04でも迷いなくUNRです。

公式のダウンロードページ(一例としてミラーのここ)からのイメージは、Desktop版やServer版はISOイメージとなっているのに、NBR版はUSB用のimgファイル。ddコマンドでもインストールUSB作れますが、過去にddではうまくいかないことも多かったので、素直に指示通り、USB ImageWriterを使います。

さて、インストールは例によって楽勝で終了するわけですが、今回もSWAPなしで、ext2フォーマットのSDCHにインストールします。8GBなので容量は十分。Class6のものでないと、速度的に厳しいと思います。Class6でも速いもの遅いものありますが、白芝と呼ばれる東芝製の白いSDHCがAmazonなどで売ってるので、これが速くてよいかも。

実は、9.04はαリリースの頃から何度もインストールしてるんだけど、見送ろうと思ってました。というのは、なぜか動作が激しくもっさり。どんなに起動が速くても、動作遅くちゃ意味がない。
でも、ふとしたことから、DistroWatchでこんな記事を見かけました。要約すると、もっさりはどうやらMobile Intel945GMのドライバの設定バグが原因とのこと。Launchpadには修正版カーネルも上がってます。

ってことで、この修正で安心して9.04使えるだろう、と思いインストールしたので、一応やったことを書いておきます。

まあ、まずは普通にインストール。
インストール後に修正版カーネルの導入
1.修正版カーネルのダウンロード
linux-headers-2.6.28-11-generic_2.6.28-11.43~lp349314apw5_i386.deb
linux-headers-2.6.28-11_2.6.28-11.43~lp349314apw5_all.deb
linux-image-2.6.28-11-generic_2.6.28-11.43~lp349314apw5_i386.deb
2.修正版カーネルのインストール
sudo dpkg -i linux-*とかで。
これで再起動してもらうと、サクサク。

この状態で、音も出るし、有線/無線LANも使えます。ただし、Webcamが使えません。Webcamについてはまだ調査中。

そしてCPUのアプレットで周波数が変更できないので、これをできるようにするために、以下の修正。
/etc/modulesに、p4-clockmodを追加。その後再起動してから、CPU周波数モニタアプレットを追加して、パスワードとかうまいこと処理してもらい、それでCPUの周波数コントロールもできるようになります。

これで、まあ、おそらく普通に初代EeePCでUbuntu9.04が快適に使えるものと思います。

なお、備考ですが、Atok for Linux X3はUbuntu 9.04でも8.10と同じ手順で使うことができました。