Garbage design Works 技術情報

何か、せっかく技術的な作業するんなら、記録残しといた方がいいかなぁ、なんて。

Ubuntu Netbook Remix 9.04 Jaunty on EeePC

2009-04-25 22:30:16 | Ubuntu
さて、Ubuntu 9.04が正式にリリースされました。
このJaunty Jackalopeを手持ちのEeePCにインストールしたので、記録を残しておきます。意外に日本語できちんとまとめたサイト少ないし。

このバージョンではKernel 2.6.28を採用し、bootがかなり速くなっているとのこと。EeePC、とくに手持ちの内でも日本版初代である4G-X(701)では画面が狭いので、8.10でもNetbook Remixを使っていたので、9.04でも迷いなくUNRです。

公式のダウンロードページ(一例としてミラーのここ)からのイメージは、Desktop版やServer版はISOイメージとなっているのに、NBR版はUSB用のimgファイル。ddコマンドでもインストールUSB作れますが、過去にddではうまくいかないことも多かったので、素直に指示通り、USB ImageWriterを使います。

さて、インストールは例によって楽勝で終了するわけですが、今回もSWAPなしで、ext2フォーマットのSDCHにインストールします。8GBなので容量は十分。Class6のものでないと、速度的に厳しいと思います。Class6でも速いもの遅いものありますが、白芝と呼ばれる東芝製の白いSDHCがAmazonなどで売ってるので、これが速くてよいかも。

実は、9.04はαリリースの頃から何度もインストールしてるんだけど、見送ろうと思ってました。というのは、なぜか動作が激しくもっさり。どんなに起動が速くても、動作遅くちゃ意味がない。
でも、ふとしたことから、DistroWatchでこんな記事を見かけました。要約すると、もっさりはどうやらMobile Intel945GMのドライバの設定バグが原因とのこと。Launchpadには修正版カーネルも上がってます。

ってことで、この修正で安心して9.04使えるだろう、と思いインストールしたので、一応やったことを書いておきます。

まあ、まずは普通にインストール。
インストール後に修正版カーネルの導入
1.修正版カーネルのダウンロード
linux-headers-2.6.28-11-generic_2.6.28-11.43~lp349314apw5_i386.deb
linux-headers-2.6.28-11_2.6.28-11.43~lp349314apw5_all.deb
linux-image-2.6.28-11-generic_2.6.28-11.43~lp349314apw5_i386.deb
2.修正版カーネルのインストール
sudo dpkg -i linux-*とかで。
これで再起動してもらうと、サクサク。

この状態で、音も出るし、有線/無線LANも使えます。ただし、Webcamが使えません。Webcamについてはまだ調査中。

そしてCPUのアプレットで周波数が変更できないので、これをできるようにするために、以下の修正。
/etc/modulesに、p4-clockmodを追加。その後再起動してから、CPU周波数モニタアプレットを追加して、パスワードとかうまいこと処理してもらい、それでCPUの周波数コントロールもできるようになります。

これで、まあ、おそらく普通に初代EeePCでUbuntu9.04が快適に使えるものと思います。

なお、備考ですが、Atok for Linux X3はUbuntu 9.04でも8.10と同じ手順で使うことができました。