言語生活

様々な言語に囲まれた日常でのある観点と一コマと抒情

本日は寿司

2006-08-30 | 日記
 8月は山形の岩牡蠣の旬だったらしく、採れ立てのカキが食べたいなぁと思っていたら、再び寿司が食べたくなってしまい、先々週と同じ鮨屋に行って参りました。本日は、前回に比べネタの鮮度が良くなく、外れの日で残念だったが、ウニは旨かった。それにしても、ウニが1貫で700円だから、ラーメン一杯と一緒だなと思ってしまうところが、僕の貧乏臭いところかもしれない。なにはともあれ、週に一回は贅沢も良い、とはいえ、4 . . . 本文を読む

映画『カポーティ』のインタビュー記事

2006-08-29 | 日記
日経smart womanの記事『作家の光と陰描く映画「カポーティ」 監督に聞く』では、良質のインタビューが読める。主演のフィリップ・シーモア・ホフマンは、数多くの作品で、脇役ではあるが強い印象に残る役者として好きだった。内面から外面に出してゆく役作りにも触れられているが、そこには人間心理や行動に対する深い理解が必要であろう。このプロセスは様々な他の表現手段とも似ている。また、監督の話も実に明快で . . . 本文を読む

他者的な視点を持つこと

2006-08-28 | 日記
 僕は一歩離れた場所から物を眺める習性があり、自分を他人のように眺めることもある。自分に関わる形而上学的な問題を考える上で、一度は自らが異質なものに経験が重要であると思う。その他者的な視点を得ることが世界を理解することの第一歩である。孤独はそれを与えてくれる。しかし甘美な孤独ではない、辛辣な孤独である。それをなお愛することで青年は嗚咽の中で自らの存在を知るのである。日本人の強迫観念的な同化協調の中 . . . 本文を読む

ひつまぶしとミュージカル(2)

2006-08-27 | 日記
 ミュージカル公演の場所は、渋谷BUNKAMURAオーチャードホールである。言語が理解できないため人気がないのか、理由は定かではないが、直前にも関わらずブロードウェイミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』の空席があったので観に行った。座席は最前列であり、オーケストラや役者が目前であった。初めてのミュージカルに興味津々の僕には、うってつけの席である。  50年代のミュージカルなので、古い映画を . . . 本文を読む

ひつまぶしとミュージカル(1)

2006-08-26 | 日記
 浅草といえば、美味しい洋食屋や釜飯店などもあってグルメ散策にはよい。本日訪ねたのは、ひつまぶしで有名な鰻店である。ひつまぶしは、鰻の蒲焼をまぶした御飯にネギやワサビの薬味を入れたり、だしをかけてお茶漬けのようにしたり、複数の食べ方が楽しめるものである。味に発展的に複雑さを加えてゆくなかで、やはり基礎となる鰻とタレの美味しさが重要なのである。なにはともあれ、色々な味を楽しめて、欲張り乙女も大満足の . . . 本文を読む

DVDを購入する

2006-08-21 | 日記
 写真は『バニラスカイ』と『ムーランルージュ』のDVD。『バニラスカイ』は、トム・クルーズが主演で、サマンサタバサで乙女にもお馴染みのペネロペ・クルスも出演している。作品としても面白いのだが、ペネロペ・クルスの清楚さが心和むので、僕としては気に入っている。『ムーランルージュ』は、『アレキサンダー』で酷評されていたバズ・ラーマン監督・脚本なのだが、シナリオが単純で大げさでも、僕としては泣ける作品なの . . . 本文を読む

生きがいは自己愛のためでなく

2006-08-20 | 日記
 僕はコントレックスというミネラルウォーターが好きなのですが、試しにレモンスライスを入れてみようかと思い立った。コントレックスは牛乳のようなパンチのある濃さで、苦手な人も多いかもしれない。しかし、如何に癖が強くとも、不思議と馴れてしまうものである。  話は全く変わって、或る本によれば、人生における不安要因として、貧困、孤独、病気が挙げられるそうである。そして、それらを解消することこそ生きがいであ . . . 本文を読む

オーディオブック(朗読CD)が届く

2006-08-17 | 日記
 前回の二作(ナバコフ著『ロリータ』、スタインベック著『二十日鼠と人間』)が聴き終わったので、早速、次のオーディオブックを購入した。シェークスピア作『リア王』とカルロス・ルイス・サフォン著『The Shadow of the Wind』の二作である。  シェークスピア作『リア王』のオーディオブックは、複数の朗読者が各登場人物を演じ、フルキャストの舞台を録音したようになる。シナリオのオーディオブッ . . . 本文を読む

お盆、実家へ帰省

2006-08-13 | 日記
 実家に帰省するため、乙女読者の皆様には大変申し訳ありませんが、しばらく更新が出来ません。とはいえ、不在をいとも簡単に妄想で埋めてしまう乙女は心強いかぎり。  ところで、実家に居ると、自分が過去の空間に居るような気分になるのは僕だけだろうか。さらには、時間の流れが日常と違うような感がある。率直に言うと、これがとても居心地が悪い。  自ら分析してみると、次のように考えられた。現在の自分でないと困 . . . 本文を読む

部屋の片付けに困る

2006-08-10 | 日記
 部屋を片付けるとなると、結局、色々なものを捨てなければならなくなる。そうしないとなかなか片付かない。僕は多趣味なので本棚の本も整理が難しい。こんな時には、掃除や整理整頓が得意な乙女家政婦がいたらいいな・・・と思ってしまう。もちろん、雇用主の僕としては、乙女労働基準法に則って、「1時間毎に10分の妄想時間」を取っても良いことにしよう。実に乙女心に理解がある雇用主なのである。とはいえ、いっそのこと、 . . . 本文を読む

本日は寿司

2006-08-09 | 日記
 「江戸前びっくり寿司」という寿司屋チェーンは関東近辺によく出店しているそうだが、僕の近所にもある。行ってみると、チェーンと言っても、回転寿司ではなくて、カウンターで注文する。はじめは、金目鯛、アジを食べて、次に穴子を食べた。あとは、背トロ、カンパチ、甘海老、ウニでおしまい、美味しかった。僕は脂っこいネタは好きではないのかもしれず、あまりトロは食べない。光物とか穴子、甘海老は好きです。それにしても . . . 本文を読む

創作の源泉

2006-08-07 | 日記
 サルバドール・ダリは妻ガラリーナを創作の女神とし、亡くした後には絵を描かなかったという記事を読んだ。創作の源泉は人それぞれではあるが、僕には広義での愛情だと思える。それは滾々と溢れ出る無意識的な衝動のように感じる。写真のゴシック建築の聖堂(水彩画)が色付け前で止まっている。描いているうちに愛情の結実がテーマであることに気づいた。この絵が再開するには、自分に衝動を与えうる乙女の存在がまた必要なので . . . 本文を読む

携帯を買い換える

2006-08-06 | 日記
 あまりにも日中暑いので、富士山の5合目(気温16℃くらい)まで車を飛ばそうかと思い立った。しかし、念のため調べてみると今はマイカー規制中らしく、あっけなく断念した。とはいえ、涼みたいだけならクーラーをかければいいという意見もある。ところで、乙女の皆様は「外を歩くのは暑いけど、車の中は涼しい☆」と思われているかもしれないが、迎えに出向く青年が出発する時の車内はサウナのようで、ハンドルが高熱を帯び、 . . . 本文を読む

文藝別冊『白洲次郎』を読む

2006-08-05 | 日記
 文藝別冊『白洲次郎』には、戦後にGHQと折衝に当たった白洲次郎氏の人物像や氏のエッセイなどが紹介されている。僕は歴史に興味があったのではなく、人物に興味があったため、読み始めた。若き日のケンブリッジ大への留学、自分のプリンシプルを持つ孤高な存在、異端児・・・僕にとって共感が持てる人柄である。思ったことをはっきりと言うという人物で、なにかと批判され煙たがられる。自分の考えを持ち、自分なりの意見を述 . . . 本文を読む

ナバコフ著『ロリータ』オーディオブック版

2006-08-04 | 日記
 ナバコフ著『ロリータ』オーディオブック版(CD10枚組)をもう一度聴き直している。僕が知る語彙を越えた語句や表現が多くて、大いに苦戦した。本作は美しい抒情詩のように妖精なる少女への肉欲を綴る小説である。しかし、如何に表面を装飾しても、自分本位で乙女心を考えようとしない、精神的に未熟な中年インテリ男が独白する物語であって、それほど面白いものではない。  ところで、映画化するならロリータ役には、「妖 . . . 本文を読む