「かつて和の国と呼ばれたこの地には八百万の神が住んでいたという
人々はそれを崇め自然と共に生きていた。
しかし幾千年の時が過ぎ、人々はいつしか自然に逆らうようになった。
そう、運命は己の手の中にあると信じ、大いなる力の存在のことなど、
もはや忘れてしまったのである。
かつて和の国と呼ばれたこの地に史上空前の危機が今、襲い掛かろうとしている。
それを憂いた神の使いは西暦2007年の神無月。とある一人の男に白羽の矢を立てた。」
『鹿男あをによし』
このプロローグが利いている。
なによりも惹きつけられたのが鹿の群れが疾走するエンドタイトル。
5月15日 一気に10話を走破した。
原作をいじってるらしいがそれが見事に的を得てスタッフの実力、凄すぎる。
ただし、自分的には大和杯は剣道だけで良く、運動会にしたのは間違いと思う。
誰が狐で鼠なのかが物語を引っ張るのだが種明かしも綺麗にまとまっていて面白かったです。
玉木宏さんが素晴らしい。
男の凄みを出さないことでどこにでもいる感じの親近感を出せる役者さん。
綾瀬はるかさんのキャラクターはドラマ用に変更したと書いてあったがこれが大成功。
ギャラリーが物語を引っ張って行く。なんて刺激的!
綾瀬さんは完全に自分のものにしていた。
多部未華子さんも巧い。当時19歳!高1にしか見えない。
児玉清さんは当時75歳。階段を走ったのはスタントではなかったようだが?
GOODな演技でした。
見てない人には一見の価値ありです。