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Fare un brutto sogno

大切なのはバランス
無理をしたときの揺り戻しが一番怖い

まりえ

2005年09月09日 19時53分05秒 | 1.心の叫び
『マリエ』

マリエ
昨日夢を見た
光差し込むもやの中に
裸足で髪を乱した君が
紫色の森へ駈けて行った

こんなにマリエ
愛しているのに
こんなにマリエ
愛しているのに

マリエ
あんなに呼んだのに
僕はここだと叫んだのに
君はちょっと
振り向いただけ
森の中へ
駈けて行ってしまった

こんなにマリエ
愛しているのに
こんなにマリエ
愛しているのに

マリエ
もう疲れた僕
マリエ
もう疲れた僕
あんなに君を
信じてたのに

なぜ僕から
離れていったの


久しぶりに聴いたブレバタ
ブレッド&バター
『マリエ』を初めて聴いたのは、テレビ埼玉の開局準備期間。試験放送の静止画面で流れてた。
すぐに局へ電話して、今の曲は誰の歌かを尋ねた。

『まりえ』という名の女の子と付き合ったことがある。
付き合うという以上に、幼なじみのような関係だった。
明るくて、丸顔で色白。
ソバカスだらけの子。
私にとっては、とても特別な娘。
視力が急激に低下し手術しなければならなくなった時、不安で泣いてた。
年老いた父の病気。
とても若かった母の急死。
まりえの笑顔の裏には、いつも悲しいことが一杯だった。

私にも子供の頃から色々あったので、お互い支え合った娘。

高校は同じ電車で通った。
日本橋の高島屋へ勤めた。
まりえはよく言っていた。
「あなたは私の自慢だから」
別の道を歩むことになっても、まりえはやはり特別な存在だった。

まりえの結婚式、表参道で行われた時、当時、長期出張していた鈴鹿から駆け付けた。
新幹線が遅延、ポツンとひとつだけ空いた私の席。
遅れて座った。
何も憶えていない。
祝福したのか、どうしたのか記憶にない。
帰りの電車がなくて鈴鹿には戻れず、名古屋駅前のホテルに宿泊。始発で鈴鹿寮に戻り、朝の点呼に滑り込んだ。

何しに行ったんだ?
祝福出来ない自分に自己嫌悪。

それから、まりえは私ら会津っぽの最も嫌いな地方へ引っ越して行った。

最後に会ったのはいつだろう。
どんな場末なところでも、ホッと一息着けたし、子供の頃に戻れた。

『幸せ』って、どんな状態だろう?
私には判らない。だから、「幸せかい?」って聞けない。


まッペ
元気でいるか?
寂しくないか?
今、楽しいかい?
 ニィちょ より

コメント
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