『マリエ』
♪
マリエ
昨日夢を見た
光差し込むもやの中に
裸足で髪を乱した君が
紫色の森へ駈けて行った
こんなにマリエ
愛しているのに
こんなにマリエ
愛しているのに
マリエ
あんなに呼んだのに
僕はここだと叫んだのに
君はちょっと
振り向いただけ
森の中へ
駈けて行ってしまった
こんなにマリエ
愛しているのに
こんなにマリエ
愛しているのに
マリエ
もう疲れた僕
マリエ
もう疲れた僕
あんなに君を
信じてたのに
なぜ僕から
離れていったの
♪
久しぶりに聴いたブレバタ
ブレッド&バター
『マリエ』を初めて聴いたのは、テレビ埼玉の開局準備期間。試験放送の静止画面で流れてた。
すぐに局へ電話して、今の曲は誰の歌かを尋ねた。
『まりえ』という名の女の子と付き合ったことがある。
付き合うという以上に、幼なじみのような関係だった。
明るくて、丸顔で色白。
ソバカスだらけの子。
私にとっては、とても特別な娘。
視力が急激に低下し手術しなければならなくなった時、不安で泣いてた。
年老いた父の病気。
とても若かった母の急死。
まりえの笑顔の裏には、いつも悲しいことが一杯だった。
私にも子供の頃から色々あったので、お互い支え合った娘。
高校は同じ電車で通った。
日本橋の高島屋へ勤めた。
まりえはよく言っていた。
「あなたは私の自慢だから」
別の道を歩むことになっても、まりえはやはり特別な存在だった。
まりえの結婚式、表参道で行われた時、当時、長期出張していた鈴鹿から駆け付けた。
新幹線が遅延、ポツンとひとつだけ空いた私の席。
遅れて座った。
何も憶えていない。
祝福したのか、どうしたのか記憶にない。
帰りの電車がなくて鈴鹿には戻れず、名古屋駅前のホテルに宿泊。始発で鈴鹿寮に戻り、朝の点呼に滑り込んだ。
何しに行ったんだ?
祝福出来ない自分に自己嫌悪。
それから、まりえは私ら会津っぽの最も嫌いな地方へ引っ越して行った。
最後に会ったのはいつだろう。
どんな場末なところでも、ホッと一息着けたし、子供の頃に戻れた。
『幸せ』って、どんな状態だろう?
私には判らない。だから、「幸せかい?」って聞けない。
まッペ
元気でいるか?
寂しくないか?
今、楽しいかい?
ニィちょ より
♪
マリエ
昨日夢を見た
光差し込むもやの中に
裸足で髪を乱した君が
紫色の森へ駈けて行った
こんなにマリエ
愛しているのに
こんなにマリエ
愛しているのに
マリエ
あんなに呼んだのに
僕はここだと叫んだのに
君はちょっと
振り向いただけ
森の中へ
駈けて行ってしまった
こんなにマリエ
愛しているのに
こんなにマリエ
愛しているのに
マリエ
もう疲れた僕
マリエ
もう疲れた僕
あんなに君を
信じてたのに
なぜ僕から
離れていったの
♪
久しぶりに聴いたブレバタ
ブレッド&バター
『マリエ』を初めて聴いたのは、テレビ埼玉の開局準備期間。試験放送の静止画面で流れてた。
すぐに局へ電話して、今の曲は誰の歌かを尋ねた。
『まりえ』という名の女の子と付き合ったことがある。
付き合うという以上に、幼なじみのような関係だった。
明るくて、丸顔で色白。
ソバカスだらけの子。
私にとっては、とても特別な娘。
視力が急激に低下し手術しなければならなくなった時、不安で泣いてた。
年老いた父の病気。
とても若かった母の急死。
まりえの笑顔の裏には、いつも悲しいことが一杯だった。
私にも子供の頃から色々あったので、お互い支え合った娘。
高校は同じ電車で通った。
日本橋の高島屋へ勤めた。
まりえはよく言っていた。
「あなたは私の自慢だから」
別の道を歩むことになっても、まりえはやはり特別な存在だった。
まりえの結婚式、表参道で行われた時、当時、長期出張していた鈴鹿から駆け付けた。
新幹線が遅延、ポツンとひとつだけ空いた私の席。
遅れて座った。
何も憶えていない。
祝福したのか、どうしたのか記憶にない。
帰りの電車がなくて鈴鹿には戻れず、名古屋駅前のホテルに宿泊。始発で鈴鹿寮に戻り、朝の点呼に滑り込んだ。
何しに行ったんだ?
祝福出来ない自分に自己嫌悪。
それから、まりえは私ら会津っぽの最も嫌いな地方へ引っ越して行った。
最後に会ったのはいつだろう。
どんな場末なところでも、ホッと一息着けたし、子供の頃に戻れた。
『幸せ』って、どんな状態だろう?
私には判らない。だから、「幸せかい?」って聞けない。
まッペ
元気でいるか?
寂しくないか?
今、楽しいかい?
ニィちょ より