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名古屋大学情報文化学部  根本逸平さん

2009-07-14 07:00:00 | 学生インタビュー

●日時 2009年3月23日 16:30~17:00
●場所 ドトールコーヒー 本山店
●インタビュアー 水谷 翔 (起業家育成塾)
 
●根本逸平(ねもと いっぺい)さん プロフィール

名古屋大学情報文化学部4年。
高校生の時に趣味で始めたデザインや
映像制作の経験を生かして、在学中に
WEBコンテンツの制作会社に勤務する。
また、名古屋大学の情報メディア教育
センターで働き様々なプロジェクトに参加。
2009年4月より大手広告代理店に就職する。

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今回の学生インタビューでは、大学の情報メディア機関で
働いたり、WEBコンテンツ制作の会社に勤務し活動の幅を
広げられてきた名古屋大学の根本逸平さんにインタビューを
させていただきました。
   
 
◆将来の夢について聞かせてください
 
そう大それたことでは無いですが、自分が得意な技術を生かして
人を感動させるものを作りたいと思っています。どのような表現や
方法で人は感動し、動くのかという視点を追求していきたいと
思っています。
 
高校生の頃から趣味として映像や紙媒体のデザインを行ってきま
した。大学ではそれらを生かして会社というフィールドで仕事として
させていただき、多くのことを勉強させていただきました。そして、
大手広告代理店の会社に内定をいただいたので、今後の自分の
思いとしては、会社で働くことを通じて、自分のスキルを磨いたり、
より高い技術を身につけていきたいと思っています。
 
 
◆今までどのようなことをされてきたのですか?
  
大学の先輩が創業されたWEBデザインの企画や制作を行う会社に
勤務していました。私が主にさせていただいていたことは、クライ
アント会社さんのWEBサイトを作りたいというご要望に対して、
企画や制作、デザインのご提案などでした。
  
会社で勤務させていただくことになったきっかけは、この会社で働い
ていた友人から声をかけてもらったことです。もう2年ほど前になり
ますが、自分の得意分野を生かせる場で働けることになり、とても
良い経験をさせていただきました。
  
大学では、マルチメディアを使って学内の情報配信を行っている
情報メディア教育センターというところで映像を作る仕事も行って
きました。名古屋大学の教授や研究者にインタビューをさせていた
だくことで、大学の広報に関するお手伝いをさせていただいたり、
教授の研究を動画で配信するお手伝いをさせていただきました。
普段の学生生活ではお会いすることのできない方々と接する
機会に恵まれ、貴重な体験をすることができました。
  
また情報メディア教育センターの取り組みに関連して、産学官が
連携して商店街を活性化させるプロジェクトにも参加しました。
このプロジェクトには情報工学の専門家の方やNPOを運営されて
いる方、商店街の方なども参加され、幅広い分野の方々と一緒に
お仕事をさせていただきました。また、総務省に対してのプレゼン
資料を作らせていただき、良い経験となりました。
 
 
◆映像やデザインの制作を行うようになったきっかけは何ですか?
  
高校1年生の時にパソコンを買い触るようになったことが原点だと
思います。最初はインターネットに夢中になりました。それから、
パソコンを使ってデザインをしたり映像を作ったり、WEBサイトを
作ったりすることに興味を持ち出して始めたことが今の活動に
繋がっていると思います。
  
高校の学校行事で、オープニングの映像を作ることになりました。
その時にFlashというソフトを使って自分でPVを作り、その映像を
講堂の大画面に流しました。その際、1000人近いお客さんから
ダイレクトな反応をもらい、これが本当に嬉しかったですね。
この時から映像を通じて、人に何かしらのメッセージを伝えたり、
感動してもらうことの楽しさを知りました。人を楽しませることが
でき、自分も満足することができるという。
  
自分の持っている技術、自分にしかできない技術でイベントや
企画の演出をバックアップすることが好きですね。ライブハウスや
クラブで自分が制作した映像が流れた時に、会場やお客さんが
盛り上がる姿を見ることが楽しいです。裏方的な感じがいいん
です(笑)。

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◆楽しかったことや辛かったことは何ですか?
  
楽しかったことというか嬉しかったことは、WEBの会社で働いて
いてまだ学生にも関わらず自分のアイデアや企画が通り実践させて
もらったことですね。会社を辞める時にお得意さんから「残念だ」と
言われましたが、仕事を通じて信頼関係が築けたことがとても
嬉しかったです。
  
辛かったことは、自分のスキル不足ということもあると思いますが、
人に仕事をふったり、教えたりすることが苦手で、後輩や次の世代の
人達を育てることに苦労しました。人に何かを教えることは本当に
難しいと思いました。これから大きな組織で働くことを考えると、どの
ようにこの問題をクリアしていくかが大きな課題だと思っています。
 
 
◆専門学校などに行かず大学に進学された理由はありましたか?
  
そうですね、4年制大学を卒業していないと先々にできないことが
あるのではないかという思いはありました。美大や芸大を考えて
いた時期もありましたが、特に専門的な勉強をしていたわけでも
無く、最終的に名古屋大学に入学することにしました。
  
情報文化学部は小さい学部ということもあり、何かアクションを
起こすと注目されました。大学では自分の活動をいろんな面から
支援していただき、挑戦したいことや目標の可能性を伸ばして
いただき、とてもありがたかったです。
  
  
◆就職活動はどのようにされましたか?
  
就活を受ける業界は最初からテレビ業界か広告業界に絞って
いました。行きたい業界があらかじめ決まっていたこともあり、
自分のペースで行うことができたと思いますが、インターン中に
出会った人が先に自分が行きたい会社の内定をもらっていて
羨ましいと思ったことはありました(笑)。
  
紆余曲折ののち、私も運良く3月にテレビ局、5月に広告代理店に
内定をいただくことができました。自分の今までやってきたことを
生かせ、また就職したいと思っていた会社だったので、内定が
決まった時は本当に嬉しかったです。
  
  
◆将来は起業や独立は考えられていますか?
  
起業ありきではありませんが、働く中で、実力が付き、人から
自分が求められるようになったら独立という選択肢を場合に
よっては取るかもしれません。これから働かせていただく会社の
事業と自分のやりたいことが非常に合致していると思っている
ので、働きながら専門性や得意な分野を伸ばしていきたいです。
ただ、ずっと同じ会社で働くとしても常に新しい可能性を考えて
いけるような人材になっていきたいとは思っています。 

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◆影響のあったことは何ですか?
 
最近、久しぶりに会った高校時代の友人から「本当に真剣に
やっていない人の言葉は何を言っても薄っぺらい」という言葉を
聞いた時は衝撃を受けました。普段はフランクに話したり、わいわい
したりしたりする友人達ですが、仕事の話になると、それぞれが
とても真剣になれるところがいいと思います。それぞれ大学も
違えば専攻も違い、今後の進路もばらばらですが、会うたびに
何かしらの刺激をもらえます。高校の時に、尊敬できる友人が
何人もできました。多感な時期に(今でも多感だと思いたいですが)
様々なバックグラウンドを持つ友人らと過ごせたことが今でも
大きな財産になっています。
 
 
◆夢や目標に向かって頑張っている人達に一言お願いします
  
まだまだそんなことを言える立場ではないと思いますが、私が
大切にしてる言葉や考え方があります。人からの受け売りの
部分も多いですが、短期的であれ、長期的であれ、今自分に
足りていないことは何かを分析し、冷静さと情熱を持って一つ一つ
やっていくことが大事だと思います。
  
例えば就活なら、面接を受ける前に、その会社はどんな人材を
求めていて、どんな事業をこれから目指すのか、ということを
あらかじめ調べ、面接に挑むことが大切だと思います。唯一の
正解は無いと思いますが、自分なりの仮説を立てておく姿勢が
重要かなと思います。
  
機会は平等にあると思うので、後悔しないように精一杯頑張って
いけば良いのではないかと思います。生きていればいいことは
たくさんあると思うので、失敗を恐れず、気負いしすぎないでやる
ことが一番大事なのかと思います。そう思えば夢や目標に
対して前向きになれるのではないでしょうか。
 
 
◆お忙しいところお話を聞かせていただきありがとうございました
 
 
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ご紹介者様へ
  
根本さんをご紹介いただいた名古屋大学の多賀千夏さんに
この場をお借りしてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
  
起業家育成塾 三潴 克彦(みつまかつひこ)
 
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大学生活で様々な活動に取り組まれた根本さんからは、将来を
見据えながらも、現実的で、着実に進まれている印象を受けました。
根本さんがおっしゃってくださった冷静さと情熱の両輪を持って進む
というお話はとても大切なことだと思いました。お忙しい中にも関わら
ずインタビューにお答えいただきありがとうございました。今後の
飛躍を願っております。
 
記事作成 水谷 翔(起業家育成塾)
  
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