●日時 2008年5月24日 10:00~11:00
●場所 名古屋駅 セントラルタワーズ スターバックス
●インタビュアー 水谷 翔 (起業家育成塾)
●大野佑馬さん プロフィール
名古屋の市内の中学、高校を経て、アメリカへ留学。
現在は、インディアナポリス大学4年生。ビジネスを
専攻し、将来の夢である途上国でのビジネス展開の
ため、ビジネスの場での同時通訳や翻訳業務などを
行ったり、数多くの途上国に足を運んでいる。
今回はアメリカのインディアナポリス大学でビジネスを
学び、途上国で起業を考えている大野佑馬さんに留学の
体験談や将来のビジョンを語っていただきました。
*上記の写真は大野さんがお手伝いをさせている(株)東洋
ライフサービスがカンボジアに井戸を作ったという時の写真。
◆現在最も力を入れていることは何ですか
将来、自分でビジネスをやりたいと思っていますので、今は
経営者の方々にお会いし、ビジネス面でのお話をお聞き
したり、様々な国に行き見聞を広めています。
ちょうど一年半ほど前にシンガポールに行ったのですが、
現地で素晴らしい出逢いがありました。東洋ライフサービス
という会社をされている奥野代表とお会いしたことです。
奥野代表は会社を通じてカンボジアに井戸を作られることを
されていたりと、代表の素晴らしい人柄に感動し、それ以降
多くのことをお手伝いさせていただき、学びの機会を与えて
いただきました。
具体的には自分のアメリカでの留学経験を生かして、奥野
代表の会社で、ビジネスミーティングの同時通訳や契約書の
翻訳などをさせていただきました。
奥野代表との出逢いにより、私の世界は広がり、多くのことを
学ばせていただきました。本当に感謝しています。
また、いろんな世界を見てみたい、様々な人に会いたいという
思いから、ここ一年ほどアジアの国々を中心に行きました。
シンガポールをはじめ、マレーシア、タイ、香港、マカオなどに
行きましたが、最も印象に残っていることは、これらの国々の
変化のスピードがすごく早いと感じたことです。
人も経済も建造物までも、あらゆるものは目まぐるしく動いて
いる印象を受けました。まさに「動」という字がふさわしい
国々でした。大きな衝撃を受けたと同時に、多くのことを
学ぶことができました。
本当に変化のスピードが早かったというマカオでの一枚。
◆ビジネスをやりたいと思ったきっかけは何だったのですか
なぜかはわからないのですが、小さい頃から就職して大企業で
働くというイメージが自分には無かったです。
父が自営業をしている影響があったのかもしれませんが、普通に
就職活動をして、働くということを考えていませんでした。
また、ここ一年半くらいの間に素晴らしい経営者の方々との
出逢いが多く、考え方や価値観に影響を受けたということも
大きな要因になると思います。
mixiなどのSNSを通じて出逢いのきっかけをいただいたり、
または、自分が行った場所で経営者の方々とお話をさせて
いただく中で、少しづつ思いが強くなっていったのではないかと
思います。
本当にすごいと思うのが、出逢いが出逢いを呼ぶというか、
一つ行動するといろんな世界が開いたという感じがしています。
それまでは漠然と、何かしたい、と頭の中で思っているだけで、
具体的に行動することはありませんでした。本を読んだり、
インターネットでビジネス関連の記事を読んだり、という
ぐらいでした。
◆なぜアメリカに留学をしようと思ったのですか
小さい頃から英語を話したいと思っていました。なんか英語を
話せるとカッコイイな、と単純に思っていたんです(笑)。
高校3年生の時に、いろいろ考えて、今がタイミングかなと
思い、アメリカの大学に進学を決めました。
英語を話したい思っていただけで、当時の自分の英語力はごく
平均的、行ってから相当、苦労しました(苦笑)。
大学での専攻はビジネスで、エコノミクスとファイナンスです。
当たり前と言えば、当たり前のことなのですが、海外の大学に
留学するということは、英語「を」学ぶのではなく、専門分野を
英語「で」学ぶわけですから、英語の勉強に加えて専門分野の
難しい用語や理論も全て英語ですから、行ってから本当に
大変でした。
最初の2年間ぐらいは、いろんなことに挑戦して、だんだんと
慣れて行きました。このぐらいの時はまだビジネスについて
深くは何も考えてなかったですね。
大学生活ではサッカー部に所属する大野さん。右側中央。
◆留学して最も勉強になったことは何ですか
留学をして最も勉強になったことは、自分から発言しないと
周りは何も反応してくれない、ということでした。
意見や考えを言葉で伝えないといけない、日本の沈黙という
文化が行って初めて体験として理解できました。
そういった意味も含め、アメリカに留学したことで日本を
外から見れる、ということも大きな収穫でした。文化、経済、
サービス、住居など、比較する対象が出来たので様々な
ことに気づきました。
また、アメリカの大学は学生は自分でローンなどを組んで
払っている人が多いと感じました。だから、大学で学ぶ
目的意識が明確になっている人が多く、授業中に寝ている
人もほとんどいません。
そして、アメリカの留学と様々な国々に行って思ったのは、
日本はある意味成熟している国という印象を受けました。
様々な見方があると思いますが、もし将来、日本で自分が望む
ライフスタイルを手に入れようと思うと、昇りエスカレーター
を全力で逆走しなければいけないような気がしました。
比較対象ができたことでいろんな見方、考え方を得ることが
できたと思っています。
◆起業、就職活動、働くことについてどう思いますか
一時期、大学を卒業してからの起業を考えていたのですが、
ある時に自分の甘さに気づかされました。
自分でビジネスプランをある程度構想して、すでに自らの
ビジネスで財を成している方にプランをお話させていただく
機会がありました。
でも、プロの目から見たら自分のプランなんで全然甘くて
自分が本当に無知だと思い知らされました。それからは
とにかく勉強するしかないと思いました。
働くことに関しては、自分の本当にやりたいことや自分の
得意分野などをもっと明確にしていきたいと思っています。
そして、自分が何のために働くのかという答えをしっかりと
探していきたいと思っています。
シンガポールでの出逢いを大切にし、今後に生かして
行きたい、と大野さんは話します。
◆将来の夢は何ですか
今はまだ漠然としている部分も多いのですが、途上国の
人たちに向けて、ビジネスチャンスを生める仕組みを
将来的には作りたいと思っています。
それが金銭的支援か人的支援かはまだわかりません。
それを行うためには、まず自分の経験と実績が無いと
話が始まりませんので、とにかくいろんなことに挑戦し、
勉強していきたいと思います。
◆夢に向かって頑張っている人達に一言お願いします
そんな大それたことを言える立場ではないですが、私の
経験上のことで、やはり行動することが大切だと思います。
頭の中だけで考えることは、本当に狭い世界になると思い
ます。ゴールが見えてくるのは行動してこそだと思います。
そして、目的をしっかり持って様々なことにチャレンジして
行けば、それが夢や目標に繋がっていくのではないかと
思います。
◆インタビューにお答えいただき、ありがとうございました
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大野さんのアメリカの留学体験や大学生についてのお話、
あるいは日本の学生が外から日本を見た場合の視点は
非常に多くの気づきを与えていただけました。
そして、様々な出逢いによって自らの世界が広がったと
話す大野さんのお話は聞いていてとても楽しくなりました。
出逢いを大切にされる大野さん、今後も起業に向けて
頑張っていていただきたい、と本当に思います。
インタビューお答えいただきありがとうございました。
今後の飛躍を願っています。
記事作成 水谷 翔 (起業家育成塾)
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