先日、住宅の耐震改修設計のため建築士が来宅した。
一階と二階の関連を広縁の天袋から調査するために、収納していた掛軸などを取り合えず広縁に出した。
調査が終わり、元に収納するに際し掛軸などの防虫剤を交換すべく開いたところ虫食い被害が発生していた。
防虫剤を交換したのは何年前であったろうか?
幅が三尺と大きい「松竹梅」「寅」に被害が及んでいたのは残念でならない。
特に「松竹梅」はおめでたい時に床の間に掛けなければならないのに、虫食い穴が点在しており表具し直さないとお見せする訳にはいかなくなってしまった。
今後は、少なくとも二年に一回は防虫剤を更新しようと思う。