ちょこっと鶴林寺

「播磨の法隆寺」と言われている加古川の鶴林寺に行って

きました。

駅前からバスも出ていますが天気もいいので徒歩でいくこ

とにしました。約３０分です。

黒田官兵衛の妻、光（てる）の生まれた街なんですね。

立派な門が見えてきました。鶴林寺は「刀田（とた）の太子

さん」と呼ばれ播磨を代表する天台宗の寺院。本堂と太子

堂が国宝、美術品などが文化財の指定を受けており、これ

らの宝物の充実度と歴史性、そして聖徳太子を祀っている

ことから、「播磨の法隆寺」とも称されているそうです。

では入っていきましょう。今日は、お釈迦様の誕生を祝う法

要（花まつり）で入山料が無料でした。

この仁王門は階上に座禅堂を持つ楼門形式。毎週日曜に

公開もされており釈迦如来像などの仏像を見ることができ

ますよ。

ツツジが見頃です。

さて、１３９７年建立の本堂です。美しい外観ですね。

平日ですが朝早くから沢山の方がお参りに来ていました。

内陣には立派な宮殿があり、６０年に一度開帳される５体の

秘仏がまつられています。

写真で紹介しますと薬師如来、日光・月光菩薩、持国天、多

聞天です（合掌）。

花御堂の誕生仏像におまいりし、甘茶をいただきました。

こちらは太子堂。宝珠をいただいた檜皮葺きの優美な県下

最古の建築です。内部は土・日、祝日に公開されています

が、本尊の仏像は見事に再現された壁画と共に、宝物館に

展示されています。

青空に朱塗りが映える三重塔。内部には大日如来が安置

されています。今回特別に公開されていました。

合掌。

広い境内には、まだまだ見るべきものが沢山ありますよ。

新薬師堂の薬師如来坐像。日光・月光菩薩に十二神将を

従えています。

佛足石に、

菩提樹。

そして、

沙羅樹。

いにしえの

鶴の林に散る花の

匂いを寄する

高砂の風

風薫るこの季節に、歴史散歩はいかがでしょうか。