京都ふれあい工房

精神に障害を持つ人たちが
それぞれの目標を持って作業や人との交流を行い
自分らしく生活をするための場所です。

嬉しいお客さん☆

2009-04-16 19:05:39 | スタッフのひとりごと♪
スタッフNのひとりごと


今日もメンバーたちと一緒に楽しくケーキを焼いていると、ふれあいサロンつばさに懐かしいお客さんが来られました



そう、彼女は京都ふれあい工房の元メンバーのTさん(仮名)です。久しぶりの再会で元気な笑顔を見せてくださっただけでなく、
彼女は最高のプレゼントを持ってサロンに来られたのです。

彼女は京都ふれあい工房に通所されていた頃は製菓の作業を中心に活躍をされていました。彼女が工房を卒業するきっかけになったのは製菓技術の向上、製菓での知識を深めるためであり、製菓に関するステップアップに向けて製菓の専門学校へ通うために工房を卒業されました。


その後、Tさんは製菓学校に入学され、通学されることになりました。



そして早二年が経ち・・・



彼女が今日、笑顔で私たちに見せてくれたものは「製菓学校の卒業証書」だったのです。


学校の卒業というのは、人によっては安易なこと、特別視することではないと思う方がおられるかもしれません。しかし私は彼女の学校の卒業というものは、本当に特別なものだと感じます。
障がいと向き合いつつ、自分の生活リズムを組み立てること、健康管理、家庭、様々なことに向きあい毎日学校に通うということがどれだけ大変なことだったか・・・
何度も挫折を考えられたのではないでしょうか。
しかしそれを乗り越えてきたこと、いまの現状、すべては彼女のがんばりの結果
だと私は思います。



そして彼女は現状に満足することなく、来月行われる製菓衛生士の試験に向け猛勉強中です。

そんな頑張り屋の彼女から私たちはとても大きな元気をいただきました。
彼女のことを応援してきた私たちにとってこの吉報は最高のプレゼントになりました。




日々私たちは色々なことを学びます。人を支援する仕事は、「人に元気を与える仕事」と思っている方がもしかしたらおられるかもしれません。それは間違いだとは思いませんが、わたしはそれ以上に「人から元気をもらえる仕事」だと思っています。

今日改めて、この仕事が好きだと実感しました






卒業証書




Tさん手作りのサクラモチ


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5 コメント

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もったいないお言葉… (仮名のT)
2009-04-16 22:52:07
本日、新しく生まれ変わったサロンに遊びにまいりました。
せっかくですので、去年果たせなかった「桜餅の差し入れ大作戦!」を実現すべく、昨夜夕食を摂り、一服してから入浴後にそそくさと材料の準備・仕込み・仕上げ・包装と一連の作業を終えて布団に入ったのが、何と午前2時半過ぎ
いつもは朝が苦手でひどいときは朝ご飯が午後4時過ぎになる事も当たり前なのに、今朝は午前6時半の起床で身支度をしてから久しぶりのお弁当作りをやってしまいました
今日は「奇跡の日」かもしれませんね(笑)

ともあれ、スタッフNさまのもったいない位のコメントを拝見して、号泣してしまいました
コメントの通り、私が本格的にお菓子の勉強を始めるきっかけになったのは、紛れもなくふれあい工房でのケーキ作りでした。
ある事によって心がヒートアップして壊れてしまい、何も出来なくなって、外に出るのが怖くてひきこもり、何度も「この世から自分の存在を消したい」と毎日泣いていた暗黒の時代を思えば、今この様に目標を持ち、複数の趣味の世界に没頭している自分がウソのようです。
「ふれあい」に体験入所をして、ケーキ作りに初めて取り組んだときは、料理も出来なくなり、包丁を持つのが怖い自分に果たして出来るのだろうか?との不安で一杯の中でスタートした事が、昨日のように思い出せます。
まさか、和菓子・洋菓子・パンを作るなんて当時の自分は想像もできませんでした。
でも、スタッフの皆さんのあたたかいサポートのおかげで、少しずつケーキ作りの楽しさに目覚める事ができました

そして数年が過ぎ、あるスタッフの方が、製菓学校の出身だと伺い、「ふれあいのために、私も学びたい!」と思うようになり、自分でも不思議なくらいに、入学の手続きに奔走し、入学をして学校に通い、レポートに打ち込み、技術の未熟さを思い知らされて、系列のお菓子・パン教室に通いながら、少しずつ成長する事ができました。
学校で知り合った友達がそれはそれは、勉強熱心で講義の後に先生に質問をしている姿を見たり、過去にも色んなパン教室で学んだ事や、日本でも有名なパティシエのお店でのお菓子教室に通っている話を聞くことで、私のお菓子作りへの情熱が強くなったのは、その友達の影響もあったと思います。彼女は私にとっての「プチ師匠」かもしれません(笑)

でも。でも。「ふれあい」に出会わなければ、今私はどんな人生を送っていたのか?もしかしたら、最悪の出来事を経験していたかもしれません…

本当に「ふれあい」での数年間は、「山あり谷あり。笑ったり、起こったり、泣いたり」色んな事がありましたが、私にとっては「宝物」です。

本当に感謝の気持ちで一杯です。なので、時々お礼の気持ちを込めて、まだまだ未熟ではありますが、手作りのお菓子を「毒味」して頂こうと思っています

今日帰宅後、学校から「試験対策講座」の問題集が届きました!いよいよ、本格的にウン十年ぶりの受験勉強に挑戦してまいります!!
このブログのコメントを読んで「勇気100%」を頂きました

本当にありがとうございました
今度は更に「良いお土産」を持って、伺いたいと思います。
スタッフやボランティアの皆さん、そしてメンバーの皆さん、間近に控えている最大イベント「WAKABAふぇすた」の晴天と大成功を心より祈っております。今年は参加出来ないのが残念ですが(試験の前日なので…)毎年のように楽しく賑やかに催されている事でしょう

長文のコメントに最後までお付き合い、ありがとうございました。
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仮名Tさま (スタッフN)
2009-05-22 00:39:23
受験勉強は順調ですか??
いよいよ明後日ですね。新型インフルエンザが流行っているようなので気をつけてください

京都ふれあい工房ではWAKABAフェスタは中止となりましたが、来月1日からオープンのカフェの準備でドタバタしつつも皆張り切っています
私たちも頑張りますのでT様もテストがんばってくださいね
まずは当日テスト会場にたどり着くこと!それができればばっちりだと思います心から応援しています
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とらたんさん、応援しています! (黒母)
2009-05-22 23:28:46
いよいよですね。しっかり勉強されてきたことだし、その実力を発揮できればだいじょうぶですよ。桜餅もごちそうさまでした。とてもおいしかったです
ふと、コメントを読んでいて、感じるものがありました。
今、ふれあいにいるみなさんもこれからどんな道を歩んで行かれるのか、…不運なことはあったかも知れないけど、不幸だと思うことなく、ご自分で選んだ道を納得して生きていってほしいなあ。

Nさん、ありがとう
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製菓衛生師試験 (仮名のT=とらたんです(^^ゞ)
2009-05-25 00:08:53
>Nさま
>黒母さま

あたたかいコメントありがとうございました
17日に事前の対策講義を9時から17時までみっちりと母校で(!)学んでまいりました。
膨大な学科でのポイントの解説資料を見ながら、先生方の「ここ出ますよー!ここ丸暗記ね!」とのマシンガントークに付いていくのに必死で、ヘロヘロになって帰宅してから、手探りの勉強をしながら「時間がないよー」と悲鳴を上げているその時、京都府よりがあり、「新型インフルエンザの影響により、6月以降に日程を延長します」との連絡を受けて、ホッとしています

WAKABAフェスタの延期や、私が所属しているママサンバンドのイベントも中止になるなど、何かと大変な時期ではありますが、無事6月のカフェが無事にオープンされることを願っております。

秋に延期予定のイベントは、微力ながらもお手伝いしようと思っていますので、決まりましたら何なりとお申し付け下さいませ

まず目指すのは国試の合格。と、免許登録後の免許証の取得までは気が抜けませんね
頑張ります

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とらたんさん (スタッフN)
2009-05-25 13:02:41
試験延期になったんですね!
その分ゆっくり勉強できるのを良かったとみるのか、勉強期間が延びて大変とみるのか・・・
個人的には良かったと思いたいので良かったことにしますね(笑)


それにしても何から何まで新型インフルエンザの影響はすごいですね

テスト終わるまでは気を抜けないと思いますが、引き続き応援させていただきますのでよろしくお願いします



黒母黒犬ママも投稿ありがとうございます
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