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試写会、ラブコメ、B級アクション、ゲイムービーが好き。

もうひとりの息子

2013-12-21 17:48:56 | movie
徴兵【LE FILS DE L'AUTRE/THE OTHER SON】

いまなお根深い対立が続くイスラエルとパレスチナの問題を背景に、それぞれの家族の間で子どもの取り違え事件が発生したら、という衝撃的な題材で描き出す感動の家族ドラマ『もうひとりの息子』です。

子どもの誕生から18年目にあまりにも残酷な事実を突きつけられた憎しみ合う2つの家族の動揺と、幾多の葛藤を重ねながら辿る選択への道のりをリアルな筆致で描き出す。監督は本作が長編3作目となるフランス人女性、ロレーヌ・レヴィ。2012年の東京国際映画祭では、みごとグランプリと最優秀監督賞の2冠に輝いた。
 
こちらが監督さん
「そして父になる」と観比べてみたかったけれど、いまだに見逃していて、いつになるかわからなくなったので、こちらだけとりあえず
アップ
      
          

         ≪こんなお話≫



テルアビブに暮らすフランス系イスラエル人家族の18歳になる息子ヨセフ。ある日、兵役検査で両親の実の子ではないことが判明する。18年前、湾岸戦争の混乱の中、病院で別の赤ん坊と取り違えられていたのだ。しかも相手は高い壁の向こうに暮らすパレスチナ人夫婦の息子ヤシンだった。最初は事実を受け止めきれず激しく動揺するヨセフとヤシン、そしてそれぞれの家族たちだったが…。



ヨセフの母で医師のオリットは、兵役検査での息子の血液型から実子ではないことを知る。
上司が事情を調査してくれ、その結果出産した病院が爆撃に遭った際に、保育器に入っていたふたりの男の子を取り違えていたことが判明する。
息子の生まれた病院で顔を合わせる二組の夫婦


テルアビブに住むヨセフの家族は陸軍大佐の父、フランス人で医師の母、そして妹の4人家族。


パレスチナ居住区に住むヤシンはフランスに住む叔母の元から学校に通っていて、元エンジニアの父は修理工と優しい母、兄妹の3人兄弟。



今までに見たことのある顔はヨセフの父『ベイビー・ラブ』でランベール・ウィルソンのパートナー役だったパスカル・エルベ



母親たちはどちらも早い段階でそれぞれ「自分の二人の息子」という考えを持つことができる。


けれど父たちにとってはなかなか難しかった。

男たちは無言でお互いを容認する。かっこよすぎ~~



18歳になっている息子たちは突然、自分の出自を問われ、アイデンティティーに悩むことになる。


徴兵を取り消されたヨセフは、それが陸軍大佐の父のコネだと思われ、友人たちにうらやましがられ、
けれどユダヤ人の母から生まれなければ、生まれながらのユダヤ人ではない、とラビに言われる。

ヤシンは大佐である生物学上の父とあまりにも似ているため、検問所の兵士の間で評判になる。
彼の兄はユダヤ人だったヤシンと口をきかなくなった。


息子たちがお互いのことを知ろうと行き来し始め
ヤシンはテルアビブの海岸でアイス売りのアルバイト、


ヨセフは危険を覚悟でパレスチナ地区の実父母の家を訪ねる。

(それを見てヤシンの兄の態度も変わる)

彼らふたりはそれぞれの家族を受け入れようとしている。



このような個人的な交流はしやすくなっているのだろうか…
これが国家となると別の次元になってしまうのか…


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