環太平洋大(中国・四国三連盟代表)が一時逆転を許すも、チャンスをものにして勝利し、4-2で法政大(東京六大学野球連盟代表)で破り、2年連続ベスト4に進出しました。環太平洋大は昨年も二回戦で、初戦となる慶應大に勝っています。東京六大学連盟の代表校が初戦で敗れたのは7度目ですが、2年連続で初戦敗退したのは初めてのことになります。
二回戦 第2試合
法政大 0 1 1 0 0 0 0 0 0|2
環太平洋大 1 0 0 0 3 0 0 0 x|4
環太平洋大は1回裏に安藤選手のタイムリー2ベースで1点先制。法政大は2回表に1点を還し、来年のドラフト候補の西山選手をマウンドから降ろし、3回表に向山選手のタイムリー2ベースで勝ち越しますが、5回裏に環太平洋大は志賀選手の同点タイムリー、仲村選手の勝ち越しタイムリーと法政大のエラーで3点を挙げ、逆転します。環太平洋大は5回から登板した4番手ピッチャーが法政大打線を抑えての勝利でした。
環太平洋大が2戦連続して接戦を制し、2年連続してのベスト4です。2015年、2016年はベスト8止まりですが、明治神宮大会では安定した強さを誇っています。
野球部出身の主な卒業生には次の方々がいます。
亀澤恭平(中日ドラゴンズ)
又吉克樹(中日ドラゴンズ)
松本直晃(埼玉西武ライオンズ)
尾中博俊(元・香川オリーブガイナーズ)
ちなみに、前監督は中嶋愛和さんで、中日ドラゴンズに所属していました。富士大=ライオンズと同じように、環太平洋大=ドラゴンズという感じなのでしょうか。
現在の環太平洋大の監督は就任5年目の野村昭彦さん。元広島東洋カープ監督の野村謙二郎さんの弟です。今回、野村監督は明治神宮大会に向けて、部員に国歌斉唱の練習を毎日させてきたそうです。開会式での国歌斉唱を振り返って、「先頭切って歌おうと言ってきた。明治神宮大会という日本の1年の最後にある伝統ある大会というのを伝えたくて。うちの生徒が一番上手かったでしょ」と言っています。
念願の全国優勝まであと2つです。