♬まつもとぉ～ まつもとぉ～ まつもとぉ～
「JR松本駅」に到着した列車から降りると流れる駅案内の自動放送です。
「信州を紹介します」のコーナー第2回は、JR松本駅です。
JR松本駅は、長野県松本市深志一丁目にある、JR東日本・JR中央本線の駅ではなくJR篠ノ井線およびアルピコ交通・上高地線のターミナル駅です。長野県の駅としてはJR長野駅の次に規模が大きいです。
駅の構造は、島式4面8線の地上駅で0・6・7番乗り場が切り欠きホームになおり、7番線はアルピコ交通が使用しています。
狩人の名曲「あずさ2号」でおなじみの、特急あずさの終着駅です（一部、1日1往復南小谷発着があります）。JR東海の運用しているJR名古屋駅発着の「特急ワイドビューしなの」がJR東日本管轄のJR長野駅まで運転しているのですが、JR東日本で運用している、特急あずさはJR長野駅までは運用されていません。
これは、東京都内までならば、JR長野駅では北陸新幹線がJR東京駅まで運用していますし、実はJR長野駅からJR東京駅までの所要時間とJR松本駅からJR東京駅までならば、北陸新幹線の方が早いということもありからです。これは、JR松本駅かJR長野駅経由で移動した場合でも、同じことになります。
話を元に戻して、JR松本駅。
2010年に駅舎が改築されたときからだと思うのですが、駅東口を「お城口」、駅西口を「アルプス口」と呼んでおり、構内の表示なども統一されています。ただ、「お城口」になってはいるものの、国宝・松本城をほぼ東口から直線では行くことはできません。真正面に見えているのは「美ヶ原」です。
個人的には、「アルプス口」も、アルプスも北・中央・南とありますので、せっかく、上高地を傘下に治めたのですから、「上高地口」でもいいのではなかと思ってはいます。
さて、そんなJR松本駅ですが、駅の列車到着時などの放送では、今や全国でも少なくなった、愛称「上野お〇さん」こと沢田敏子さんの自動放送を使用しており、列車の到着時には、「まつもとぉ～ まつもとぉ～ まつもとぉ～」という独特の放送を聞くことができます。
私的には子どもの頃から聞いていたので、まったく気にはしていませんでしたが、結構有名な自動放送であることを最近知りました。
沢田敏子さんは、日本の女性声優、ナレーターで、主な出演作に、「アルプスの少女ハイジ（ナレーション）」「眠れる森の美女（マレフィセント）」「エースをねらえ！（緑川蘭子）」「昆虫物語 みなしごハッチ 第2作（ナレーション）」「名探偵コナン 業火の向日葵（ウメノ）」などがあります。
吹き替えでは、「ミッション:インポッシブル（フジテレビ版、テレビ朝日版のマックス）」「シュレックシリーズ（リリアン王妃）」「大草原の小さな家（キャロラインの母）」など、多くの作品に出演されています。
駅の自動放送では、国鉄時代より、JR化後も引き続き2004年末までJR上野駅列車ホーム（5-17番線）での自動放送は長年にわたり使われていたこともあり、「上野おばさん」「上野型放送」として親しまれていました。
JR東日本管内ではJR酒々井駅、JR田浦駅、JRいわき駅、JR土気駅、JR桐生駅などでも使われていましたが、現在は使用されていません。ほかにも、JR東海名古屋駅（2012年9月8日まで）、JR西日本大阪駅（2001年頃まで）などの主要ターミナル駅でも使われていました。
現在では、JR松本駅のほかでは、JR信越線のJR長野駅の2駅でしか聞くことができないようです。
JR松本駅では当面このまま変更しないとのことです。聞いてみたいというは、ぜひともJR松本駅までお越しください。
今日も、私のブログにお越しいただいてありがとうございます。
今日がみなさんにとって、穏やかで優しい一日になりますように。そして、今日みなさんが、ふと笑顔になる瞬間、笑顔で過ごせるときがありますように。
どうぞ、お元気お過ごしください。また、明日、ここで、お会いしましょう。
