野球小僧

NHK 「プロフェッショナル 仕事の流儀」 / 少年の夢、リングの上へ~プロレスラー 内藤哲也

空前のプロレスブームです。数年前まで空席だらけだった会場は、どこも満席です。そのけん引となったのが新日本プロレスであり、ファンを呼び戻したのは、“百年に一人の逸材”棚橋弘至選手、“リングに金の雨を降らせる男”オカダ・カズチカ選手といった個性あふれるプロレスラーの登場です。

ですが、今、並みいる看板レスラーを抑え、ファンから圧倒的に支持されるプロレスラーが”制御不能のカリスマ”内藤哲也選手です。スポーツ紙などの記者が選ぶ「プロレス大賞」は2年連続MVP。ファンによる人気投票「プロレス総選挙」でも2連覇。グッズは飛ぶように売れ、所属プロレス団体のおよそ4割を占めるほどです。

そんな内藤選手が、今夜11月19日(月)、午後10時25分~午後11時10分にNHK総合にて「プロフェッショナル 仕事の流儀 少年の夢、リングの上へ~プロレスラー内藤哲也」として放送されてしまいます。

エース・棚橋選手ではなく、レインメーカー・オカダ選手でもなく、王様・鈴木みのる選手でもなく、酒飲み日本代表・矢野通選手でもなく・・・

ファンはそんな内藤選手をなぜ支持するのかということを、番組では探るべく、約2ヶ月に渡って密着取材をしています。

最近番組の作り方が変わってきたNHKですが、そうは言ってもプロレス自体を取り上げるのは珍しいことで、2018年3月8日「ごごナマ『気になる!?ブームの今むかし・プロレス大特集』」7月3日「ごごナマ『 おしゃべり日和「棚橋弘至、真壁刀義」』」、7月19日の「クローズアップ現代+ プロレス人気復活! “過去最高”の秘密」以来のことだと思います。

「プロフェッショナル 仕事の流儀」といえば、NHKの看板番組です。私は初期シリーズのDVDを持っていますが、仕事へのアプローチの仕方など、とても勉強になりますものがあります。

まあ、よくもそこへ内藤選手にスポットライトを与えようというNHKの企画力には恐れ入ります。

さて、今回の番組の副題に、「少年の夢、リングの上へ」とあるように、内藤選手がプロレス好きになったのは、子ども時代ですが、それは以前書きましたので・・・(https://blog.goo.ne.jp/full-count/e/24af2b196ca1604087ddf079572e09f4)。

人気絶頂の内藤選手ですが、かつてベビーフェイス(善玉)だったころはブーイングの嵐でした。元々、棚橋選手、中邑真輔選手がいて、次は内藤選手だと言われていた時代がありました。しかし、2012年1月にオカダ選手が帰国して、一気に抜いて行ってしまいました。そこから2015年までの3年間は、この状況がどうしたら覆えせるのか、わからないまま、なんとなくプロレスをしてました。

そして、2014年の1.4東京ドーム大会では、ファン投票によるメインイベンター降格という悔しさも味わいました。そんななか、2015年にメキシコへ渡ります。 

当時、すごく勢いのあった「ロス・インゴベルナブレス」というユニットに誘われたのが理由です。本家ロス・インゴがやっていたプロレスは、まわりの目を一切気にせず、自分たちが表現したいことをそのままリング上で表現するというスタイル。そのイキイキとした姿を見たときに、「せっかく海外に来たんだし、自分もまわりを気にせず、やりたいプロレスを表現してみよう」と思ったそうです。

つまり、それまでは、やりたいプロレスが出来ていませんでした。まわりの目を気にしながらプロレスをして、「今、これが求められてるから、こうしたらウケるだろう」と考えて、動きやマイクパフォーマンスをやっていました。ファンありきというか、いつもファンの反応を気にしながらプロレスをした結果、逆にウケないという悪循環に陥ってたんです。気持ちだけがカラ回りしていて、ファンがついてこなかったのです。 

それがメキシコで、本家ロス・インゴに混ざって気にせずにやってみたら、歓声も起きるし、ブーイングも起きる。そこにすごく充実感を感じたそうです。メキシコで本家ロス・インゴのスタイルに合わせて試合したときに、とにかく楽しくて楽しくて、どんどん前に出ていっちゃうんで、仲間に「内藤、トランキーロ!」ってよく言われてて、その言葉が頭にずっと残っていて、日本に帰ってきてから、ぽろっと出たのが内藤選手がよく口にする「トランキーロ」の始まりなんです。

そして、メキシコでプロレスの楽しさを再認識して、「これをメキシコだけで終わせるのはもったいない」と思い、「これを日本でもやってみよう。伝わらなかったら、もうプロレスラーとして終わるかも知れないけど、試してみよう」という覚悟で帰国しました。

 2015年の6月に帰国。10月に両国で棚橋選手と戦ったころからお客様の反応も変わってきます。やりたいようにやって、思っていることを言うようにしました。そうすると、自分の思いがファンに伝わるようになってきます。「表現の仕方、伝え方をちょっと変えただけで、こんなにも反応が違うのか」と思ったそうです。そのあと、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを結成して、日本で「プロレスが楽しいな」と感じるようになったそうです。

また、内藤選手といえば、会社批判だったり、オーナー批判だったりと、歯に衣着せない発言も注目されています。 

物事をはっきり言うことって、なかなか難しいです。言い方によっては、上の人に睨まれるかもしれないし、言ったからには責任を持ってやらなきゃいけないです。もちろんリスクはありますが、思っているだけじゃ、何も伝わらないです。

何事も「踏み出す勇気」こそ、共感してもらえる一番の方法です。口に出したり、行動で示すことです。迷っている人には、「伝えたいならリスクは恐れずに踏み出せよ」と。


コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
おーい、NHKさーん、何時からやるのよ~

ということで、夕方のビッグニュースの記者会見が始まりまして、おうやら、時間変更みたいなのですが。

このまま、オッサンの、いや、日産の記者会見を見続けるのかな。

今度は、経営の神様から脱税の神様へと。

大きな落胆はあるでしょうけど、まずは全容解明でしょうね。

トランキーロ、あっせんなよ。

ちゃんと、時間どおり放送してますね。
eco坊主
おはようございます。

LIJはどうしても好きになれない・・・
向こうも好いて欲しいと思っていないだろうけど(笑)

私のイチ押しは棚橋&オカダの夢のタッグ。
今月8人タッグで組むみたいだけど二人だけのタッグ見たい!
(悲哀満載の第三世代も好きだけどね・・自分を投影?)

>「伝えたいならリスクは恐れずに踏み出せよ」
↑これができない輩になっちゃいましたorz

TVは観ますよ~録画でね^^;
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