「1月下旬にナゴヤ球場で、松坂大輔投手の入団テストを行なう」という日がやってきました。入団テストには、森繁和監督や現場スタッフ、球団編成の幹部らが立ち会って実施されます。
昨年末のことですが、「本人は投げられる状態にある、ということは既に理解している」という話でした。福岡ソフトバンクホークスを退団後、米国で投球練習をしているVTRを球団として実際に見たそうなので、松坂選手はかなりいい状態であると、球団も把握しているということだと思います。
直接電話で本人と話をした西山代表は、「野球に対する真摯な姿勢だとか、もう一度一軍のマウンドで投げたいという熱い思いが伝わってきた。非常に好青年でした」と話していました。
テストに合格すれば、戦力として活躍してくれるということはもちろんでしょう、また、若いピッチャーに背中を見ていろんなものを吸収してもらう、そういう役割も期待していると思います。
うーん、実際のところはどうなのでしょう。ここでのテストには形式的なものであって、ある程度は合格ありきのテストになるような気がします。既に、沖縄で追試も可という話も出ているくらいですから。
よくあるパターンとして、春季キャンプなどで外国人選手や戦力外となっている選手をテストすることがありますが、きっちりと見極めるためのテスト期間が1週間くらいかかることがあります。春季キャンプ前の限られた時間で、しかもキャンプと違ってチーム首脳陣が付きっ切りという訳でもありませんから、1日か2日くらいでしょう。そこへピークを持っていくように調整するのもプロなのでしょうけど、「合否の判定は時間はかからないと思う」と西山代表が言ったことから、恐らくはスパッと決めちゃうのでしょう。もう、内定しているかも知れません。
仮にこのテストに合格すれば、すぐ契約して2月からの沖縄春季キャンプに参加することになりますが、キャンプスタートの2月1日に背番号も名前もちゃんと入ったドラゴンズのユニフォームを着ていたら、「やはり前から決まってたんた」ということになるでしょう。
ちなみに、スポニチでは、注目の背番号は99番ではないかとしており、今朝の中日スポーツにも99番と出ています。
どうでしょう? ここまでの(ヨコハマ・)ストーリーは完璧でしょう。
< 否定的意見 >
「正直、3年間まともに投げていなくて、年齢も来年38歳。球団が何を期待しているのか疑問ですが、松坂側から売り込んでくるということは、ようやくまともに投げられる状態になったからだと信じるしかありません。あまり気は進みませんが、ファンは待つしかないという事です。変な意味で期待を裏切ってほしいものです」
「松坂さんを入団させるなら、以下の事をクリアしてほしいです。まず、1年間ケガなく一軍。ストレート145km/h以上。20試合先発登板、8勝以上。ナゴヤドーム満員。これぐらいやらないと獲得に納得できませんよ。どうかお願いします。ムダな買い物になりませんように。若手の邪魔になりませんように」
「球団としては確かに、松坂投手が入団すれば観客動員の面では良いでしょうが、若手の育成の面では疑問符が付きます。とにかく来年の1月はいろんな意味で楽しみができました」
< 賛成意見 >
「松坂投手が入団したら、後輩の涌井秀章投手(千葉ロッテマリーンズからFA)もメジャー行きを断念して、来てくれたらいいのに。それなら納得できる。横浜高校の先発3枚、松坂、涌井、柳裕也投手で20勝はして欲しい。いや、小笠原慎之介投手を加えた“神奈川カルテット”で30勝以上だね」
「松坂投手のいる沖縄・北谷キャンプ。少しは盛り上がることと思います。後はナゴヤドームでもう一度あの躍動感を見せてほしい。そして初めて、『彼を獲っておいて良かった』となるように」
「松坂投手、私は大歓迎です。若手投手にもいい刺激になると思います。私はドラゴンズファンなので活躍を期待して応援しております。ナゴヤ球場でのテスト、見たいんですけど多分一般公開しないんでしょうかねえ」
「松坂投手の背番号20、見たいです。200勝達成できる環境はあります(現在通算164勝)。球団はぜひ獲得を!」
< こんな意見 >
「松坂投手をテストするなら、同じ元・ソフトバンクの大隣憲司投手をテストしてやってください。左腕だし先発でも谷間に使えそうです」
< 私の友人 >
「へーえっ、凄いね。でも、悪いけど松坂って知らないんだよね」(野球を知らない友人)