「ねぇ、今から晴れるよ」とは、2019年7月19日に公開された、新海誠監督による日本のアニメーション映画「天気の子」に出てくる天野陽菜のセリフです。
2021年6月。神津島で暮らす高校1年生、森嶋帆高(もりしまほだか)は家出し、東京にやって来た。しかし、家出中であり身分証を提示できないことからアルバイトに就けず、ネットカフェに泊まる日々が続いていた。
そこで、フェリーで知り合ったライターの須賀圭介(すがけいすけ)を訪ねる。圭介は姪の夏美(なつみ)と2人で雑誌に記事を寄稿する編集プロダクションを営んでいた。帆高は住み込み・食事付きの条件で働き始める。
その夏の関東は、異常気象により長期間にわたって雨の日が続き、その中、一時的な晴天を呼ぶ「100%の晴れ女」の都市伝説が流れていた。
帆高はある事件で天野陽菜(あまの ひな)という少女と出会う。彼女こそが「晴れ女」であり、祈ることで短時間、局地的だが確実に雲の晴れ間を作る能力を持っていた。
「ねぇ、今から晴れるよ」は、陽菜が帆高に違法な仕事から助けられた後、逃げ込んだ廃ビルの屋上で、陽菜が晴れを祈ると今まで雨が降り続いていた空が急に晴れるというシーンでのセリフです。
「天気の子」の設定舞台は、2021年の東京です。
新海監督は、2021年1月に、「『このままでは、いつか世界は大変なことになってしまう』そんな漠然とした不安を、実は皆、ずっと感じ続けていたような気がします。2019年夏、『天気の子』の物語を作った理由も、そんな暗い予感にすこしでも抵抗したかったからでした。そしていま(2021年1月)、我々の社会はあの頃には想像もしなかった困難の中にあります。『降り止まない雨の中になんとか光を見出そうとする』この物語が、2021 年の視聴者の方々にもすこしでも楽しんでいただけるのならば、それに勝る喜びはありません」とインタビューに答えています。
「天気の子」のサブタイトルとなっている「Weathering With You」の「weather」は、「天気」という意味だけではなく、「嵐や困難を切り抜ける」という意味もあり、「Weathering With You」とは、「厳しい天候や困難を一緒に乗り越えよう」という思いが込められているそうです。
まだまだ、先の見とおせない状況ではありますが、「Weathering With You」・・・「一緒にこの困難を乗り越えていこう」と思います。
「ねぇ、今から晴れるよ」
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