全日本プロレスは4月4日・後楽園ホールで開幕する、「2019 Champion Carnival (チャンピオン・カーニバル。略称;CC、俗称;チャンカー)」の出場選手(A・Bブロック分け)と全日程を発表しました。
CCは、1973年4月から全日本プロレスの創設者でもあるジャイアント馬場さんの「世界のチャンピオンを集めて雌雄を決したい」という構想の下に始まった、ヘビー級選手を中心としたシングルマッチによる総当たりリーグ戦(またはトーナメント戦)です。これがなければ、春は来ないとのことで「春の祭典」として毎年春に開催されています。
2018年大会は16人が参加し、Aブロックは開幕戦で前年度優勝の石川修司選手が火野裕士選手に、宮原健斗選手が鷹木信悟選手に敗れる波乱の幕開け。初出場の火野選手は4連勝と好スタートを切ったものの、その後連敗し、最後は火野選手との直接対決を制した宮原選手が優勝戦に進出。一方のBブロックは初出場の丸藤正道選手が最終戦で秋山準選手を下し優勝戦へ。優勝戦は丸藤選手が25分近い激闘を制し初優勝、宮原選手の持つ三冠王座への挑戦権を獲得しました。この丸藤 vs. 秋山、丸藤 vs. 宮原の試合は、なかなかの見ものでした。
今年はAブロックは実力者が揃っての激戦になりそうです。三冠ヘビー級王者の宮原選手を筆頭に2016年準優勝・ゼウス選手、2017年優勝・石川選手の3人が軸になるでしょう。ただ、ここで星の潰しあいがあるようならば、他の選手にもチャンスが出てくる可能性があります。
BブロックはMr.準優勝の諏訪魔選手とジョー・ドーリング選手の一騎打ちを予想します。ただ、野村直矢選手が年内の三冠ベルト奪取と最年少戴冠記録更新を見据え、挑戦を早期実現させるべくCC制覇を狙っています。3・19後楽園大会で三冠ベルト初挑戦を果たした野村選手は王者・宮原選手に敗れ、初挑戦・初戴冠にはなりませんでしたが、宮原選手に肉薄してベルトを狙えることを証明したといえるでしょう。ただ、過去3大会はいずれもリーグ戦敗退に終わっており、この2人からフォールを奪うようであれば、一気にCC優勝戦線へ躍り出ることも可能だと思います。
▽出場選手
【Aブロック】
宮原健斗 (6年連続6度目の出場/2018年準優勝/三冠ヘビー級王者)
ゼウス (6年連続6度目の出場/2016年準優勝)
石川修司 (3年連続3度目の出場/2017年優勝)
青柳優馬 (初出場/アジアタッグ王者)
崔領二 (4年連続4度目の出場)
真霜拳號 (2年ぶり4度目の出場)
ディラン・ジェイムス (2年連続2度目の出場)
ギアニー・ヴァレッタ (初出場)
岡林裕二 (7年ぶり2度目の出場/世界タッグ王者)
【Bブロック】
諏訪魔 (3年連続14度目の出場/2008年優勝/2006、2012、2015年準優勝)
野村直矢 (4年連続4度目の出場/アジアタッグ王者)
ジェイク・リー (2年ぶり3度目の出場)
ジョー・ドーリング (3年連続9度目の出場/2017年準優勝)
ヨシタツ (2年連続2度目の出場)
橋本大地 (2年ぶり2度目の出場)
サム・アドニス (初出場)
ジョエル・レッドマン (初来日初出場)
吉田隆司 (初出場/オープン・ザ・トライアングルゲート王者)
▽日程
4月 4日 【開幕戦】東京・後楽園ホール
4月 6日 千葉・木更津市民会館(中ホール)
4月 7日 愛知・名古屋国際会議場
4月 9日 島根・くにびきメッセ多目的ホール(松江)
4月10日 広島・JMSアステールプラザ 多目的スタジオ
4月11日 福岡・アクロス福岡 イベントホール
4月13日 大阪・エディオンアリーナ大阪 第2競技場
4月14日 大阪・エディオンアリーナ大阪 第2競技場
4月15日 石川・金沢流通会館
4月16日 静岡・アクトシティ浜松
4月17日 東京・新木場1stRING
4月20日 北海道・ホテルエミシア札幌(新札幌)
4月21日 北海道・ホテルエミシア札幌(新札幌)
4月23日 宮城・仙台PIT
4月24日 新潟・アオーレ長岡
4月25日 東京・後楽園ホール
4月28日 18:30 東京・後楽園ホール
4月29日 【優勝決定戦】東京・後楽園ホール
全日本プロレス、ぜひ見逃さないでください。
4月29日の後楽園ホールを観に行きたい…