-春夏秋冬。春に咲く花もあれば、冬にだって咲く花もある。- (中日スポーツ2011年8月3日紙面より)
一般的に10代半ばがピークと言われている女子体操です。
そこに、23歳で初めて日本代表に入り、初出場した世界選手権で「エレガンス賞」を受賞し、一躍注目された女子体操選手が田中理恵(日体大大学院)です。
父親は体操クラブも開いており、母親は元体操選手、兄も体操選手の和仁。さらに弟も佑典も同じ体操選手という体操一家です。
遅咲きのヒロインとも呼ばれています。
中学時代は全国大会で個人総合3位になっていました。
高校に入ってからは、ケガもあったり、体操よりもその他のことに興味があって、グレていたらしいです。
それでも近畿大会で個人総合優勝しています。
そして、大学入学当初も同じ。高校時代の延長の姿であったという。
ですが、大学に入り団体戦に出ることによって、変わったと言います。その環境が変えてくれたといいます。
「自分の怠け癖が怖かったです。『みんなこんなに練習するんだ』とか『仲間がいるからお互い頑張れるんだ』とか。自分がグレたりしたら周りも影響される」
どんなスポーツでも団体競技、チームでプレーする場合は、当然のことながら一人でやっているのではありません。
お互いに励ましあい、助け合いながら、競争し、強くなっていきます。
個人の失敗がチームの失敗になってしまいます。
チームでやるからには、誰か一人が手を抜くことにより、勝利をつかめません。
周りに迷惑をかけてしまいます。
練習のときから、普段の生活から見直していかなければなりません。
これが意識出来たことにより、彼女は変わったのだと思います。
人はそれぞれ花を咲かせる時期は違うものです。
ただ、その花を咲かせるまでの時間、困難に打ち勝っていかなければなりません。
また、その時間を大事に過ごさなければ、綺麗な花も咲かせられません。
-10代後半という春に咲く花が多い女子体操界。田中理恵とは冬に咲き誇る花。- (中日スポーツ2011年8月3日紙面より)
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