「片瀬江ノ島駅」もいいですが、ここへ来たからにはやっぱり「江ノ電」に乗りませんとね。とは言うものの、江ノ電は小田急電鉄の子会社であり、結局は小田急グループの電車に乗っていることになるのですが、それはそれ、これはこれですから。
路線としては神奈川県藤沢市南藤沢の藤沢駅から藤沢市片瀬海岸一丁目の江ノ島駅を経て鎌倉市御成町の鎌倉駅までの約10kmの短い路線で、歩こうと思えば全線歩けますが、それはそれで、これはこれですので。
1902年9月1日に藤沢駅~片瀬駅(現;江ノ島駅)間が開通し、1910年11月4日に全線が開通しています。
「江の島」などのいわゆる「湘南」地域をほぼ海岸と国道134号線に沿ったような形で路線が敷かれており、沿線にはかつて幕府があった鎌倉や寺社仏閣などの観光地が多くあります。
そもそも、江ノ電自体が特徴的で被写体になりやすいところから、鉄道ファンの方にはたまらない存在だったりするようです。ちなみに私はいわゆる鉄道ファンのどこの部族にも属さない、どこからどうみても一般的な乗降客の一人です。
そんなこんなで常に混雑していると思われる江ノ電ですが、普段の生活に利用している沿線の方々にとってはある意味、観光客などで江ノ電が混雑するのは「有難迷惑」なことなのかも知れません。利用者の減少に悩む全国のローカル線と異なり、混雑が問題になっている江ノ電は違う次元の悩みでしょう。
大型連休や夏休みシーズンともなれば国道は渋滞するわ、江ノ電も大混雑するわで生活に支障がでると想像します。私が住んでいれば家から出たくもないですし、江ノ電に乗ることもできなくなりそうで途方にくれてしまいそうです。
そこで江ノ電は沿線住民への施策として、2017年~2019年まで沿線住民向けに改札規制時における改札・構内への優先入場の社会実験を鎌倉市と行い、2023年にの大型連休期間には新型コロナウイルス感染以降としては初めてとなる4回目の社会実験を行っています。
結果としては前年度の2022年と比較し、4月29日~5月7日までの乗降人員数は少なく、「想定していた以上に人出は集中せず、人出が分散化されたのか、新型コロナウイルスの5類への移行前であったことも影響してか、4日のみ一時的に駅構内へ入場できず、改札外へ乗車待ちの列が生じた結果となった」ということで、優先入場した沿線住民の数は46人だったそうです。
それでも、優先入場に対する取り組みとしてはいいことだと思いますし、継続していってほしいと個人的には考えます。
さて、夏と言えば日本テレビ系で放送される「24時間テレビ 愛は地球を救う」が放送されています。
2005年8月27日に放送された「愛は地球を救う28」の中で放送されたのが、「小さな運転士 最後の夢」という実話ドラマが放送されています(私は観ていませんけど)。
この話は1998年11月11日に拡張型心筋症を患っていた当時16歳の少年が極楽寺駅近くの極楽寺検車区内で電車を運転したもの。実際にはボランティア団体を通じて実現したそうですが、少年は4日後の11月15日になくなっています。この放送後に江ノ電利用者が増加するまでに反響を呼んだそうです。それ以外でも何度かメディアで取り上げられているらしいです。
その後、2008年12月22日に「夢の続きとして扱ってください」と電車を運転した少年の家族宛に少年を電車の運転士を命ずる辞令書を手渡したそうです。
ほかにも江ノ電を題材とした作品はいろいろとあり、「ウルトラマンティガ」46話「いざ鎌倉!(怪獣が母親とはぐれ、鳴き声と酷似した江ノ電の警笛に呼び寄せられ鎌倉に上陸。その後江ノ島電鉄が車両を1編成提供し、警笛を発した江ノ電を上空に先導させることで怪獣を宇宙に返した)」などがあります。
ちなみに、江ノ島駅~腰越駅間は一般道路の中央に江ノ電軌道がとおっています。これがなかなか珍しい光景です。

本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
路線としては神奈川県藤沢市南藤沢の藤沢駅から藤沢市片瀬海岸一丁目の江ノ島駅を経て鎌倉市御成町の鎌倉駅までの約10kmの短い路線で、歩こうと思えば全線歩けますが、それはそれで、これはこれですので。
1902年9月1日に藤沢駅~片瀬駅(現;江ノ島駅)間が開通し、1910年11月4日に全線が開通しています。
「江の島」などのいわゆる「湘南」地域をほぼ海岸と国道134号線に沿ったような形で路線が敷かれており、沿線にはかつて幕府があった鎌倉や寺社仏閣などの観光地が多くあります。
そもそも、江ノ電自体が特徴的で被写体になりやすいところから、鉄道ファンの方にはたまらない存在だったりするようです。ちなみに私はいわゆる鉄道ファンのどこの部族にも属さない、どこからどうみても一般的な乗降客の一人です。
そんなこんなで常に混雑していると思われる江ノ電ですが、普段の生活に利用している沿線の方々にとってはある意味、観光客などで江ノ電が混雑するのは「有難迷惑」なことなのかも知れません。利用者の減少に悩む全国のローカル線と異なり、混雑が問題になっている江ノ電は違う次元の悩みでしょう。
大型連休や夏休みシーズンともなれば国道は渋滞するわ、江ノ電も大混雑するわで生活に支障がでると想像します。私が住んでいれば家から出たくもないですし、江ノ電に乗ることもできなくなりそうで途方にくれてしまいそうです。
そこで江ノ電は沿線住民への施策として、2017年~2019年まで沿線住民向けに改札規制時における改札・構内への優先入場の社会実験を鎌倉市と行い、2023年にの大型連休期間には新型コロナウイルス感染以降としては初めてとなる4回目の社会実験を行っています。
結果としては前年度の2022年と比較し、4月29日~5月7日までの乗降人員数は少なく、「想定していた以上に人出は集中せず、人出が分散化されたのか、新型コロナウイルスの5類への移行前であったことも影響してか、4日のみ一時的に駅構内へ入場できず、改札外へ乗車待ちの列が生じた結果となった」ということで、優先入場した沿線住民の数は46人だったそうです。
それでも、優先入場に対する取り組みとしてはいいことだと思いますし、継続していってほしいと個人的には考えます。
さて、夏と言えば日本テレビ系で放送される「24時間テレビ 愛は地球を救う」が放送されています。
2005年8月27日に放送された「愛は地球を救う28」の中で放送されたのが、「小さな運転士 最後の夢」という実話ドラマが放送されています(私は観ていませんけど)。
この話は1998年11月11日に拡張型心筋症を患っていた当時16歳の少年が極楽寺駅近くの極楽寺検車区内で電車を運転したもの。実際にはボランティア団体を通じて実現したそうですが、少年は4日後の11月15日になくなっています。この放送後に江ノ電利用者が増加するまでに反響を呼んだそうです。それ以外でも何度かメディアで取り上げられているらしいです。
その後、2008年12月22日に「夢の続きとして扱ってください」と電車を運転した少年の家族宛に少年を電車の運転士を命ずる辞令書を手渡したそうです。
ほかにも江ノ電を題材とした作品はいろいろとあり、「ウルトラマンティガ」46話「いざ鎌倉!(怪獣が母親とはぐれ、鳴き声と酷似した江ノ電の警笛に呼び寄せられ鎌倉に上陸。その後江ノ島電鉄が車両を1編成提供し、警笛を発した江ノ電を上空に先導させることで怪獣を宇宙に返した)」などがあります。
ちなみに、江ノ島駅~腰越駅間は一般道路の中央に江ノ電軌道がとおっています。これがなかなか珍しい光景です。

本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。