全国的に秋晴れだった昨日(22日)。「そうだ、高校野球を観に行こう」ということで、高校野球の秋季関東大会を、山梨県甲府市小瀬スポーツ公園にある山日YBS球場へ行ってきました。
目当ては、来秋ドラフト候補ピッチャーの横浜高･及川雅貴選手です。
「関東大会でも、平日の月曜日だから空いているでしょう」なんて甘い考えはダメでした。2124台という駐車場は第1試合開始の1時間ほど前にはほぼ満車。それでも、空きを見つけて駐車することに成功。しかし、この混雑ぶりは何かと球場内に入ってみて納得したのが、横浜高と対戦する相手が地元の甲府工業高であり、甲府工業高同窓会の方々の同窓会場にもなっていましたので。もう一つ、第3試合にも地元の山梨学院大付属高が出場ということもあります。
第2試合
この試合、横浜高の及川選手が1回裏の投球練習を始めると、三塁側の甲府工業高応援席から、スコアボードの球速表示に驚きの声が挙がります。失礼ながら、甲府工業高の先発ピッチャーは120km/h超えが最速。球速だけで勝敗を決めてはいけないでしょうけど、試合の行く末は見えていたように思いました。
が、面白いもので、甲府工業高が試合を優位に進めていきます。3回に2点を先行。ピッチャーも4回まで緩急をつけた投球で、横浜打線を2安打0点に抑えていました。
しかし、5回に横浜高が相手ミスなどで同点に追いつくと、6回には打線がつながり、2つのフォアボールを足がかりに作ったチャンスに中軸がそれぞれタイムリー2ベースを放ち、5点を加えて突き放し、8-2で下し、準々決勝進出を決めました。
横浜 ００００２５１００｜８
甲府工００２００００００｜２
プロ注目の及川選手は、序盤からストレートの約半数が145km/h超を記録し、8回を投げて9奪三振2失点でした。ただ、7四死球とリズムは良くはありませんでしたが、ストレートで押すピッチングは心地よいものでした。
第1試合
春日部共栄高(埼玉1位)がシーソーゲームの末に藤代高(茨城2位)を破り、準々決勝で横浜高と選抜切符を巡って対戦となりました。
共栄００４０００２０１｜７
藤代００１１２０２００｜６
第3試合
山梨学院大付属高(山梨2位)が前橋育英高(群馬1位)を7回コールドで破り、ベスト4一番乗りとともに、来春の選抜出場へ大きく前進しました。
前橋育英０１０００００｜１
山梨学院２２０３２０ｘ｜９（7回コールド）
どっぷりと日が暮れて、ナイターになったこの試合。寒さを忘れさせてくれたのが両校の応援です。前橋育英高は甲子園でも評価の高い吹奏楽部は、一方の山梨学院大付属高はマーチングバンドの強豪であり、どちらもメドレー形式でテンポよく演奏。思わぬ、ご褒美が聴けました。
