さて、2019年プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンDは10月17日に開催される予定です。昨年は根尾昂選手（大阪・大阪桐蔭高→中日ドラゴンズ）、藤原恭大選手（大阪・大阪桐蔭高→千葉ロッテマリーンズ）、小園海斗選手（兵庫・報徳学園高→広島東洋カープ）と高校生野手に大きな注目が集まりましたが、今年はピッチャーがドラフト1位で競合となりそうな感じです（前回の予想：https://blog.goo.ne.jp/full-count/e/13d2f1ac25696805e8d30299efc8ea0a）。
その筆頭候補が最速163km/hを誇る岩手・大船渡高の佐々木朗希選手、最速154km/hで夏の甲子園準優勝ピッチャー石川・星稜高の奥川恭伸選手、そして大学ナンバー1ピッチャーの呼び声高い明治大・森下暢仁選手の3人でしょう。競合覚悟でこの3人に何球団に入札するのかが見ものです。
また、あえて競合を避けて、他の選手を単独指名する球団も出てくるでしょう。岡山・創志学園高の西純矢選手、愛知・東邦高の石川昂弥選手、JFE西日本の河野竜生選手などが1位候補になると思われます。
■埼玉西武ライオンズ
森下暢仁 投手 明治大
■福岡ソフトバンクホークス
佐々木朗希 投手 大船渡高
■千葉ロッテマリーンズ
奥川恭伸 投手 星稜高
■東北楽天ゴールデンイーグルス
佐々木朗希 投手 大船渡高
■北海道日本ハムファイターズ
佐々木朗希 投手 大船渡高
■オリックスバファローズ
奥川恭伸 投手 星稜高
■読売ジャイアンツ
佐々木朗希 投手 大船渡高
■横浜DeNAベイスターズ
森下暢仁 投手 明治大
■広島東洋カープ
奥川恭伸 投手 星稜高
■阪神タイガース
奥川恭伸 投手 星稜高
■中日ドラゴンズ
奥川恭伸 投手 星稜高
■東京ヤクルトスワローズ
森下暢仁 投手 明治大
評価が分かれると思われるのが、佐々木選手でしょう。今までの様子から想像するに、まだ、身体の弱さがあり、即戦力とは言えないと考えられます。よって、育成に時間がかけられる余裕のある球団が手をあげてくると思います。ファイターズはすでに1位指名を公言していますが、他にホークスでしょう。また、イーグルスは地元ということであり、指名してくると考えます。微妙なのはジャイアンツだと思います。なんだかんだ言っても先発ピッチャーが手薄。よって即戦力ピッチャーが本音でしょうけど、人気面を考えて。佐々木選手に行くでしょう。
奥川選手は今年一番の人気になると思います。マリーンズ、バファローズは佐々木選手よりも即戦力としても期待ができる奥川選手を選んでくると思われます。我らがドラゴンズは準地元ですから欲しいところ。タイガースも“甲子園の星”を考えれば1位指名でしょう。微妙なのはカープ。意外と主力ピッチャーが高齢化してきており、若手が伸び悩んでいます。奥川選手か森下選手か。
即戦力として期待するのであれば、森下選手。ここのところ、大学生を上位指名しているライオンズ、ベイスターズ、それに“神宮の星”という意味でスワローズが有力だと思います。
ただ、佐々木選手、奥川選手はまだプロ野球志望届を提出していません（9月23日時点）。まさか、提出しないなんとことはないと思うのですが。
なお、提出の締め切りは10月3日となっています。
