野球小僧

京滋大学野球連盟

京滋大学野球連盟とは、京都と滋賀に所在の大学の硬式野球部で構成された大学野球リーグです。全日本大学野球連盟に所属しています。

2017年度秋季リーグは投打のかみ合った佛教大が6季ぶり52回目の優勝を果たしました。5勝をマークしてベストナインにも選ばれた殿城選手(三年・光泉高)が7試合に登板し、要所を締めるピッチングを見せました。安定した投球でチームを勝利に導いたのは木村匠(四年・福知山成美高)。先発・救援として役割を果たしました。攻撃陣では打率.400をマークした二番・松下選手(四年・奈良大付高)を筆頭に、最優秀選手の小邨選手(四年・上宮高)、ベストナインに輝いた坪倉選手(二年・近江高)が打線をけん引しました。

■所属リーグ 勝敗は2017年秋季リーグ戦
一部リーグ
 佛教大        12試合10勝  2敗 0分 勝点5
 京都学園大      12試合  8勝  4敗 0分 勝点4
 びわこ成蹊スポーツ大 12試合  8勝  4敗 0分 勝点3
 大谷大        10試合  4勝  6敗 0分 勝点2
 花園大        12試合  4勝  8敗 0分 勝点1
 京都教育大      10試合  0勝10敗 0分 勝点0

二部リーグ
 滋賀大        12試合11勝  0敗 1分 勝率1.000
 福知山公立大     12試合  9勝  2敗 1分 勝率.818
 滋賀県立大      12試合  7勝  5敗 0分 勝率.583
 京都工芸繊維大    10試合  6勝  5敗 1分 勝率.545
 京都外国語大     12試合  3勝  9敗 0分 勝率.250
 京都府立大      10試合  3勝  9敗 0分 勝率.250
 京都薬科大      12試合  1勝10敗 1分 勝率.091

リーグ優勝回数 2017年春季リーグ終了時点
一部リーグ
 52回 佛教大
 18回 京都産業大、京都教育大(旧:京都学芸大)
 15回 京都学園大
 12回 龍谷大
   9回 京都大
   4回 立命館大
   3回 京都薬科大、大谷大
   1回 花園大

二部リーグ
 21回 滋賀大
 17回 京都工芸繊維大
 16回 京都外国語大
 15回 京都府立大(旧:西京大)
 12回 大谷大
 11回 京都教育大
   7回 京都薬科大
   5回 成美大(旧:京都創成大、現:福知山公立大)
   4回 花園大
   3回 京都府立医科大
   2回 龍谷大、佛教大学、びわこ成蹊スポーツ大
   1回 京都産業大、京都学園大、京都大、滋賀県立大

かつて加盟していたことがある大学
関西大学野球連合時
 京都産業大(旧関西六大学野球連盟昇格経験組) 1982年のリーグ再編に伴い京滋リーグを脱退し、新関西六大学野球連盟に加盟
 龍谷大(旧関西六大学野球連盟昇格経験組) 1982年のリーグ再編に伴い京滋リーグを脱退し、新関西六大学野球連盟に加盟
 立命館大(旧関西六大学野球連盟からの降格組) 1982年のリーグ再編に伴い京滋リーグを脱退し、関西学生野球連盟に加盟
 京都大(旧関西六大学野球連盟からの降格組) 1982年のリーグ再編に伴い京滋リーグを脱退し、関西学生野球連盟に加盟

関西大学野球連合解体後
 滋賀県立短期大 1994年秋季限りで脱退
 京都府立医科大 1995年秋季限りで脱退
 成安造形大 1995年秋季に加盟するも翌1996年秋季限りで脱退

歴史
1928年に京都大学専門学校野球連盟から旧制大学が独立し、大谷大、京都府立医科大、京都帝国大、立命館大、龍谷大の5大学で京都五大学野球連盟を設立しました。
1930年に立命館大が3校対抗戦へ加わる形で関西四大学野球連盟(関西大、京都帝国大、同志社大、立命館大)へ移籍します。

1928年 京都五大学野球連盟が発足
1946年 学制改革が実施

近畿地区大学野球連盟期
戦後の学制改革による新制大学の誕生に伴い1947年には全国新制大学野球連盟が発足したが、後に京滋大学野球連盟に参加するチームは、当初は全国新制大学野球連盟内の近畿・中国・四国地区に含まれました。1950年には京都学芸大(現:京都教育大)の呼びかけで京都六大学野球連盟が設立、それが1952年の全日本大学野球連盟発足にともない移行し、1953年には全日本大学野球選手権大会の代表枠が近畿地区として独立したことで、近畿大学野球連盟と共に近畿地区大学野球連盟の配下に組み込まれました。なお1956年に滋賀大学が加盟したのを機に京滋大学野球連盟へ改称しています。

1947年 全国新制大学野球連盟が発足
1950年 京都六大学野球連盟が発足。同年をもって連盟発足とする。加盟校は京都学芸大(現:京都教育大)、京都工芸繊維大、西京大(現:京都府立大)、龍谷大、大谷大、京都薬科大

連合結成期
1952年 全国大学野球連盟と全国新制大学野球連盟が合併し全日本大学野球連盟が発足。京都六大学野球連盟は近畿・中国・四国地区に編入
1953年 全日本大学野球選手権大会の代表枠において、近畿地区が独立。近畿地区大学野球連盟の傘下に編入
1954年 京都学芸大が連盟代表としては初の全日本大学野球選手権大会に近畿地区代表として出場
1956年 滋賀大が加盟。名称を京滋大学野球連盟に改める
1959年 西京大が京都府立大に校名を変更して出場

関西連合期
関西六大学野球連盟(旧連盟)と合併し、関西大学野球連合を組織します。旧近畿地区の一員として下部を構成し、京滋大学野球連盟の優勝校は、関西六大学リーグとの入れ替え戦への代表決定戦に出場することになります。

1962年 近畿地区と関西六大学野球連盟が合併し関西大学野球連合を結成。旧近畿地区各連盟の3連盟は並列の形で下部を形成。京滋の優勝校は関大六大学リーグ最下位校との入れ替え戦に出場する為の代表決定戦に出場。同年秋に京都大が関西六大学リーグから降格して京滋リーグに所属
1963年 龍谷大が連盟代表として初の入れ替え戦を突破し、関西六大学リーグに昇格
1966年 京都学芸大が京都教育大に校名を変更して出場。
1967年 立命館大が関西六大学リーグから降格して京滋リーグに所属。秋には再び関西六大学リーグに昇格。京都産業大が加盟
1968年 立命館大が関西六大学リーグから降格して京滋リーグに所属。秋には再び関西六大学リーグに昇格
1969年 立命館大が関西六大学リーグから降格して京滋リーグに所属
1970年 佛教大が加盟
1971年 秋季に龍谷大が関西六大学リーグから降格して京滋リーグに所属。京都学園大が加盟
1973年 京都産業大が関西六大学リーグに昇格
1974年 京都産業大と立命館大が入れ替わり、京都産業大は京滋に降格。立命館大が関西六大学に昇格
1981年 秋季に立命館大と京都産業大が入れ替わり、立命館大は京滋に降格。京都産業大が関西六大学に昇格

連合解体・独立後
関西大学野球連合を解散。全日本大学野球選手権へ代表権に関しては京滋大学野球連盟として独立したが、連合解体直後から当面は、5リーグでの関西地区としての枠を争う形で割り当てられます。数年後には全国の再編成に伴い、関西地区各連盟と共に各連盟1代表の単独枠を獲得しました。

1982年 関西大学野球連合が解体。それまで下部を構成していた他の2連盟とともに下部組織から独立。同時に関西地区全体の再編が行なわれ、連合解散直後に京滋リーグに所属していた龍谷大、京都大、立命館大が脱退。また春秋の全国大会への代表枠は再編後の関西地区5連盟で1代表を争う形に変更
1983年 全日本大学野球選手権大会の関西地区の出場権が2つに確定
1989年 全日本大学野球選手権大会の関西地区の出場権が3つに拡大
1990年 佛教大学が連合解散後の連盟代表として初の全日本大学野球選手権大会に出場
1991年 全日本大学野球選手権大会の出場枠再編成に伴い単独出場権を獲得
1993年 花園大学が加盟
1994年 関西地区大学野球5リーグ対抗戦を開始
1995年 滋賀県立短期大が脱退、成安造形大が加盟
1996年 京都府立医科大が脱退、滋賀県立大が加盟
1997年 成安造形大が脱退
2003年 京都創成大が加盟
2004年 びわこ成蹊スポーツ大が加盟
2005年 秋季に行なわれる明治神宮野球大会において関西地区の代表枠が1校増の2枠に拡大

運営方法
加盟校数の関係から前シーズンの成績を基にした各部6校を基本に一部と二部に分けたブロック運営を行なっています。

対戦方法
春季と秋季にそれぞれリーグ戦を実施。また各シーズン終了後に各部の間で入れ替え戦を実施します。
一部:春秋共に2戦先勝方式の総当たりによる勝ち点制で、引き分けは再試合となります。
二部:春秋共に2回戦総当たりによる勝率制で、引き分けは再試合となります。

2戦先勝方式
同一の対戦校に対して先に2勝したチームがその相手校との対戦に勝利したとして対戦を終了します。1勝1敗の場合は第3戦を行い決着を付けます。

順位決定方法
勝ち点制:同一対戦校に勝ち越した場合に勝ち点1を獲得し、勝ち点が多い方が上位。勝ち点が同じ場合は全体の勝率比較によって順位を決定。勝ち点も勝率も同じ場合は、優劣の決定が必要な場合に限り決定戦を行ないます。決定戦の成績はリーグ戦の成績に加算しません。
勝率制:当該チームの全勝数を引き分け試合を除いた全試合数で割ったものです。その勝率が高いチームを上位とします。

入れ替え戦
各部のリーグ戦の終了後に上位リーグの最下位校と下位リーグの優勝校との間で対戦を組み、勝者チームを次シーズンの上位リーグの所属とします。敗者チームは次シーズンは下位リーグ所属となります。対戦方法は2戦先勝方式となっています。

試合会場
一部はわかさスタジアム京都はメイン会場として開幕戦、最終カード(主に佛教大と京都学園大の上位2校が対戦するケースが多い)、山城総合運動公園太陽ケ丘野球場、佛教大学園部キャンパス野球場、守山市民球場、草津グリーンスタジアム、また二部を含めて滋賀県立大学野球場、彦根市民球場、京都学園大学野球場を利用しています。

全国大会成績
 佛教大   全日本大学野球選手権大会 出場19回
       明治神宮大会       出場  5回:ベスト4 2回
 京都学園大 全日本大学野球選手権大会 出場  7回
       明治神宮大会       出場  1回
 京都教育大 全日本大学野球選手権大会 出場  2回
 花園大   全日本大学野球選手権大会 出場  1回


コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
いかんせん、京滋という地域名を知ったのは、ここ10年程の間のことでして、それまではまったく知りませんでした。

佛教大は有名で知っていましたが、ほかは???です。

ここの大学野球連盟は最初から頭にはなかったようです。というよりも、行きたくても無理だった・・・?
eco坊主
おはようございます(*Ü*)ノ"☀

京滋大学野球連盟っていうとどうしても関西学生連盟や関西六大学野球連盟の下部組織のように思えてしまうのですが・・・本当にごめんなさい。
でも降格ってありますよね!?


京都は好きなんで誤解しないでください。
滋賀県はあまり存じ上げません。
列挙されている大学も佛教大学と京都外国語大学くらいしかピンとこないですね。

京都といえば「京都府警科捜研 榊マリコ」ですね(笑)
今日が最終回です。
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