東京都調布市にある天台宗別格本山で正式名称は浮岳山昌楽院深大寺です。本日、2019年9月21日にテレビ東京系で放送される(予定)の「出没!アド街ック天国」(毎週土曜日21:00)で紹介されます。
前週のお店といい、今週の深大寺といい、まったくの偶然です。3回目はありませんので。
さて、TVなどで何回も目にしたことがあり、「私の行きたい、地球100000選」の一つの深大寺。奈良時代に法相宗の寺院として開かれましたが、その後、天台宗に改宗しました。敷地内には本堂、釈迦堂の他に4つのお堂があり、本尊は本堂にある阿弥陀三尊像、釈迦堂には東日本最古の国宝・釈迦如来像が安置されています。
深大寺境内やその周辺は自然が多く、ナンジャモンジャの木やシダレカツラの木など季節の植物を楽しむことができます。また、参道には店舗が立ち並び、昔の町並みを楽しみながら名物のそばや甘味を味わうこともできます。
ちなみに、調布は「ゲゲゲの鬼太郎」の生みの親、水木しげるさんが半生を過ごした街でもあります。山門前には「鬼太郎茶屋」があり、妖怪グッズが並ぶ「妖怪ショップ」、妖怪たちをモチーフにした甘味を味わえる「妖怪喫茶」、水木さんが描いた妖怪や妖怪日本地図などを展示した「妖怪ギャラリー」、「癒やしのデッキ」があります。
「鬼太郎茶屋」では、は鳥取県産の濃厚な牛乳を使用したカフェラテの「ゲゲゲラテ」など、水木さんの故郷、鳥取県の素材を使ったメニューが楽しめます。私はいただきませんでしたが・・・
なお、深大寺は厄除けとして知られていますが、開山の背景に恋物語があったとされ、縁結びの寺としても有名です。
深大寺という名前は水神の深沙大王に由来しており、733年(奈良時代、天平5年)に満功上人(まんくうしょうにん)が開山したといわれています。満功上人の父・福満さんはとある豪族の美しい娘と恋に落ちました。しかし、娘の両親の反対したことによって二人は仲をさかれ、娘はある湖の小島に隔離されてしまいました。そこで福満さんは深沙大王に祈願したところ、霊亀が現れ、彼を島へ連れて行きました。このことを知った娘の両親は二人の仲を許し、そして生まれたのが満功上人だそうです。上人はお父さんの深沙大王を祀ってほしいという願いによって出家し、法相宗を学び、733年に深大寺を建てたと伝えられているのです。
2005年から、深大寺周辺を舞台にした恋愛短編小説の全国公募が実施されており、「深大寺恋物語」のHPには(https://novel.chofu.com/)、「恋バナ」が掲載されています。