野球小僧

千の風になって / 新井満

「千の風になって」は、米国の「Do not stand at my grave and weep」という詩を日本語訳を歌詞とする歌です。

2001年に作家の新井満さんが原詩を日本語に訳し、曲を付け、2003年11月6日に「千の風になって a thousand winds」としてリリースした楽曲です。作詞は不明、日本語訳は新井満さん、作曲は新井満さん。ただし、この詩を日本語訳したのは新井満さんが初めてではなく、作家・編集者の南風椎(はえ しい)さんが1990年に「1000の風」という日本語タイトルで発表されています。

2006年に秋川雅史さんバージョンがリリースされ、第57回NHK紅白歌合戦へ出場したことによって、2007年に大ヒットしました。

原詩については諸説ありますが、米国メリーランド州ボルティモアのメアリー・フライさんとする説が有力と言われています。

お母さんを亡くして落ち込んでいた友人のために茶色の紙袋に書き綴ったものを、彼女の家族の友達がその詩をはがきに印刷して人々に送り、広く知られるようになったとされています。

Do not stand at my grave and weep,
I am not there; I do not sleep.
I am a thousand winds that blow,
I am the diamond glints on snow,
I am the sun on ripened grain,
I am the gentle autumn rain.
When you awaken in the morning’s hush
I am the swift uplifting rush
Of quiet birds in circling flight.
I am the soft starlight at night.
Do not stand at my grave and cry,
I am not there; I did not die.

♬私のお墓の前で 泣かないでください
 そこに私はいません 眠ってなんかいません
 千の風に 千の風になって
 あの大きな空を 吹きわたっています
 秋には光になって 畑にふりそそぐ
 冬はダイヤのように きらめく雪になる
 朝は鳥になって あなたえを目覚めさせる
 夜は星になって あなたを見守る

原詩の「I am a thousand winds that blow」から「千の風になって」のタイトルがつけられたそうです。また、日本語訳に「秋」「冬」「朝」「夜」はあるものの、「春」「夏」「昼」がないのは、原詩で韻(いん)を踏むためにそれらの言葉が使われているためとのことです。

先日、ちょっと悲しいというよりも、哀しいことがありました。

夕方にウォークマンで音楽を聴きながらウオーキングしているとき、偶然にもお墓の前で聞こえてきたのがこの楽曲。

場所と曲調と陽が沈むタイミングが重なり、私の心も一瞬、沈みかけました。

ちなみに、「千の風になって」は、亡くなった方が残っている方に、「私は死んでいない、風に光に星になって大空にいる」と伝える究極のラブソングです。

本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。

皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。

また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。

コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。

コメントありがとうございます。

歌は唄わずにウォーキングしていますが、ときどき心が無の境地になって、何を聞いていたのか覚えていないときもあります。

日本語の訳詞については、あれこれとあるようですが・・・。

秋川雅史さんバージョンがヒットしたので、いろいろな方が唄っていますよね。

私のウォークマンに入っているのが秋川雅史バージョンではなかったので、よかったのですが、秋川雅史バージョンだったら、そこでウォーキングを終了して空を見上げていたかも知れません。
eco坊主
おはようございます。

秋川雅史さんバージョンのみ知っています。
その前に訳詞された方がいるとは知りませんでした。
新井満さんは作曲家だとばかり思っておりました。

>先日、ちょっと悲しいというよりも、哀しいことがありました。
↑悲しいと哀しいの使い分けが妙ですね。流石です!

今日もありがとうございました。
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