先日、TVで「伝統の一戦」の早慶戦を観ました(チラ観でしたけど)。あまり大学野球をTVで観たことはありませんでしたが、この一戦はドラゴンズがドラフト指名した慶應・福谷と早稲田・杉山を観てみたい、出来れば直接対決を観てみたいというものでした(直接対決はなりませんでしたけど)。
ここでの「伝統」って一言で言えば「歴史」であり「足跡」でもあります。でも、それらが「伝統を守る」「伝統を伝える」という言葉に直結はしません。
「守る・伝える」基になる「伝統」は、そこでの「考え方・決まりごと・しきたり・行動」みたいなものでしょう。
ところで「伝統」とは何でしょうか?
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でんとう【伝統】
ある集団・社会において、歴史的に形成・蓄積され、世代をこえて受け継がれた精神的・文化的遺産や慣習。「民族の-」 「-を守る」
伝統の一戦は、歴史などの背景から長年のライバルである者(チーム)同士の勝負のことを指す。
主にスポーツの試合において使われることが多い。世界的に有名なものに「エル・クラシコ」と呼ばれる、サッカーのスペインリーグ、リーガ・エスパニョーラで、ライバルであるレアル・マドリードとFCバルセロナの試合がある。モータースポーツやサイクルスポーツにおいても歴史の長いレースに対して使うこともある。
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この「伝統」の中には良いこともあれば、悪いこともあります。
この「良いこと」を伝え、「悪いこと」は正して行くことが、伝統を伝えていく者たちの義務であるでしょう。それは単に押し付けたり、ましてや黙って去っていくということではダメです。伝えるために普段から教え、行動して、共に考えていなければならないと考えます。
そして「良いこと」を受け継いで行き、「悪いこと」は受け継がない。そして、その上で「新しい伝統」を創り上げていくのが次に引き継ぐ者たちの使命なんです。
でも、残念ながら受け継がずに「伝統を壊す」ということをしてしまう場面も見られるのですが。
時としては仕方がありません。ただ、新しい伝統をそこで創ればいいのですが、それがなければそこで終わってしまうのです。
連綿と受け継がれてきたものがそこで終わらせてしまうということは、それだけの覚悟と責任があることを承知しなければなりません。
「自分の後はどうでもいい」なんて生半可なことでは済まないのです。
ただ、伝統は守っていけば良いと言うものでは決してないのです。その時々に合った形にしていくことなのです。
それが伝統を守る・伝えるということではないでしょうか。
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まっくろくろすけ

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