浄土真宗以外の仏教では故人様をご自宅などに
ご安置された後に、枕団子(まくらだんご)と
枕飯(まくらめし)をお供えするという習慣があります。
無宗教の方でもご準備される方もいらっしゃいます。
枕団子は枕供(まくらぐ)ともいいい、故人様の枕元に
供えられます。
そのいわれは、釈尊の入滅を記したお経、
大般涅槃経(だいはつねはんぎょう)に
無辺菩薩(むへんぼさつ)が香飯(こうはん)を奏上
したにもかかわらず、釈尊は生前ついに
食されなかったので死後ただちに供えたと
記されています。
一般的には上新粉で作ります。
数は六道
(地獄・飢餓・畜生・修羅・人間・天上の六世界)
から6個が普通ですが
地域の風習や葬儀社によって異なります。
当社では枕机を設置させて頂く際
上新粉をサービスで差し上げています。
(作り方を記載している説明書きもお渡しします)
葬儀までお日にちが空く場合は、お客様に
なるべく毎日取り替えて頂くようお伝えます。
また取り替えた後のご飯とお団子は処分せずに、
枕机の下へラップ等にくるみ
置いて頂くようにしています。
故人様のために心をこめて準備して頂いたので、
ドライアイスの調整の際やご納棺の時に
故人様の胸元へ入れさせて頂きます。
葬儀の際にはもちろん祭壇へお供え致します。
また最近では最期のお別れの際、ご家族様に
お棺の中へ手向けて頂いております。
東京近郊では、葬儀の後自宅へ戻ってから
枕団子・枕飯で使用したお茶碗を割る習慣があります。
なるべく故人様が使用されていて割ってしまっても良い
小皿・ご飯茶碗を用意されるようお伝えしています。
(お箸はご飯と共にお棺へ入れます)
ただし割らずに使用する事にご抵抗がないお客様は、
そのままでもよろしいかと思います。
2005年頃からさまざまな理由により、
病院等から自宅へはご安置せずに、
火葬場内霊安室等の施設にご安置される
お客様が確実に増えています。
仮安置される式場によっては枕机が設置できる
場合もありますが、
堀ノ内斎場・代々幡斎場・落合斎場など
火葬場内霊安室では設置ができないので
枕団子・枕飯のお供えもできません。
その場合はご火葬のみのプランの場合は除きますが、
打ち合わせ等でご自宅へお伺いさせて頂く際に
「小皿」「ご飯茶碗」「お箸」
を預かり、葬儀用(祭壇用)に当社にてお団子と
ご飯を用意してお供えします。
多忙等の理由で当社自身で用意できない場合は
料理業者さんへ
協力して頂いておりますので感謝しています。
またご自宅ご安置の場合は
「ゆっくりとお別れができた」
と確実に感じ取られる方が多いと思いますが、
止むを得ず自宅以外のご安置を選択された場合は、
お式までの間可能な限り、
毎日でも出向き故人様に会って話しかけたり、
手を触れて頂く事をお薦めします。
面会時間等の規制もあり難しい場合も
あると存じますが・・・。
堀ノ内斎場・代々幡斎場や落合斎場などでの
火葬(直葬)や
家族葬から一般的なお葬式(葬儀)までサポート
東京都 杉並区にて40年以上の実績
葬儀社の有限会社福島屋
東京都 23区の区民葬 指定葬儀社です