事務所にて仕事をしていたところ隣のマンション側の壁から「トントン」
と言う音が聞こえた。
隣とのマンションの間には幅1.5メートル程の短い通路(都管理)があ
る為、何か工事でも?と思っていたが気になったので外に出た。
何と、当ビル配電盤(電機メータボックス)の配線鉄パイプと
取付金具にクチバシをはさんでしまい取れなくなってしまった
カラスがボックスの上で、もがき苦しんでいた。
心配してなのか2羽のカラスも近くの電線に止まって鳴いていた。
無理やり取ろうとして出血も見られた。
至急なんとか助けなくてはと思い、東京都動物愛護相談センターへ電話。
カラスは野鳥になるので東京都の管理課へ連絡との事。
管理課へ電話でレスキューのお願いをしたところ、やはり東京都では
いろいろ問題がありレスキュー(保護)は不可能の答え。
但し、民間にそのような業務を行っている会社があるという事なので
電話番号、名称をお聞きして早速電話。
(費用は自己負担しようと思っていました)
地域担当者からの電話待ちをしている間に、冷静になって考えてみた。
ねじを緩め、金具を外せば助けられる。
地下倉庫から脚立を運び、防護の為に消防団にて使用している
ヘルメット、防火合羽、長靴、手袋を装備。
社長と二人でレスキュー開始。
スパナでボルトを外し、金具を叩いて緩めたところ
クチバシが取れ羽ばたいて空へ。
心配してなのか家族だと思われる2羽のカラスも寄り添うように
同時に羽ばたいた。
その後、ボックス・パイプに付いた血液や糞を取り除いた。
いろいろとイタズラをするカラス。困ったこともあるが、
よーくみるとかわいい顔をしている。
都会に追いやったのは我々人間。
なかなか自然との調和は難しいが・・・。
なんとか助けられて良かったと思う。
もちろん民間会社の方には、お詫び申し上げ
無事助けられた事を伝えました。カラス君?の無事を祈る。
当社ホームページ http://www.fukushimaya.com