ボクの見たもの

ボクの見たもの、描くもの
by fukumaru55 (presented by taito)

カメラ紹介♪ flexaretⅥ berar80mm/f3.5

2008-05-22 06:57:51 | Flexaret VI (Belar80mm/f3.5)
flexaretⅥ berar80mm/f3.5 Velvia100
(EOS30D+OM ZUIKO 50mm/f2 MACROで複写)



これからの撮影テーマ〝集落スナップ〟を撮るには、ファインダーを上から覗き込むスタイルの方が撮りやすく、ここは念願の中判カメラを!
中判カメラは10年後の楽しみと心の奥底へしまった筈でしたが。。。買ってしまった

中判カメラで欲しかったのはローライフレックスとペンタックス67。
ペンタックス67は手持ちで上から覗き込んで撮影するのは辛そう。
それなら二眼レフとなりますが、ローライは高い
何かいい機種は無いかな~と、とりあえずヤフオクで相場チェックをすることにしたのですが、そこでひつとのカメラが目に止まりました。それがこのフレクサレット

今までノーマークだったチェコスロバキアのカメラ。でも、かつての東欧にありがちだった模造タイプではなく、その当時のチェコの工業技術をもってローライフレックスなどの西側カメラに敢然と立ち向かったカメラです(のようです。)
ネットを検索してみると評判は上々。何より、レンズの評価が高く、プラナーに迫るとか!?
それは言い過ぎとしても、これなら〝将来はローライ〟という欲求を打ち消し、このマニアックなカメラがボクの虚栄心をも満足させてくれるのではないかと思い、結局は購入してしまいました。

中判カメラにはプローニーフィルムを使う事になりますが、これは初!フィルムの装填も、巻き上げも、巻き取りも、全てが初体験でネットで皆さんの解説を読みながらドキドキのチャレンジでした!

さて、実際の撮影には慣れが必要で、上からファインダーを覗き込むと、そのマット面の大きさはとても気分がいいのですが、どうも垂直・水平が取りにくく、なかなかフレーミングが定まりません
露出計は付いていないので、単体露出計で測りながらの撮影。
自分に合っていると思ったのは、EV値を合わて絞りとSSを選んでいくこと!いつもEV値を意識して露出を考えていただけに、ボクの撮影スタイルにはとっても馴染みます

肝心の写りはといえば、仕上がりの結果はとにかくいい感じ。詳しくは分かりませんが、40年前のレンズとは思えない発色の良さ!シャープネスとコントラストも申し分なく、「もっと柔らかく古臭い描写でもいいのに!」と思うくらいのいい出来に仕上げてくれます。
前後のボケはもっと出るかな~と思ったらF5.6では思った以上に前後が造形されます。もっと絞り開放側で試したかったのですが、シャッタースピードが1/500までしかないので快晴のもとでの絞り開放撮影はとても無理
次回は日陰で開放撮影を試してみようかな!


これから自然、集落、ヒトをこのカメラで捉えていきたいと思います。



2008年5月購入 

カメラ紹介♪ PENTAX SP black

2008-05-18 07:05:46 | カメラ本体
PENTAX SP(シルバー)のレストアに取りかかる気になれず、M42レンズをEOSで使ってはいるものの、やはり何か物足りない
そんな時、転勤で引っ越す事に!
ご栄転と言う訳ではないけれど、前々から転勤の時には記念のカメラが欲しいと思っていたので、これを機にM42マウントのボディを買う事にしました。
候補はBessaflex TMとPENTAX SP。
ベッサTMは新しくて機能的には安心。SPはレストア途中のがあるからな~、と気持ちはベッサTMに傾きましたが、SPの質感・重量感と一度SPを手にした愛着から結局はSPに決定!

今回はジャンクではなく、状態のいい実用機で、手持ちのシルバーボディのSPが直ることを信じてブラックボディを購入。これもやっぱりヤフオクで!
モノクロでの試し撮り結果は、まあこんなものかな?と言うところで、シャッタースピードの再現性はいい感じ。けど、仕上がりのネガのコマ枠が少々荒れているのが気になるところ。モルトも劣化しているので交換しなきゃ!
使った感じとしては、同じ機械式のM-1に比べてやはりボディが大きく感じるのと、シャッター音が大きいです。ガシャッ!って感じ ファインダーもM-1に比べては暗いので、ピント合わせはやり難い
久々に露出計の針が活きているカメラを使いましたが、針が自分の意図と違う振れ方をするので正直邪魔!内臓露出計を使わずに単体露出計を基に撮影する事となりそうです。まっ、光の強弱が少なく安定した場所では露出計の値も当てになると思うので、そういう場所では針を信じて撮ってみようかな

いずれにしても、OMマウントとM42マウントのレンズが使える態勢が整い、これからそれぞれの特徴を活かした撮影を楽しんでいきたいと思っています。


視野率93%
2008年5月購入

カメラ紹介♪ PENTAX SP

2008-05-16 06:21:02 | カメラ本体
ZUIKOレンズ沼もほぼ落ち着いた頃、写真好き・カメラ好きのみなさんのサイトで目にするレンズが気になり始めました。
ニコン・Fマウント系のレンズと、M42マウントのレンズ。
ここでボディを買ったらまたまた沼だな~と思っていた頃、東京に出張へ!
この時、下見のつもりで訪れた秋葉原のジャンクカメラ屋がいけなかった
そこはM42マウントの代名詞PENTAX SPとTakumar55mm/F1.8の山が!
ほとんどがジャンクだからな~と躊躇したものの、いずれ老後は中古カメラをレストアしながら余生を送るのもいいかな!?とメチャクチャ先の生活設計
その時のための練習用として買っちゃおうと。。。変な理屈を付けて買ったのがこのカメラです。

SPは発売当時一世を風靡した機種で、今でも中古カメラを扱っている店ではたいがいショーケースの片隅に置いてあるほどです。構造的にも評価が高く、機械式カメラの中ではレストア練習機と位置付けられるほどとか!?
この機種の持病は低速シャッター機構が機能しなくなり、ミラーが下りなくなる事。ボクが買った物もその状態でした。
早速初レストア!持病回復のためには低速シャッター機構を取り外してベンジンで洗い、油を注せばOK!
このレストアを解説したサイトはたくさんあり、不自由なく組み立てまで完了しました。
さて、実写!シャッターはとっても快調
が。。。極度の後ピン 組み立ての際、どこかで間違ったのかな~
悔しいので再チャレンジ!しかし、これが裏目に出ました。。。
露出計からくる配線をブチッ
巻上げ部構造の組み立てがアレレ?
結局仮組みだけしてレストア休止
とりあえず、M42レンズはM42-EOSマウントアダプターを買って楽しんでいますが、やはりSPで使いたい。。。

悔しいのでまた再チャレンジの予定です


視野率93%
2007年7月購入

カメラ紹介♪ OLYMPUS 35DC F.ZUIKO40mm/f1.7

2008-05-14 06:22:07 | その他機材
小学生の頃、初めて自分で写真を撮ったカメラがこの35DC。
レンジファインダー機です。
このカメラでもっぱら鉄道写真を撮ってました!今で言うところの〝鉄ちゃん〟!?

実家に帰って父にこのカメラの行方を聞いたら・・・、「そんなの捨てたぞ!」 なんと思い出を大切にしない親でしょう

ならばと、またまたヤクオクで探す事に!
これはあっさりゲット 価格は3500円だったかな?
懐かしのレンジファインダーでのピント合わせを楽しみ、ZUIKOレンズのシャープな画像を楽しみ、それはそれで満足。
が。。。どうも無限遠が出ない!?
明るい場所では絞り込まれるため気にならないのですが、F8程度以下ではピントが効いていない様な?確かに無限端までヘリコイドが回らず粘っているような感触
「それなら、レストアしてみようかな!」と、ここで悪い癖が
技術も無いのにレストア情報サイトを参考にチャレンジ!
結果は散々。。。

現在まだレストア中、といいますか分解されたまま放置しています。
時間にゆとりが出たら再チャレンジする予定ですが。。。
今後の予定は未定なのでした


2006年12月購入

カメラ紹介♪ EOS620

2008-05-12 12:22:14 | カメラ本体
EOS650のシャッター幕に油が滲み、シャッターに粘りが出ていた頃、その行く末を案じて部品取り用に一台買っておこうと考えました。
ヤフオクでEOS650を検索するとジャンク品で1円から 実用機でも千円くらいから出品されています。愛機がこんなに安いとは悲しくなります
どうせ買うならパーツを共有している類似機種で、上位機種でも買っちゃおうかな~と欲が出ます
それで選んだのがEOS620。実用機として3000円。
しかし少々シャッターが不安定。まっ、部品取り用だから!と自分を言い聞かせはしたものの・・・、やはりちゃんと使いたくなるもので。。。
結局、CANONでオーバーホール その費用8000円

状態はオーバーホールした訳ですからすこぶる快調!
愛機EOS650の上位機種らしく、鋭いシャッター音が心地良く響きます。
650と620とで違った性格のフィルムを入れて撮影を楽しむという事も出来ますし、これはこれで買ってよかったな~と満足

ただ、後で知ったのですが、650と620とではシャッター幕の構造が違うとのこと。当初の目的であった部品共用はあっさり不可能となったのでした


視野率94%
2006年9月購入

カメラ紹介♪ OLYMPUS M-1

2008-05-10 06:54:56 | カメラ本体
子供の頃に惹かれたカメラはいくつかあります。
CANON A-1、AE-1
OLYMPUS OM-1、OM-2、OM-10
カタログを見ながら夢を描いてました。
この中でもOM-1は機械式の完全マニュアルカメラということで敷居が高く、子供としてはプログラム機能で撮れるカメラの方が身分相応なんだろうな~と思ってました。

EOS30Dを買って、再び写真の世界にのめり込むようになって、ふとヤフオクで目にしたOM-1、1万円!? かつての名機がこんなにも安いものか
でも、マニュアルで撮れるだろうかと心配はしたものの、EOS30Dで露出を確認しながらなら撮れるかも。そんな言い訳を自分の中でしながら購入を決意

しかし、かなり年代モノのカメラだけに状態のいいモノがなかなか無い。目に止まったのがM-1。はて!?
このカメラの発売当初(1973年)、M-1として売り出したところ、ライカから名称が似通っているとしてクレームが付きOM-1に改称。当初の数千台だけがM-1として流通したとか!そのためプレミア価格が付き少々高い。でもその分、レストアされた状態のいいモノが多いようで、別にコレクターではないのですが、状態がいいのならとこのM-1を購入しました。

購入当初は内臓露出計を頼りに撮っていましたがどうも上手くいかず しばらくは自宅待機
でも、単体露出計を使ったマニュアル撮影をするようになってからは苦にせず扱えるようになり、何よりマウント部にシャッターダイヤルが付いているのがとても使いやすく、今ではメイン機の座を占めています。
現在は内臓露出計の針が振れなくなってしまいましたが、逆にそれに惑わされる事無く、単体露出計を基にした自分の露出感で撮る事が出来ていいかも

このカメラを使っていてつくづく思うのは、写真は絞り、シャッタースピード、ピントの三要素が重要であり、それだけを確実に実行してくれれば、カメラの機能としては十分だな~と
それも、三要素の内、カメラ本体が担うのはシャッタースピードだけですから、確実にスピードを実行して、クリアーなファインダーで像を捉える事ができて、フィルムの遮光性があれば、カメラ本体は何を使っても同じなんだな~と思えるようにもなりました。
勿論、カッコ良さが一番重要ではありますが


視野率97%
2006年8月購入

カメラ紹介♪ EOS30D

2008-05-09 06:19:01 | カメラ本体
EOS650から次の新しいカメラが欲しいな~と思い始めた頃、世の中がフィルムからデジタルへ移行し始め、デジタルの画素数競争と高価な価格帯に唖然。
しばらくは様子見しながら、なんとなく写真から離れていきました

画素数競争が落ち着き始め、良い画質のコンパクトカメラが手頃な値段で買えるようになり、しばらくはコンデジで遊んでいましたが、やはり気持ちはデジタル一眼レフへ
折しもEOS20Dの後継機が発売され、仕事のストレス発散やblogを始めた事も相まって、一念発起で購入!それがEOS30Dでした。

EOSの基本コンセプトはそのままで、デジタル特有の操作系もシンプルにまとめられており、初代EOSを使っていた身からするととっても扱いやすく、他のメーカーは目に入りませんでした。

30Dを買った後、矢継ぎ早にKISSや40Dが発売されましたが、これ以上機能が向上したところで新機種を追いかけながら買う気にはなれず、APS-Cのデジタルはこれが最後かな~と思っています。ただ、ラチチュードが劇的に改善されれば別ですけど!
電子機器の塊のデジタル一眼がいつまで長持ちするかは未知の世界。初代EOSの20年までとは行かないまでも、長持ちしてもらいたいものです。


そうそう、最近はこれにマウントアダプターを付けて、OMレンズとM42レンズで撮ることがほとんど!色々なマウントのレンズをアダプターを介して使える点からもEOSは楽しめます


視野率95%
2006年5月購入

カメラ紹介♪ EOS650

2008-05-08 17:23:15 | カメラ本体
ボクが初めて買った一眼レフ。
大学2年生の時、子供の頃からの夢だった一眼レフを買おうとカメラ屋さんへ!
手には「頭金なしOK」の文字が躍る特売チラシを持って 人生初のローンを組んで購入した記念すべきボクの1号機です。

当時は既にオートフォーカス全盛期で、次から次へと新機種が発表された頃。今のデジタル一眼レフが次々に発売される状況とよく似ています。
この頃の主流はペンタ部にストロボを内蔵したタイプ。でも、ボクはこのタイプが苦手!というか、子供の頃の憧れはOLYMPUS OM-1。なので、ペンタ部がスッキリしているのがいいな~と探していると、既にモデルチェンジして型遅れにはなっているけど、ペンタ部にストロボが無いモデルを発見!しかも、値段も安くダブルズーム
それがEOS650なのでした。
これがCANONのEOSシリーズ一号機なのだとは後から知りました。

あれから20年。
友達との旅行から、父と母、姉の結婚式、ボクの新婚旅行、ごく普通の家族の風景、愛犬などなど、いろいろな思い出を記録し続けたカメラです。

でも、初期のEOSの持病として、シャッター幕に油分が滲んできて粘りが出る症状が出てきてしまい、一年前にシャッター幕を交換。この症状はCANONも認識していて、リコールは認めませんが、製造を終了して久しいこの機種の部品をストックして修理に対応してくれています。
それ以外は使用上全く問題なく、使用頻度は減りましたが、いまだに現役で十分活躍可能です!20年間手に馴染んだグリップは「ある一定レベルの絵は間違いなく撮れる」と安心感を与えてくれます。

購入した時のセットのレンズはどちらも壊してしまい、写真に写っているレンズを後から購入して使ってました。
一本は、TAMRON28-200mm。〝高倍率レンズのタムロン〟を印象付けたレンズです。今でも使えます。
もう一本は、SIGMA21-35mm。〝広角のシグマ〟を印象付けたレンズです。モーターが時々ウィウィいいながら誤作動しますが、使えない事はないので持っています。

ボクの全てのカメラ機材の中で一番付き合いが長いので、ついつい話が長くなってしまいます


視野率94%
1989年購入