日本と枢軸国だったドイツへは原爆が投下されていませんが、そのドイツは制空と制海権を連合国側に奪われ、ノルマンディーで最後の抵抗をみせたものの、それが突破されてしまってからは一気に攻め込まれました。1000RT:【被爆75年】原爆投下「必要なかった」、米紙に歴史家らが寄稿https://t.co/6ysgSV3OLV
— ライブドアニュース (@livedoornews) August 6, 2020
「米国は核時代の幕を開ける必要はなかった」と題し、当時の大統領が原爆を使わずとも日本が近く降伏すると認識していたとした。
そこから考えれば、日本も制空と制海権を連合国側に奪われた時点で殆ど勝負あった訳です。況してやドイツの様に綿密な計算によって動き出した戦略ではなく、日露戦争に勝ったことを鵜呑みにし且つ半ば希望的観測の域の儘に突入してしまったのですから、そこを見破られ押さえられてしまった時点で終わっていた訳です。
しかも原爆投下の直後にソビエト連邦が対日宣戦を布告してきた訳ですから、仮に原爆投下がなかったとしても国力も海外の戦地で戦う為の兵士も戦力も底をついた日本には到底勝ち目がなかった訳です。
それでもアメリカが原爆を開発し実験に成功し、それを実際に日本に投下したというのは、おそらく真珠湾で多くの仲間を奇襲攻撃で失ったことへの報復だったのではないかと思います。
ドイツへのアメリカの参戦はヨーロッパ各国がドイツの進軍に打つ手がなくなって助っ人として依頼された訳であり、勿論その戦いでは多くの仲間を失いましたが、原爆投下までの感情には至らなかったのではないでしょうか。況してやドイツは日本とは違い大陸の中にあり、そこへ原爆を落とせば周辺国へ多大な影響が出てしまいます。さすがにそれは連合国側の一員としてはできなかったのではないでしょうか。
そんな中で日本に原爆を投下したというのは、
❶真珠湾への奇襲により多くの仲間を失ったことへの報復感情。
❷日本は島国であり原爆を落としても周辺国への影響はない。
❸実験には成功したものの、実際に人に対して用いた際の詳細なデータがない(から取れる絶好の機会だ)。現実にデータを持っているのはアメリカだけ。
❹日本軍が細菌兵器の開発に尖っていたことを掴んでいて、原子爆弾と細菌兵器の使い道を戦後の課題にしたいという考えがあった。
とすれば、原爆投下の選択は十分にあったと思います。
勿論、原爆という凶器を用いたことへの問題はありますが、そもそも資源が乏しいのに日本が浮ついた気持ちだけで戦いに踏み切ったことへのアメリカの怒りだった訳ですから一概にアメリカだけが悪いとはいえないでしょう🙄。