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斯く語りき

思ったこと、感じたことを書いています。

相手もタダの【素人集団】ではありませんからね・①

2017-11-12 23:45:00 | 社会部
架空請求、メールからはがきへ 詐欺の手口アナログ回帰

これは私の“下衆の勘繰り”になりますが、こうした手法を使いだしたのは相手側にも法律や社会の流れ、警察や金融機関などの対策(動き)を悉に見聞し研究している輩が存在していると考えます。これがタダの素人犯罪集団であれば、とっくの昔に犯罪そのものが成り立たなくなり消滅していたことでしょう。それが未だに且つ更に巧妙になってきているのですから、そこには【指南役】が介在していて当然だと考えます。

これだけ警察が対策を施しているのに何故オレオレ詐欺が減らないのか。

巷の人々は普通に其の様に思うでしょう。警察も手を拱いている訳ではありませんから対策を施しています。金融機関も営業時間であれば毎日、利用者が犯罪に巻き込まれないように巡回や声掛けを行っています。然し乍ら、それでも犯罪は減りません。

片や犯罪防止に力を注いでも、もう片方で犯罪に染まる人たちがいる現実に対しては何もしていません。だからいつまでも同じことが繰り返される訳です。

例えば警察に勤めていた人間が犯罪を起こして懲戒免職になったとしましょう。勿論、それは犯罪を起こした当人が悪いのですから自業自得であり当然の報いです。然し乍ら、いざ刑罰を受けて償い社会に復帰しても仕事に就くのは容易ではありません。

仕事をしなければ生きていけませんから何かしら始めなければなりませんが、真っ当な仕事を探すのは至難の業でしょう。

とはいえ、何もしなければ野垂れ死にが待ち受けています。当然のことながら焦りも出てきます。

そんな瀬戸際の中で手っ取り早く稼ぎになる仕事となれば、警察に勤めていた頃に培った『知識』です。今まで市民の安全を守る為に知り得た知識を真逆のベクトルに使うのです。

犯罪集団にとって裏側を知る人間の存在は大きいです。裏側を知っている人間が仲間に加われば相手の防御を壊すことができるのですから是が非でも欲しいと思うでしょう。

折しも世間ではオレオレ詐欺が相変わらず続いている。真っ当な仕事に就けないのであれば再び犯罪の道に走るしかない。そんな心境の中に犯罪集団からの誘いが来たら……。

断っておきますが、必ずしも警察で犯罪をした全ての人間がそうなるとは思っていません。しっかり罪を償い社会に復帰した人たちも大勢いると思っていますし、滅多なことでは再び犯罪の道に走らないと思っています


~②に続く~